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短編

魅了魔法が使えるのは事実ですが

作者: 猫宮蒼



「スカーレット・アルフォンシア! 貴様との婚約を破棄するッ!!」


 ――と、大勢の前で堂々と宣言したのは、この国の次期国王と言われていたセルヴァ第一王子である。


 とある、式典真っ最中での事だった。


 つい先日の出来事だ。魔獣が国境付近にそこそこの数を率いてやってきて、それはもう大騒ぎだったのだ。

 王家も騎士団を回したけれど、応援が到着するまでの間現地の守りを担ってくれていたのは当然その領地を守る貴族たちの抱える騎士や兵士、ついでに少し離れたところからフットワークも軽く救援に来てくれた辺境伯と彼が率いる騎士隊である。


 結果として怪我人は大勢出てしまったけれど、死者は奇跡的に出なかった。

 今回はこちらの国側に出たけれど、それらが国境を越えて隣国へ行けば更なる問題になりかねなかったのもあって、一時は本当に大変な状態だったのである。下手をすれば魔獣をこちらの国にけしかけて国の平和を乱そうとした、なんていう言いがかりにも等しい言い分でもって戦争を吹っ掛けられる可能性もあったので。


 隣国との関係は良くもないが悪くもない。

 隙あらば、というのが透けて見えている状態だった。


 ともあれ、どうにか無事に事が終わった、となったので。

 今回はそれらを労うための式典であった。


 活躍した騎士たち全員が参加している、というわけではないが、それでもとりわけ活躍した者たちがここで国王直々に栄誉を称えられ、褒章を与えられ――ていたところで。


 王子のやらかしである。


 実の息子で将来的には後継ぎでもあるセルヴァのやらかしに、父であり現国王の眼差しは一瞬で厳しく鋭いものへと変わる。


 仮に、この婚約に不満があるとしてもだ。

 それは今言うべきことではない。

 時期も何も読めたものではない発言に、後継ぎにするのこいつじゃダメかもしれないな、と王の頭は瞬時に思い直した。


 王子の婚約者でもあるスカーレットは、辺境伯の姪にあたる。今回の魔獣襲撃の際、彼女もまた武装し、騎士隊の一員として大活躍したのだ。

 騎士の中にまじっても遜色のない実力を持つ女性、というとゴリラかクマかイノシシを想像しそうだが、しかし見た目はとてもそうは思えない美しさ。現に今、スカーレットはこの場で騎士としての装いではなく淑女然としたドレスを着ている。


 こうしてみると、彼女が戦場で勇猛果敢に戦っているなどとは誰も想像がつかないくらいだ。


 正直に言うと、セルヴァは一応王子としての資質が全くないわけではないのだが、若干思い込んだらこう、と突き進む性質があった。冷静になって思い返せばそれが過ちであると気付けるのだが、カッと頭に血が上った直後にすぐさま冷静になれるか、となるとそうではない。

 そこだけが、唯一の欠点だと国王は思っていたので、そうなった時にどうにか舵をとれる人物を次の王妃とするべく婚約を結んだのに。


 こやつ父の苦労を呆気なくぶった切りおった……!


 と、父の胸中でめらっと怒りの炎が灯る。

 わかってはいたのだ。息子の女の好みはどちらかというと優秀な仕事のできる女性ではなく、えー、そうなんですかぁ~? すごぉ~い、流石ですねぇ~! と自分を持ち上げてくれるキャバ嬢タイプだという事は。

