表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

食卓


相変わらず私はネットサーフィンで時間をつぶしていた。

”もし本当に料理をするなら、、、”とか”料理人が無自覚でしていること、、、”などのいかにも料理の極意が詰まってそうなものを見あさり、何にも変化のない自分のまま時間が過ぎていった。


こんな自分が嫌いだ。


コンスタンチナスのあの言葉も気が付いた時にはネットミームになっていた。

正直、、こんなことで落ち込んでしまう自分が情けないし、、、恥ずかしい。



スマホを見てて寝落ちしそうになった時、、”ご飯だよー”という姉の声が聞こえた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



”サ イ ア ク だ!”と思った。

食卓には父と母がそろっている。



母「早く座りなさい、、みんな待ってるでしょう?」



「は、い、、」



情けない返事に聞こえただろう。なんで私はいつもこう、、、



姉「ほらほらぁ!今日のご飯はあられの好きなカレーじゃん♪」



姉は平常運転だった。



「いただきます!」



ご飯の味が分からない、、、


あれ、、何で、、、



、、、脂汗が止まらない、異様に目まぐるしい



いつもは両親は仕事でどっちかしかいないから何とか耐えられたはずの時間も、、


、、こんなに長いなんて



「もう、、、お腹いっぱい、、、」



母「あら?そう?じゃあしょうがないわねぇ。もう食器片づけちゃいなさい」



自分の部屋に戻るまで息ができなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