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5 色んなキャラが登場

森道を進んでいると、ハナコが言った。

「見られてますね」

「うん」


次の瞬間。


草木が揺れ、見覚えのある顔が現れた。

右側の髪だけを高い位置で束ねた、サイドテールの女が現れた。


「ここであったが百年目! お前を捕獲する!」

「えっと、だれだっけ?」

「忘れてんじゃねえ! マルコだよ!!」


以前、ケガを治してやったのに、あっさり見捨てた二尾の魔女団の魔女だ。

「思い出した、恩知らずのマルコだ。よくまた顔を出せたな」

「お前を倒すため、また来てやったのさ!」

「ところで髪切った?」


「そいつに切られたんだよ!」

マルコがハナコを指さす。


「そうでしたっけ?」

ハナコが首をかしげる。


「とぼけやがってえ……」


「まだこっちを見てる奴がいるけど、お前の仲間か?」

「へ?」

マルコが驚いた表情をした直後、草木が揺れた。


紫色の長い髪が、地面を引きずる。

数珠のようにいくつも括られた、極太の一本編み。

それを背負う魔女が、二人、現れた。


「ふふっ。この程度の気配察知もできないなんて三流ね……二尾の魔女団さん」


マルコが叫ぶ。

「お前ら何者だ!」


紫髪の魔女の片方が、極太の尾のような髪を揺らしながら堂々と言う。

「紫尾の魔女団。ムラサキ姉妹よ」

もう一人が冷たい目で私を見る。

「赤髪。逃げ場はない。こちらへ来なさい」

「えー」

「抵抗しなければ、傷つけはしない」

「私を捕まえてどうするの?」

「紫尾の魔女団のため、その魔力を利用させてもらう」

「この髪は自分のためにしか使わない」

「……そうか。では無理やりにでも連れていく!」


「ところで、まだこっちを見てる奴がいるけど、お前の仲間か?」

「へ?」

ムラサキ姉妹が驚いた表情をした直後、草木が揺れた。


白髪の長い三つ編み。

それを左肩に流した魔女が、二人、姿を現した。

「ふふっ。この程度の気配察知もできないなんて三流ね……ムラサキ姉妹さん」


ムラサキ姉妹が叫ぶ。

「お前ら何者だ!」


白髪の魔女の片方が、三つ編みを指先でなぞりながら優雅に言う。

「白銀の魔女団。ホワイト姉妹よ!」

もう一人が静かに微笑む。

「赤髪の魔女、一緒に来てもらう」


マルコが割り込む。

「ちょっと待ちなさいよ! 赤髪は私が連れていく」

紫尾の一人が冷たく笑う。

「黙ってな、三下。赤髪は紫尾の魔女団のものよ」

白銀の片方が肩をすくめる。

「赤髪の魔力は、私たち白銀にこそ相応しい」


私は小さく手を挙げる。

「じゃあさ、じゃんけんで決めたら?」


三勢力の魔女たちが顔を見合わせる。

「……合理的だな」

「時間もかからないし」

「異論はない」


魔女たちがゆっくりと円を作る。

「じゃんけん――」


その瞬間、私たちは走り出す。


「「「ちょっと待て!!!」」」


三勢力の魔女たちが、一斉に追ってきた。

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