 だがしかし、そんなもんは妻に求めずとも酒場で金払って持ち上げてもらえば充分なのである。

 太鼓持ちだけ妻にさせて仕事は全部自分ができるのであればそれも有りかもしれないが、国王と王妃の仕事は似ているようで異なるものだ。

 王妃は貴族の女性たちを纏め上げねばならぬ。

 女性の社交までセルヴァが取り仕切れるか、となれば……まぁ無理だろう。

 下手をすればいいように転がされて王家を傀儡化されかねない。王としての仕事はできるかもしれないが、王妃の分までとなれば流石にそれは……となる。


 そういう意味で足りない部分を補える相手が、スカーレットであったのだ。


 何より彼女は強い。

 社交の場でも問題はないが、万一王族の命を狙う刺客がやって来たとして。

 勿論護衛はいる。近衛騎士がいる状態であれば、刺客がやって来たところで王の無事は保障されたも同然である。けれども不測の事態というものは思わぬところに潜んでいるわけで。

 もし護衛騎士との距離を離されるような状況になった時、セルヴァ一人では身を守り切れないかもしれない。


 彼自身、剣術の腕は確かではあるが、それはあくまでも模擬試合をした時の評価でしかない。

 実戦、それも突然の襲撃に対応できるかは……そういう意味では不安が残る。


 だが、その時に近くにスカーレットがいるのであれば、身の安全は問題がないと安心できる。

 それに彼女は何よりも――


「貴様よりにもよってこの私に魅了魔法をかけたな!? そうして王を傀儡にしようと目論んだ事、知らぬとは言わさぬぞッ!!

 このような女を国母にしてしまえば、国は沈む一方。私はこの国を守る立場として、貴様のような女との結婚は断固として拒否するッ!!」


 国王が「何言いだしてるんだこいつは」と思った一瞬のスキをついて、セルヴァは息を吐く間もなく更に言い募る。


 あ、終わった。国王がそれを理解するには充分な一瞬であった。


 王族や貴族は魔法が使えるものの基本的には一つの属性、一つの魔法しか使えない。

 自分の人生設計に沿った魔法ならいいが、そうでなければ早めに魔法を役立てる事ができる進路を選ばねばならなかったりする事もある。


 そしてスカーレットが使える魔法は確かに魅了魔法ではあるのだけれど。


「確かにわたくしは魅了魔法が使えますけれど。

 ですが、使用するにあたって条件がございます。

 そしてそれは、王家だけではなく、全般に公表しております。

 その上で確認しますけれど、本当に王子にわたくしが魅了魔法をかけた、と言うのですか?」

「あぁそうだ!」


 即答だった。


 あちゃー、と片手で顔を覆って天を仰ぐ国王の姿を見れば、もしかしたらセルヴァも「あれなんかおかしいぞ?」と思ってくれたかもしれない。

 だがしかし、こう、と思い込んだ結果セルヴァは自分の言い分が正しいと信じて国王の反応など一切気にしていないようだ。


 あーぁ、こりゃ駄目だ。

 次の国王、セルヴァじゃなくて弟に任せるか……第二王子はまだ小さいし。


 国王の中で今後の方針が固まった瞬間である。


 婚約破棄を宣言されたスカーレットは、ちら、と国王へと視線を向けた。


 自分が絶対に正しいと思い込んでいるセルヴァはさておき、スカーレットは国王のそんな反応を見て察する。

 あら、早速見切りをつけられてしまいましたね、と。


 なら、遠慮もいらないか、とばかりに。


「そうですか。まさか王子自ら自分は次の王に相応しくない、と宣言されるとは思いもしませんでした」


 にこやかに告げる。


 それに対して反論するのは勿論セルヴァだ。


「何を言っている! 次の王は私だ。いいか、王ではなく、王妃が相応しくないと言っているのだ!!」


「えぇ? ですが、先程も言いましたけどわたくし、自分の魅了魔法が発動できる条件は周知させております。そしてそれは王家のみならず社交界全体での常識です。なんだったら平民にも知っている者は大勢いますわ。

