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卒業した先輩を拾ったら幸せになった  作者: 在原銀雅
4章 逢瀬のランデブー
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38 テーマーパークに行こう! 後編

 気付けば、午後5時を過ぎていた。俺たちは少し早めの夜ご飯をどこで食べようかと話しながら歩いていた。

 歩いている最中、俺のスマホが1件の通知を受け取る。

「誰からだ…?」

 そうして、俺はスマホを見る。メッセージアプリの通知だった。そのメッセージの送り主は沙莉だった。そのメッセージの内容は

『さつきちゃんは元気です!ご飯もしっかり食べてトイレもしました!」

 という文章とさつきの写真が送られてきていた。

「誰からだった?」

「沙莉から、さつきの様子を教えてくれてさつきは元気だって」  

「てっきり、寂しがっていると思ったから安心したよ」

「うん、俺も思っていたけど、さつきも沙莉の顔を知っていると思うから安心したんじゃない?」

「そうかもね」

 そうして、俺たちはクスクスと笑いながら歩いていると、いいレストランを見つけた。

「ここ良さそうじゃない?」

「うん、意外といいかも…!」

 俺たちはそのレストランに入った。

「いらっしゃいませ、2名様ですか?」

「はい、そうです」

「それではあそこの席にお座りください。」

 俺たちは店員さんに言われた席へと座り、メニューをみる。

「俺はハンバーグプレートにしようかな?」

「私は、タコライスにしようかな」

「タコライスもあるの?」

 さすが、テーマーパークのレストランだけある。多種多様な飲食物が揃っている。 

 そうして、ご飯を食べ終わってパーク内を散歩する。今日の本命と言っても過言ではない観覧車に乗る。定番だ。だが、定番だからこそ安定しているのだ。

 そうして、観覧車に乗り込む。どんどんか上がることに景色が見えてくる。夕暮れが見えてきて綺麗だ。

「綺麗だね…!」

「うん…!ほんとにね」

 夕暮れの街並みは、デートの締めくくりにはとても良いシチュエーションだった。

「麗杜君、ありがとうね、私を拾ってくれて…」

「どうしたの…?」

「やっぱりさ、こういうところに来るとさ感傷的になるから…麗杜君がいなかったら、私は多分今後に絶望して自ら命を絶っていたと思う。その中で私に手を差し伸べてくれたのは君だった。だから、君には感謝してもしきれない…」

「智華さん…」

 智華さんがそんなふうに思っていたとは…

「ねぇ、麗杜君…」

「何?」

「そろそろさ、さん付けしないでいいよ」

「いや、俺の方が年下だし、敬称はつけないと…」

「ううん、私たち家族なんだよ?それに…」

と言って、俺の耳元で囁く。何と言ったかはご想像にお任せする。

「そ、それは…か、考えとくよ…」

「うん…!」

 そろそろ、観覧車が下に着きそうだ。降りる準備をする。

 降りて地上に足をつくと安心感が出てくる。

 本日のフィナーレ。パーク内で1番大きいパレードだ。 このパレードはずっと二人で見たいと思っていた。

 パレードがよく見えるという場所に座る。

「ここが見やすいポイントなんだって」

「そうなんだ…、確かにここなら角は角だけど死角になる場所もないし…いい場所かも」

 そうして、パレードが始まるのを待つ。そうして、パレードの始まりのチャイムが鳴り、パレードが始まる。

 キャラクターが踊りながら歩く。暗くなったパーク内をパレードの煌々とした明かりがパーク内を明るくする。今日という一日が終わってしまう。寂しさ切なさがあるが、楽しさを忘れないだろう。

「すごいね…」

「うん…」

 俺たちは、パレードの雰囲気に包まれる。圧巻される。

 あっという間にパレードが終わり、今日という一日が終わってしまう切なさが残った。

 明日も遊ぶは遊ぶ。だが、今日の感動は味わえないだろう。

 そうして、パーク内のホテルに今日は宿泊する。ここも思い出に残るだろう。何と言ってもスイートルームだ。思い出に残るデートはめちゃくちゃ楽しい。

 ホテルに着くと、中は豪華絢爛としか言いようがないほど綺麗だった。そうして、部屋に戻り、一息つく。

「楽しかったね…!」

「うん!とっても!」

 今日はよく寝れそうだ。部屋に備え付けの大きな風呂に入って眠りにつく。

 明日も楽しみだなと思いながら、意識を夜の闇に落とす。

後編ですが、まだテーマーパークデートをこじらせます。すみません。

※累計4,200PVありがとうございます!

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