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復讐するは我にあり!  作者: 速水健一
七海と公平
3/10

冴子の手酷い裏切り

DQN探偵波野ギンが、興信所の調査結果を報告しにきた。噂以上に悪い結果だった。公平の幼なじみで、元妻の冴子と、粕谷英知が、元々不倫関係にあり、DQNサイマーDV親父と共にグルだった。

 ある日俺は、清野先輩に呼ばれた。行ってみると、清野先輩が頼んだ興信所の探偵だった。

「どうも探偵の波野ギンです。あっ、俺 DQNドキュンなんで」

 自己紹介もそこそこに、DQN探偵ギンなる男が説明し始めた。


「いやあねえ、ここまで酷い裏切り見たことねえっすよ、本当に。この人が可哀想になっちゃったくらいです。」

「報告お願いするよ。」

 先輩は、腕を組み、一呼吸おいて、そう言った。

「公平さんでしたか、貴方舐められてましたね。あの二人は、以前から関係があったようですよ。で、貴方をめるために、貴方と結婚式を挙げたというのが、真相のようです。」

「はあ。、・・・」

「だってね。そんな短い期間で、DQNなサイマーDV親父がやって来て、親父に対応中に、嫁が寝取られて、離婚しろ!って、おかしいですよね。しかも、結婚式と新婚旅行の日程を予定通りに休んだだけて、無断欠勤、懲戒解雇とか、あり得ませんよ」

「やはりおかしいですよね。」

「そんな短期間の寝取りなんて、内部から、奥さんが手引きしないとおかしいですよね。裏で、英知が、まずサイマー親父に連絡を取り、冴子さんが、貴方を焚き付け、貴方がDQNサイマーDV親父に対応してる隙に、二人がセックスして、写真を出して、離婚させ、金を一度出しておきながら、何でもないでっち上げの証拠で会社を馘首くびにして、損害賠償という形で、財産を奪う予定だったようです。」

「なるほどな」

「つまり元奥さまは、最初から粕谷英知と繋がっていた、という結論が出るんですよ。」

「なるほどね。公平と愛を語らいながら、粕谷一族に乗り換える算段をしていたと・・・」

「ええ、ですから、粕谷英知氏が元奥さまの危機を救ったと噂を流すだけでは、多分ほとんどのご友人は、信じなかったでしょう。しかし元奥さまが、その噂を後押しされたら?みなさん、信じますよね。公平さんが、なにも出来なかったクズという噂もね。」

「なるほどな。」

 清野先輩は、ため息を吐いた。

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