七海の進学
受験シーズン到来。七海は、隣の私立の女子高を受ける。
清野先輩は、「これ以上探っても、現時点でやつらに制裁出来る訳でもないし、一度預からせてもらえないか?」と提案した。
おそらくこれ以上、俺の精神を壊したくなかったのだろう。
ギンは、帰っていった。
音声データ?貰ったよ。
(レコーダ)
英知「まさか俺とお前が、最初から出来てたとは、思ってもいないだろうけどな」
冴子「あいつは阿呆なのよ。煽てれば調子に乗ってね。」
英知「ハハハハハ」
(レコーダ終わり)
俺は悔しかったよ。でも、先輩のいうように、現時点では、何も出来ないのも、事実なんだよな。
それから半年後、先輩たちと新たな会社で働いて、先輩の娘の七海とも、リビングで、勉強を教えて、日常会話程度は話せる位にはなったよ。12月、七海は、受験が差し迫っていた。2月の始めには、隣の市の私立の女子高を受験する事になっていた。
これで、中学の連中とは切れるし、(イケメン海綿体男とその取り巻きとは、特に縁切りさせたかったと先輩は言ってた)引き籠りから解放されるだろう。
俺も、七海の勉強を教えてる手前、合格して欲しかったので、湯島天満宮までお参りして、御守り買ってきた。七海ちゃん、喜んでたよ。
「先生、ありがとう」って、本当に笑顔が可愛いんだ。
腹がたった。誰だ!こんな性格の良い子を苛めたクソは!ってマジでおもったよ。
2月、先輩に、「明日の七海の受験、隣の市だから、今日予約してあるホテルについていってやってくれ。お前の部屋も確保してあるから、出張扱いで行かせるから、頼む」って言われたよ。お世話になってる先輩の頼みだからね。七海と一緒に電車でらゴトゴト揺られて行ってきた。
次の朝、落ちついて受験出来るように、一時間早く起こして、ホテルのレストランで、コーヒー飲みながら、パンなどの、軽い朝食を摂らせた。落ちついて受験出来たと言ってた。
合格発表。見事に合格してた。