第二話 キャラクタークリエイト(続き)
キャラクリの続きです。
果たして隼君は男性で遊ぶのか女性で遊ぶのか。
それは貴方の目で確認してください。
「よし、こんなものかな!」
隼はそう言うとキャサに話しかけた。
「キャサ!これで行けるか!」
「ん〜とね〜、問題なさそうだね〜。けど、最後の確認だよ〜。本当にその見た目と性別でいいんだね〜?」
「ああ、問題無い。これで行く」
「りょ〜か〜い。じゃぁ〜えいっ」
キャサが両腕を振り上げて隼に向かって振り下ろした。
すると隼は光に包まれ、光が晴れると先程作ったアバターになっていた。
「はい、これでおーけー。一応不備がないか確認してね〜」
キャサに言われながら自分を見てみる隼。
「身長155cm、体重42kg、AAカップ。特に問題なさそうだな。声と視界にちょっと違和感がある程度で」
「そこは自分で設定した所だからね〜こちらに言われてもどうしようもないよ〜」
「流石にそこに文句は無いさ。うん、膨らみがあるしアレも無いっと」
「おっと〜?私には女の子云々言うのに君はそれでいいのかね〜?」
「...そういやそうだな。すまない、忘れてた」
「まぁ〜所詮AIなんで〜いいですけど〜」
「いや、本当にすまなかった」
「まぁ〜そこまで言うなら〜いいですけど〜」
「ありがとう」
「まぁそれより〜女性として遊ぶならせめて女性っぽい喋り方しません〜?」
「ん?そうだなぁ...めんどいしいいや。男口調の女性だっているだろうし」
「え〜ほんと〜にい〜んですか〜?ほんとのほんとに〜?」
キャサはそう言いながら隼に詰め寄ってくる。
「うっ。はぁー、わかったわよ。これでいいかしら?」
隼はキャサの圧力に負け口調を変えた。
「うんうん、い〜んじゃない〜。頑張ってボロが出ない様にね〜」
「わかったわよ。それで?キャラクリはこれで終わり?」
「うんにゃ〜。まだこのゲームの大事なこと決めてないよ〜」
「大事なこと?...なんかあったかしら」
「きみ〜pvとか取説とか見てないんじゃない〜?」
「うーん?...ああっ!“半身”か!素で忘れてたわ」
「よかったよかった、きちんとpvは見ていた様だね〜」
「いやーすっかり忘れてたわ。で、どんな種類があるの?」
「その前に一応説明ね〜。『半身とはその名の通り貴方自身の半身、相棒の様な存在。半身は戦闘に参加したり生産の手助けをしたりできる。その性能は半身によって異なる』以上pvから引用〜」
「最後で台無しだよ。まぁそこは置いといて、どんな種類があるの?」
「まず、大まかに3種類に分かれてて、そこからさらに分かれる感じだね〜。全部説明聞いとく〜?」
「それは勿論聞くわよ。なんたって貴方達何も情報出さないんだから気になって仕方ないのよ」
「ふふふ〜まぁそう言う作戦だからね〜。じゃ、説明してくよ〜」
そう言ってキャサは指を鳴らすと一枚のウィンドウが表示された。
「まずは半身の3つの種類からね〜。まず一つ目は『人型』。戦闘、生産両方に秀でてる種類だね〜。二つ目は『亜人型』。戦闘と採取に秀でてるよ〜。三つ目が『獣型』。採取と探索に秀でてるよ〜。獣型は種類によるけど戦闘も得意なのいるよ〜。代わりに採取が下手くそだったりするけど〜」
「なるほどね。キャサ、そこから分かれる種類について説明を宜しく」
「はいは〜い。まず人型から分かれるのからね〜。人型からは職業的に分かれてる感じだね〜。数は四つかな〜。一つ目が『剣士』だね〜。剣を扱うのに長けてて生産では鍛治をするね〜。二つ目は『魔女』だね〜。攻撃魔法やデバフを扱うのに長けてて生産じゃ錬金をするね〜。三つ目は『神官』だね〜。回復魔法やバフを扱うのに長けてて生産じゃ裁縫をするね〜。四つ名は『狩人』だね〜。弓を使った攻撃や罠を扱うのに長けてて生産じゃ調薬をするね〜」
