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卒業した先輩を拾ったら幸せになった  作者: 在原銀雅
4章 逢瀬のランデブー
32/47

32 プレゼント渡し

 あのワンピースの刺繍を依頼してから1週間が経った。どうやら、完成したようだ。俺はその店に行き、刺繍の確認をする。店員さんの技術光る最高の刺繍だった。やはり、名の知れている店は違うと俺は思った。

 あと、智華さんに何か食べ物を買っていこう。とりあえず、ピザや寿司などを買っていこう。今日はパーティーだ!これぐらいしないとな!

 そんなこんなで家に着くと、知華さんが出迎えてくれた。

「おかえりなさい、麗杜君」

「ただいま、今日はゆっくりしたいからさ、外でご飯買ってきたよ」

「ありがとう…、その紙袋は何?」

「これは…後でのお楽しみということで…」

 ここで、しっかりと隠しておかないとサプライズにはならないから…

 俺は手を洗い、買ったものを出したらパーティーの準備が完了だ。

「「いただきます」」

 俺たちは、ピザで乾杯しそのまま食べた。2人ともジャンキーなものは普段食べないので今日はチートデイのようなものだ。

「このピザどこで買ったの?」

「あそこのショッピングセンターだよ」

「意外と美味しい、そこのピザ」

「買ってきてよかった…寿司もあるから食べて」

 いつも、家事とかを頑張ってくれているのでせめてものお礼をしなければと思い、決行したのが今日だ。

「それとさ、ご飯食べ終わったらさ、映画見よ」

「うん、いいね」

 こうして、ムードを作らないといい雰囲気になったときに冷めてしまうかもしれないから。

 そうして、ご飯を食べ、映画を観ている時、恋愛映画を観ていることもあり、知華さんが手を繋いできて少し驚いてしまったが、俺も握り返した。

「いい映画だったね…泣いちゃったよ」

 智華さんは映画に感動し、涙を流していた。

「智華さん、目を閉じてちょっと待ってて」

「…?分かった」

 俺は今日取りに行った服を持ってくる。

「いいよ、目を開けて」

 知華さんがおもむろに瞼を開く。

「この服って…!」

「そう、前々から智華さんが欲しいって言っていた服だよ」

「しかも、刺繍が入ってる…これってもしかしてカーネーション?」

「そうだよ、普通はさ、母の日とかのイメージがあるけどさ、カーネーションの花言葉は【永遠の愛】だよ」

「……、っううっ…!嬉しい…嬉しいよぉ…麗杜君…!大好き…!」

 大粒の涙を流している知華さんを俺はそっと抱き締める。

「ありがとう…!麗杜君…、とても嬉しいよぉ…!」

「…くっ…ううぅっ…」

 クソ…泣かないつもりだったんだけどな…こりゃあ、無理だ…。

「…っううぅっ…、大好きだよ…麗杜君」

「…くっ…うぅ…俺も、これからも君を幸せにし続けるよ…」

 こうして、サプライズは2人とも涙に濡れて静かにその日の夜は過ぎていった。


 

 



遅くなりまして、大変申し訳ありません!

色々、忙しい時期と被ってしまい、書けませんでした。

総PV3,500ありがとうございます!

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