【リメイク予定】竜と魔王と書架の塔

その世界はほんの三十年前まで、北と南に存在する二大国が発端となって巻き起こった戦乱に包まれていた。
戦後、復興の兆しとそれに伴う混乱が混じり合い、渾沌とした政情の『ゲルプ帝国』に、奇妙な二人連れの旅人が現れる。一人は古びた戦闘用装甲を身に纏った「白銀の騎士」。もう一人はそのお供となる食欲旺盛な銀髪メイド。
彼らが目指す物、旅の目的は、世界各地に存在する「書架の塔」と呼ばれる巨大な塔型建造物であった。
これは、その旅路のほんの一部。『ゲルプ帝国』西端の港町、「マドレッター港街」に繰り広げられた、数日間の争乱の物語である。

20190108
更新が遅れており申し訳ありません、体調不良や年末年始のアレコレなどでしばらく執筆が出来ない状態になっておりました。
現在続きを書いておりますが筆が進まず、恐らくはリハビリ代りに別の短編かなにかを先にお出しすることになりそうです。
この話自体はオチまでを考え付いてはいますので、もう少しだけお待ち頂けると幸いです。