41 花火大会 前編
夏休みも中盤になり、暑さも30℃を平気で超えるようになったので最近はエアコン24℃で稼働している。それに、8月の中旬となればお盆なので両親も海外から帰ってくるだろう。その時に知華さんと顔合わせでもしよう。
「おはよ〜、智華さん…」
「麗杜君、おはよう…そういえばさ、今日」
「何か、あったっけ?」
「今日、河川敷で花火大会があるんだよ」
「あ〜、そういえば、そうだね…」
今思い出したが、毎年この時期恒例の花火大会がこの街にはあるのだが、家のベランダから見えるが、気にしたことはなかった。
「見に行かない?」
と、智華さんが言った。
「家から見に行かなくてもいいんじゃない?」
「そうなの?それなら、屋台でさ、食べたいものを買って家で食べようよ」
「いいね…!そうしようか!」
そうして、今夜の予定は決まった。ああ、早く夕方にならないかと思うばかりだ。
デートはテーマーパーク以来なので大体3週間前か…、これでウズウズしてしまうのはおかしいだろうか?
数時間後
「準備できた?」
「あと、もうちょっと待って」
智華さんは浴衣を着るらしく、少し時間がかかるとのこと。やはり、花火大会は浴衣で行くべきなのか?それも人それぞれだと思うが、まぁいいだろう。
「お待たせ…!」
「うん、わかっ…た…」
俺は智華さんの浴衣姿を見て言葉を失った。
(綺麗すぎる…!)
智華さんは髪を後ろでまとめ、浴衣は赤っぽいようなピンクっぽいような浴衣を着ていて、いつもの服装と違うのでそそられる。
「ん…?何か、私、変?」
「ううん!違うよ!ただ、いつもの智華さんと違って可愛いなって思って…」
「そ、そう…?恥ずかしいけど…うれしいな…!」
お互いに恥ずかしがって顔が真っ赤になった。
「は、早く行こっか!」
「う、うん…!そうだね…!」
恥ずかしかったから、途中でその話を切り上げて河川敷に向かって歩き始めた。
「そういえば、あの河川敷というか、あの辺の河原って智華さんがいたところだよね」
「そう…だね、」
「あ、ごめん…、思い出したくなかったよね…」
「ううん、いいの…!あの時に麗杜君と会えてなかったら、私はもういなかったと思うから。」
「…な、何か重たいね…!せっかく花火大会に行くんだし、もっと笑顔でさ!いようよ!」
と、智華さんが明るくそう言った。
「それなら、いいけど…」
そうして、花火大会の会場へ歩いて行く。
花火の様子はじっくりと書きたいので、2話構成にします。(昨日投稿できなくてすみません)