「なるほどね。まぁこの中じゃ剣士かねぇ?魔法剣士を目指してるから魔女でもいいけども」
「まぁそれは他のを聞いてからね〜。じゃ、亜人型ね〜。大体数は三つかな〜。一つ目は『小鬼族』だね〜。この種族は小柄だけどその分素早く動き、一撃より手数で戦う種族だね〜。まぁ亜人型は総じて生産が苦手だから出来るのは戦闘と採取かなぁ。木の実とか薬草とか色々拾ってきてくれるよ〜。ゴミからお宝まで拾ってくるよ〜。二つ目は『犬鬼族』だね〜。犬鬼族は小鬼族と似た様な感じだけど嗅覚による索敵にも使えるね〜。代わりに小鬼族より力は弱いね〜。三つ目は『豚鬼族』ね〜。よくいるくっ殺のオークだね〜。成人指定だから半身とそう言うこともできるよ〜」
「うーん...できればやりたくないかなぁ」
「ま、そ〜だろうね〜。じゃ続き〜。豚鬼族は力が全てって感じの種族だね〜。速さは無いけど代わりに他には無い力があるよ〜。採取では木の実や鉱物を取ってきてくれるよ〜」
「なるほどねぇ。犬鬼族か小鬼族かなぁ。この体だと一撃より手数重視になっちゃうし」
「まぁまぁ〜そこは最後の聞いてからね〜。最後は獣型で〜これも四つぐらい種類があるよ〜。一つ目が『犬』だね〜。まぁ一般的な大型犬ぐらいのサイズかな〜。攻撃方法は主に噛みつき。採取では動物を狩って肉や皮や場合によっては木の実も持ってくるよ〜。二つ目は『猫』だね〜。まぁここら辺は一般的かな?猫の攻撃方法は主に引っ掻き。結構痛いよ〜。採取では木の実や魚を拾ってくるよ〜。三つ目は『鳥』だね〜。主に空からの偵察や奇襲がメインだね〜。採取は木の実や小型動物の皮やら肉やら〜。四つ名が『魚」だね〜。正直四つの中で一番好き〜。こいつは少し特殊で〜水中でしか活動できないよ〜。ただし水中では全種類で一番強いよ〜。採取は主に魚や海藻や貝だね〜。さて、これで一通り説明終わったけどどうする〜?」
「そうだねぇ...ここは面白そうだし獣型の魚にするわ」
「はいは〜い。じゃ記念に一つヒントを〜。半身の魚は魔法で生み出した水でも活動できるよ〜」
「それはいいことを聞いたわね。さて、他には忘れてることあるかしら?」
「ん〜っと〜。あ、キャラネームと所持スキルと職業だね〜」
「結構決めてないのあるわね。説明してくれる?」
「もちろん〜。キャラネームはその名の通りそのキャラクターの名前だよ〜。スキルってのはまぁ技能とか特殊能力とかそんなの〜。で、職業はそのキャラの成長の方向性を決めるから慎重に〜。まず名前をつけてから職業選んでスキル選ぼうね〜」
「わかったわ、じゃあキャラネームはっと...よし、これでいいわね」
「え〜っと〜?『アレン』?男っぽい名前だね〜」
「まぁこんな見た目してるけど男だからね」
「まぁいいや〜。じゃ次は職業だね〜。メインとサブを決めてね〜。はいこれ一覧」
キャサはそう言うと一枚のウィンドウを差し出してきた。
「なになに?まずは前衛職『剣士』、『戦士』、『格闘家』ね。後衛が『魔法使い』、『神官』、『狩人』ね。生産職は『鍛治師』、『裁縫士』、『錬金術師』、『薬師』ね。どれにしようかしらー」
「どんな戦い方したいとかあったらいってね〜。おすすめ言うから〜」
「あらそう?じゃあ魔法と剣使いたいわ。主に剣」
「じゃあ〜う〜ん〜どうしよっかな〜」
「どうしたの?何か不都合でも?」
「う〜ん〜まぁいいか〜。メインは魔法使いでサブ神官は〜?」
