秋と生命
秋の訪れ
そして秋の真中から秋の終幕
さりげない時間の流れに
生命の始まりと終わりを感じる
この生命は永遠であるかのように思っていた
無限の彼方まで届くと思う生命の息吹は
近未来には命の灯火が消えてしまう
生き物とは何のためにあるのだろう
命の灯火というのは
一時の輝きであり花火のような瞬間芸術
新しい生命が次々と生まれては
古い生命は崩れ落ちるように灰になってく
私の生きていく目的を知りたい
何の為に生まれて生きていくのか
花火のような瞬間芸術ではあるけれど
その生命に意味を持たせたい
そうすれば
近々死んでいく私も
納得出来るような時を過ごせるのかもしれない