 だからこそ、貴方様がそれを知らないなど言うはずはない。違いますか?」

「勿論知っているとも!」


 ふんぞり返るようにセルヴァは言うが、実際は理解していない。

 魅了魔法が使える、という事実と、きっとこの婚約はこの女が自分に魅了魔法をかけた事で無理矢理決めたのだと思い込んでいる。

 その魅了魔法の効果がたまたま何らかの要因で薄れた結果、こうして今、自分は婚約破棄を宣言しているのだと、セルヴァは信じて疑ってすらいなかったのである。


 魅了魔法をかけた事にして、こいつとの婚約を破棄させて、そして自分は真に好きな相手と結ばれるのだ……! という思いがセルヴァにはあった。


 この場にはいないが、セルヴァには真実の愛だと言える相手が密かにいた。要は浮気である。

 婚約者がいながらにして、他の女にコロッとやられたのだ。

 そして、その娘にそういえば婚約者のご令嬢、魅了魔法が使えるのでしたわね、なんて言われて、思い込んだら一直線なセルヴァはそれだけで、自分は彼女に操られかけていたのだと思い込んだのだ。


 なおその真実の愛の相手は隣国からやってきたスパイであり、要はハニートラップである。

 この一件が終了した後捕えられる事になるのだが、それはさておき。



 周囲の様子を見るしかできなかった貴族や騎士たちも、何とも言えない顔でセルヴァ王子を見ていた。


 その何とも言えない顔というのは、あーぁ、やっちまったなぁ、の顔であり第一王子の派閥についていた貴族たちにとってはこれからさっさと他の派閥に鞍替えしなきゃ……と思っているツラだ。


