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第1話 「蘇生、残り二十一時間」 『転生したら、余命一日だった。』

意識だけが浮かんでいる。

身体の感覚がない。

頭の奥に、誰かの声が直接響いた。

――ある意味、最終決戦だ。

――リーンカーネーション。

――明確に伝えられるのは、明日までだ。ナルハヤで頼む。

次の瞬間、世界が暗転した。

目を開けると、そこは洞窟だった。

神々しく発光する緑の苔。

起き上がろうとして、全身に激痛が走る。

壁際の鏡に映っていたのは、

見覚えのない“老体”だった。

「……誰だよ、これ」

足元の日記に手を伸ばした瞬間、

本の上に老人の幻影が現れる。

『ワシは大賢者。

 神に所望され、全技能を後世へ託す』

次の瞬間、万の法則と魔法が脳に流れ込んだ。

理解より先に、頭が焼ける。

そして本は燃え、灰になった。

鼻に入った灰で、思わずくしゃみをする。

「フゥワクショーボーィ゙!」

瞬間、業火の球が洞窟の外へ弾けた。

視界の先の山が、丸ごと消し飛ぶ。

沈黙。

「……やりすぎだろ」

思い出せるのは一つだけ。

俺は――急げと託された、余命一日の大賢者らしい。

残り時間、二十一時間。

「……多分、俺は明日死ぬジジイだ」

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