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小っちゃな料理人



「おはよう」



父の声だった。

深夜の出来事が脳裏によぎり、少し気まずい。



「おはよう」



父は私にどこかにでも行くのかと聞かれた。



「ちょっとね」



そう言って私は埃をかぶったバックをはらい、外へ出た。外には絶対的な太陽と反対にいくつものわた雲が飛んでいた。こうして地上から見たらなんだかどれもが大きく、どれもが小っちゃいように感じた。



 ———————————— ————————————



「ただいまー」



”お帰りー”とは聞こえてこなかった。ただただ静かな家の中、かすかに道路を通る車とコンクリートの摩擦音が響いていた。



「よし!、、やりますか」



 ———————————— ————————————



”ただいま~”という声がした。声の高さと元気な雰囲気からか、すぐにお姉ちゃんの声と分かった。



「おかえりー」



「あれ?、あられ珍しいね、、料理なんて」



「そう?」



「うん、、なんか、、、初々しい感じしない?」



なぜ私に質問をするのかと思ったがいったん放っておいて、ダイニングテーブルに作った料理を並べた。



「へえぇ~、、美味しそう、、なに?、、これ?」



「パエリア」



「パエリア?、、、珍しー」



「いいじゃん、、、なんか食べてみたかったんだし、、、」



「いやいや、別に否定しているわけじゃなくてね?、、でも最初にパエリアってなんか変わってるね」



そういってこの姉は微笑み、食べてみてもいいか私に聞いた。

私は”良いよ”と言ってお姉ちゃんにパエリア分けるため、別皿に移した。



「いただきます!!!」



始めて作ったパエリアは少しお米が硬かったが、比較的味がしみ込んでいて美味しかった。



「んっ!!!んんっ!!!!んっん、んんんんん!!!!」



お姉ちゃんはパエリアを頬に入れ、何かを話しているようだったが言っていることはよく分からなかった。そしてなんだか、、、ヒマワリの種を口に詰め込んだハムスターのようだった。



「お姉ちゃん、、、何言ってるか分からないよ」



お姉ちゃんは口に入っていたものを全部飲み込んで”美味しいよ!!料理人じゃん!!!”と言った。



「で、、でも、、、お米硬いし、、、料理人ってなんか違くない?」



「いいや!、、あられは料理人だよ!!!」



そう言うと満足げに鼻を膨らませ、パエリアの乗ったスプーンを口に運ぶ。



「う~ん、、でもぉ~~~」



「料理人じゃ、、不満?、、もしや足りない?」



「え?!、、いやいや、違う違う、、、むしろ逆だよ、、私なんかじゃ、、、」



「そんなことないんだけどなぁ」



お姉ちゃんは少し頬杖をした後、それなら”小っちゃな料理人ならどう?”と私に言った。

まずはここまで全部読んでくださった皆様、、本当に感謝します。これまで投稿されない時期があったりと皆様には多くの心配とご迷惑をおかけしたことでしょう。それでも最後まで見て頂いた皆様には改めて感謝を伝えさせてください。もしくは”誰だよ”と思っている皆様も、どうぞお見知りおきを!


とか言っても、結局今年から受験生なので投稿はこれから難しくなるかと思いますが(笑)

ってことでぇえ、、小っちゃな料理人完結します!!!

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