 もうこの場の誰もが国王が次の王に第一王子を選ぶのはだめだこりゃ、となったのを悟っている。

 知らぬは本人ばかりなり。



「知っているのであれば、今王子は自ら己は理性のないけだものである、と大勢の前で宣言した事になるのですが。

 国を支える貴族や騎士、更には国王陛下の前で自分は次の王になる資格がない、と宣言したも同然なのですが本当にわかっておられます?」


 スカーレットの声には別にどこにも馬鹿にしたようなものは含まれていない。

 あくまでも事実確認である。


 けれど、セルヴァにとってその言葉は。


「は、え……? けだもの、だと……ッ!?」


 自分を侮辱されたのだと思い込むには充分だった。


「貴様言うに事欠いてよくも……ッ!!」


 と、怒りのあまりスカーレットに詰め寄って掴みかかろうとしたのだが、そもそも最初の宣言の時点で距離がそこそこあったので。


 国王が手で合図をしたことで、近くの騎士たちが王子を捕まえ組み伏せた。


 無礼者! と声があがるが、国王の指示に従っただけなので何も無礼ではない。

 むしろ勝手に激昂して淑女相手に掴みかかろうとしたり最悪暴力をふるおうとしたかもしれない行いの方が余程問題であった。


 スカーレット相手なので、もしセルヴァが襲い掛かったところで余裕で返り討ちにされるのは誰もがわかっているのだが、それでもだ。

 か弱くなかろうがこの場であくまでも淑女としてふるまっている相手にやってはいけない行為である。


「わたくしは確かに魅了魔法が使えます。

 けれどその魔法は、理性のないけだものにしか効果がないのです。

 つまり、王子がわたくしの魅了魔法にかけられた、と言うのであればつまりはそういう事。


 困った事に馬鹿でも王族であれば王になる事は可能です。えぇ、馬鹿でも王にはなれるのです。

 ですが、王が馬鹿だと国は繁栄するどころか衰退する一方。それはかつての歴史書を紐解けばわかりきっている事です。愚王によって崩壊した国のなんと多き事か。


 王子、貴方は賢さがなかったわけではないけれど。

 それでも理性という人として失ってはならないものが欠落していると自ら宣言してしまったのです。

 そのような相手を王になど、一体誰がしましょうか。

 そのような相手を王になど、果たしてどなたが認めましょうか」


 歌うように言われて、セルヴァは今更のように失態を悟った。


 自分のいいように傀儡として扱うのであれば、愚王は都合がいい。

 けれどもそうでないのなら。

 そんな王はお飾りですら必要ない。


 そんなものを王として仰ぐくらいなら。


 貴族たちは反旗を翻すだろう。

 民もまた、己の生活を守るために戦うべく武器を手に取るかもしれない。


「知性があろうとも、魔獣に理性はありません。

 だからこそ、わたくしの魅了魔法はけだものにしか効果がないのです。

 勿論、人にかけてかからない事もないわけではありません。

 ですが、そういう者は大抵理性を失い我を忘れているのです。

 王子は、一時でもそういう状況になっていた、と自ら宣言してしまったのです」


 簡単に理性を失うような相手を王にするなんて、とてもとても。


 扇子で自らの口元を隠して言うスカーレットの言葉は、スカーレットだけの言葉ではない。

 そこには多くの民の意と、貴族たちの思いもあっただろう。


 国を纏め導いて富ませるのが王の役目であるのなら。

 そう何度もポンポンと理性を飛ばして暴走されてはたまったものではないのだから。



 スカーレットの使う魅了魔法は、知性の高い魔獣であっても理性がなければ効果を発揮する。

 戦闘に入る前の、隠れてこちらの様子を窺って警戒しているような状況下では魅了魔法が効かない可能性もあるけれど、いざ戦いになれば魔獣は目の前の敵を屠る事に意識が集中する。

 そうなると、魅了魔法がよく効くのだ。


 仲間だと思っていた相手が突然自分に襲い掛かってきた他の魔獣は、そうなると自分に襲い掛かってきた魔獣と戦い始める。


 そうして魅了された魔獣が他の魔獣を倒せば良し、魅了された魔獣が倒されたのであれば、次の魔獣に魅了をかければいい。

 スカーレットの魅了魔法は一度に大勢を相手にできない。魔獣相手にするならば、一度に三体くらいがやっとである。

 だが、たった三体だろうとも、人間よりも強い力をもった魔獣が一時的に味方になるのだ。自らも戦場を駆け、そして魔獣を操るスカーレットによって今回の犠牲はかなり抑えられたのであった。


 理性を失っていれば、魔獣でなくとも魅了魔法の効果は出る。

 だがしかし、そういった状況になっている、というのはどういう場面だろうか。

 普通にお茶会や社交の場で理性を失うような令嬢・令息はまずいない。そんな場所で理性を失うような行動をとれば、その時点で社会的に死ぬ。


 たとえばスカーレットに嫉妬をして、どうにかしてあの女を陥れたい……ッ!! と思うような令嬢がいたとしてもだ。

 自ら直接的に危害を加えに行くのであれば、その令嬢に必要とされる戦闘技術は護身程度では済まない。自らも戦場を駆ける騎士と同等の能力が必要になる。現実的ではない。

 であれば、人を雇って襲わせるくらいしかできそうにないが、それとてスカーレットを襲う場所次第であっさり完封されるだろう。

 町中であればうまく立ち回れば警邏の助けが入るだろうし、外であれば魔獣がいなくとも野生動物がいるのなら、それを魅了して乱入させればいい。魔獣に劣るが野生動物とて甘くみれば人は簡単に大怪我をするのだから。


 もし、スカーレットの魅力にやられて一度だけでもその身体をモノにしたい、という欲望を秘めた男がいたとしてもだ。

 襲う時、果たしてそういった相手は冷静でいられるだろうか?

 少しでも理性を飛ばせばあっという間に魅了魔法の餌食だ。

 魔法を封じる方法を事前に用意しておかなければ、魅了にかけられた時点でスカーレットを襲う事は不可能。

 かといって、実力行使で襲うにしても、彼女の実力はそこらの騎士以上とされている。


 実質現在王国内最強の女性は誰だ、となればスカーレットの名がそこかしこからあがるのが現状であった。事実見た目に騙されてあれなら力づくでいけるんじゃないか……? などと思い上がった男が衆人環視の目の前でこてんぱんにされた回数はもう両の指では数えきれない回数になっている。



