第11話―帰路
烏山先輩に畑作業でこき使われて後少しで疲弊しきって死ぬ、と言うときに下校時間が来た。しかし先輩はまだ何かの用があるらしく、俺と五月と緋鳥で帰った。慣れない畑作業で俺と緋鳥は疲労困憊だったが、五月は先輩に気に入られて、餌やりばかりしてた。
「う~ん・・…・。疲れましたわね。畑のお仕事はキツいと聞いてましたけど、まさかここまでとは思いませんでしたわ。まあ、良い経験ですわね。餅屋さんも大丈夫ですの?先ほどまで死にそうでしたけど」
「あ、ああ。もう大丈夫だ。心配かけてすまん。今日は早く寝た方がいいかもしれないな。五月はまあ、餌やりばっかりだったがどうだった?」
「うん、すっごく楽しかった! カメとかもね、餌を一粒ずつやるのが楽しいんだ。ぱくっ、ぱくって食べるんだよ! 餅屋くんも今度やってみたら?先輩も、話すと結構面白い人だったし!」
カメの真似をする五月も結構可愛かったが、話してみたら……? 話してた場面が見当たらなかったと思ったら、2人でぼそぼそ喋ってた時があった、と思い当たる。
「あのひそひそ話がそうだったのか?言っちゃ悪いが、烏山先輩も口数が少ないしお前と同類かと思ったんだが・・・。」
「う~ん、多分違うと思う。あの先輩はいつも眠いんじゃないかな、と思ったんだけ
ど。だからちょっと反応が遅いんだと思うよ」
「確かに、いつも眠そうな顔はしてたが・・・なあ、緋鳥はどう思う?」
「私ですの?・・・私も五月さんと同じ意見ですわね。確かに眠そうな顔はしてましたし、コミュ障だったら、私達が部室に居たときに、五月さんみたいに慌てふためくはずですもの」
「まあ、言われてみればそうだな。じゃあ、この辺で」
「はーい! じゃあね、餅屋くん」
「そうそう、明日は土曜日でしたわね。餅屋さん、明日空いてます?」
緋鳥が明日の予定を聞いてきたので、明日は大丈夫だという旨を伝えた。何の用だろうか?
「明日か? あー・・・…一応大丈夫だが、何でだ?」
「ちょっと買い物に付き合って欲しいんですの。五月さんも行きますか?」
「ごめん、私は明日色々あるから・・・ちょっと無理かな」
という訳で、緋鳥と連絡先を交換してから帰った。この前五月と買い物をしたばかりだが、もうそろそろ給料日なので、ここらで散財するのもありかもしれない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後書き
今回は1100文字でしたけど、まあ生存確認という事で。夏休みは凄い楽しいです。
混沌派が勝ったり、火炎やら無限が付いた弓を釣ったり・・・楽しいなあ(白目)




