朝の準備
文字数がいつも通り少ないです。
ゆるゆる話が進んでいきます。
気長にお読みください。
本当にどうやって死んだんだろ私。
ただの会社の飲み会でお亡くなりってかわいそう過ぎないか。
自分の人生を振り返っていたらいつの間にか朝日が昇っていた。
部屋の窓から朝日をボーっと見ていると昨日のメイドさんが部屋に入ってきて「旦那様が食堂でお待ちです。」そう言って私に小さい近づいて来た。どうやら着替えの手伝いをしに来たみたいだ。
メイドさんの顔色は昨日よりはだいぶマシになったが、まだ寝てた方が良さそうだった。
顔色が悪いメイドさんは体調が悪そうなのが分からないくらいテキパキと私の支度を済ませていき、私はされるがままの状態だった。
大人になってから人にお世話される事がなかったのでなかなか新鮮な気分だ。
あれよあれよと袖を通している内に準備が終わりこの家の食堂に向かうみたいだ。
私はこの家の事を何も知らないので、メイドさんが前を歩いてくれてありがたい。
普通の家なら案内なんていらないが、この家は広い。
広過ぎる。
部屋を出てから今まで2.3分経っている。
おまけに食堂に向かう最中に通った廊下は立派な絨毯が轢かれていて、脇には骨董品や絵画などの芸術品が飾られていた。
もしかしてさー。
もしかしてだよ?
この家お金持ちだったりする?
お金持ちじゃなければ、部屋に天蓋付きのべッドを置いたり、使用人がいるなんてないよねー?
でも、どれくらいのレベルのお金持ちなんだろ?この世界の経済が分からないから何とも言えないな。
あとでメイドさんか旦那様(笑)に聞いてみよ。