食卓
相変わらず私はネットサーフィンで時間をつぶしていた。
”もし本当に料理をするなら、、、”とか”料理人が無自覚でしていること、、、”などのいかにも料理の極意が詰まってそうなものを見あさり、何にも変化のない自分のまま時間が過ぎていった。
こんな自分が嫌いだ。
コンスタンチナスのあの言葉も気が付いた時にはネットミームになっていた。
正直、、こんなことで落ち込んでしまう自分が情けないし、、、恥ずかしい。
スマホを見てて寝落ちしそうになった時、、”ご飯だよー”という姉の声が聞こえた。
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”サ イ ア ク だ!”と思った。
食卓には父と母がそろっている。
母「早く座りなさい、、みんな待ってるでしょう?」
「は、い、、」
情けない返事に聞こえただろう。なんで私はいつもこう、、、
姉「ほらほらぁ!今日のご飯はあられの好きなカレーじゃん♪」
姉は平常運転だった。
「いただきます!」
ご飯の味が分からない、、、
あれ、、何で、、、
、、、脂汗が止まらない、異様に目まぐるしい
いつもは両親は仕事でどっちかしかいないから何とか耐えられたはずの時間も、、
、、こんなに長いなんて
「もう、、、お腹いっぱい、、、」
母「あら?そう?じゃあしょうがないわねぇ。もう食器片づけちゃいなさい」
自分の部屋に戻るまで息ができなかった。