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6話 制服デート?
放課後、授業が終わり廊下に出ると、先に優が待っていた。
「春…おせーよ…」
優は少し目を細めて笑っている。
「待った…?」
「別に…」
「春…行こっか…」
優と一緒に出かけたのは何年ぶりだろう…
(あの夏の日、コンビニでアイス食べたっけ)
優と制服で出かけたのは、これが初めて。
「うん!」
深く頷く。
優は私より先に歩く。
(あれ、エスコートされてる…)
「なぁ…春」
優は私の肩をチョンと触る。
「何……」
私は優を見る。
「いや、別に…埃、ついてたから…」
言われた瞬間、私はびっくりした、いやドキドキしたのかもしれない。
「え…あ、ありがとう…」
そう言っている間にも優は進んでいる。
前を歩いている優はどこか少し大人に見えた。