1話 スニーカー
私は、高校1年生、趣味はスニーカー集め
周りはみんな彼氏?とかいるけど私には関係ない。
それより、スニーカーのほうが私は好きだ
新品のスニーカーの箱を開けた、匂い、それがたまらない。
でも、限定品は手に入りにくい。
だけど、幼馴染の優は、いつも限定のスニーカーを履いている。
「優、いっつも限定のやつ履いてるね」
私がそう言うと優はその限定のスニーカーを床にトントンとしていた。
(ああ、そんなことしたら傷むのに…)
私は胸が痛くなった。
「春っていっつもスニーカーのこと話してるよな」
優は私を見ながらニヤリと笑っている。
「別に。好きなんだからいいじゃん」
私は優のスニーカーを見ながらそう言った。
いっつも私はスニーカーのことを考えて授業も聞いていない。
とにかくスニーカーのことを考えている。
(家に帰ったらスニーカー見るか…)
優は私の方をじっと見ている。
今は授業中、私が言えることじゃないけど、優は成績もそれほど良いのに授業を聞かないのかわからない。
最近、優は私をずっと授業中見ている。
(見られてたら集中出来ないんだけど)
私は見られるたびにそう思っている。
放課後、かばんを閉めたところで優が声をかけてきた。
「春、今日俺の家に来ないか」
「え、なんで?」
私はかばんのチャックを閉めながら優を見た。
「見せたいものがあるから…」
優は昔の優のようにどこか優しそうだった。