「そうだな、今更その言葉を無かったことにはできぬ。

 故に、次の王には我が弟を指名する」


 これが、もっとひっそりとした、両家だけでの話し合いの場であったなら。

 まだ婚約を継続できたかもしれない。


「残念です、王子。確かに貴方は思い込んだらまっしぐら、一直線に突き進んでいく人でしたけれど。それでも突き進んでいいか悪いかくらいは区別がつくと思っていましたのに……」

「あ、いや、その」


 勢いがなくなれば、セルヴァはすっかり萎れた草のようだった。

 国王にももう少し思慮深くあれ、と言われていたのに。

 とはいえ、今まではまだ致命的な失態を犯さなかったから、スカーレットがうまい具合に誘導すれば済む話だった。


 突っ走るにしたって、正義感による行動だった。

 一応周囲の側近の言葉に耳を傾けるくらいはしていたというのに。

 今回はそれすら耳に入っていないようだった。

 そもそも今回は最愛の女性と思い込んでるスパイに転がされてるので、なおの事だったのだろう。

 だからといって、それが後になって判明したところでやっぱりこの一件を無かったことになどできはしないのだが。


 悪い人ではないのだけれど。


 けれど、王になるのはやはり向かない。

 その事実を周知させてしまった以上、今から何を言ったところで彼が次期国王になる道は断たれてしまった。


 少し前から体調を崩し、今回の式典にも参加しなかった彼の母――王妃がこの場にいなかったのは、果たして良かったのか悪かったのか……スカーレットは無理矢理良かったのだと思う事にした。

 こんな場面目撃しようものなら、精神的疲労で倒れて余計悪化するかもしれなかったのだし。


 王妃教育はまだ始めたばかりだったからこそ。


 ここでやめたとしてもスカーレットが王妃教育に費やした時間がすべて無駄になったとなったところで、そこまでの損害はない。王家もまた、スカーレットをそのまま王弟の婚約者へ、なんてする事にならなくて良かっただろう。そうでなくとも年齢差を考えると王家のために尽くしてきたスカーレットが不憫である。


 まぁ、政略結婚と考えるなら王弟とスカーレットの年齢差など別段何も問題はないのだが。



 結果として、セルヴァ王子は王位継承権の剥奪こそされたものの、王族そのものから追い出されるような事にはならなかった。一代限りの爵位をもらい、王家が管理していた土地の一部を領地として働くことが決定された。


 その時になって本来愛していた女性が、などと言い出したセルヴァであったのだが。


 その相手が隣国からのスパイだったと判明し、逃げる寸前だったその相手はギリギリのところで捕獲できた。結局女はセルヴァの事など愛してはいなかったと知って。

 セルヴァはすっかり意気消沈。

 その後の人生は勢いで突っ走るような事はほぼしなくなったのである。



 ブレーキをかけるまでの犠牲を考えると、この程度で済んで良かったと考えるべきなのかどうかは……誰も何も言えなかった。



 なお婚約破棄されたスカーレットではあるが。

 彼女は特に気にした様子もなく魔獣が出たと聞けば討伐に向かい、賊が民を襲ったと聞けば鎮圧しに向かい、と日々を元気いっぱい過ごしている。


 その後、彼女が実力を認め、惚れた相手と結婚する事になるのだが。

 それはまだ数年先の話である。

 次回短編予告

 転生ヒロインと転生悪役令嬢の、特にざまぁもなければ人も死なない可もなく不可もない話。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] その隣国のスパイ女はその後どうなったのでしょうか? そんなに優秀なら(男を垂らし込めるほど魅力的なら)、スパイとして雇い直しても良い気がしますが。
[一言] そりゃ、『魔獣とか犬猫(畜生)にしか使えない魅了魔法にかかりました~』宣言はマズいですよね。 深酒などで『理性を失い我を忘れている』場合もあるけど、あくまで婚約者でしかない相手との場でそん…
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