「それじゃあ剣使えないじゃ無い」
「う〜んとね〜ここだけの話〜職業には複合職ってのがあって〜レベルが10になると転職が解放されて〜特定の職業を経験すると生えてくる職業があるんですよ〜」
「なるほど、つまり最初魔法使いから始めてレベル10になったら剣士に切り替えて複合職を出せってことね。それならいいわ。けどサブがどうして神官なの?」
「最初は回復薬も高いからね〜。少しでも節約しよう〜」
「なるほどね。わかったわ、そうしましょう」
アレンはそう言うとウィンドウを操作しメインを魔法使い、サブを神官に設定した。
「転職は各街にある神殿で出来るからね〜。じゃ次にスキルの決定だ〜。はい一覧」
キャサはそう言いながら一冊の本を手渡してきた。
「なぜそこはウィンドウじゃないの?」
「一応これがこのゲームでスキルを覚える一般的な方法。その名もスキルブック〜。これを読むとその本に記載されているスキルを習得できるよ〜。あ、これはただのサンプルね〜。あとスキルはSPを消費して取得するからね〜。一覧に出てるスキルと持ってるSPを確認して決めてね〜」
「わかったわ」
アレンはそう言うとウィンドウを操作して所持SPと取得可能のスキルを見る。
「えーっと所持SPが15ね。結構あるのかしら?まぁいいわ。取得可能のスキルはっと」
アレンがウィンドウを操作するとそこには取得可能なスキルがズラッと並んでいた。
「『火魔術』『水魔術』『土魔術』『金魔術』『木魔術』の五種類の魔術。『回復』『毒回復』『麻痺回復』『強化魔術』の神官系スキル。『鑑定』『地図』『採集』『採掘』『伐採』のあると便利なスキル。他には『剣術』『武道』『斧術)』『弓術』『鍛治』『裁縫』『錬金』『調薬』の各職業のスキル。魔術と神官系のスキルは3で取得できる。便利系は2で取得できる。他の職業スキルは5必要。さてどうしようか」
「SPは〜レベルアップとか〜クエスト報酬で手に入ったりするよ〜」
「ん、説明ありがとう。ついでにおすすめは?」
「水、木の魔術、回復、鑑定、地図かな〜。あとはとっといて剣士に転職するときに剣術と各魔法と神官系スキルとってけばいいと思うよ〜」
「ん、ありがと。じゃそうする」
アレンはそう言うとウィンドウを操作し、『水魔術』『木魔術』『回復』『鑑定』『地図』のスキルを取得した。
「他にやり忘れはない?キャサ」
「無いね〜。いや〜長そうで短い時間だったけど楽しかったよ〜」
「こっちもね。そこそこ楽しかったわよ」
「じゃあ、また機会があったら〜会おうね〜」
キャサはそう言うとウィンドウを操作する。
するとアレンの周りを光の輪が取り囲む。
「次はチュートリアルだね〜。まぁ苦戦はしないだろうけど頑張ってね〜」
「もちろん。練習相手ごときに苦戦するつもりはないわ」
「ふふふ〜その意気だよ〜。けど、今のきみは本来の身体...男の身体じゃないからね〜。そこを注意して動いてね〜」
「わかったわ、注告ありがとう...またね」
「うん〜またね〜」
キャサは笑顔で左手を振っている。
すぐにアレンの周りを光が包み込んだ。
視界が晴れるとそこは中世ヨーロッパの様な街並みの広場にいた。
すぐに声が聞こえてくる。
「おっ!君が次の人だね!私はチュートリアルサポーターのチューサ!気軽に中佐と呼んでくれる!」
声のする方を向いてみるとそこにはキャサによく似た人形が飛んでいた。
はい、中身男の女性。つまりネカマですね。
まぁ隼君は見た目と声が中性的なのでよくクラスの人にいじられて女装させられるので特に抵抗は無い様です。




