手を握って…。 vol.095 「帆香の誕生日にバーベキュー。」
「よ~し。着いた~~。準備しようか~。」
春樹。
都内のバーベキュー広場到着。
「天気良い~~。気持ち良いね~帆香~。ほら、綾香も~~。」
木乃美。
「さて。着きましたか~。」
後ろの方から前に出て降りようとする洋造。そして和弘。
「へへ。本当に気持ちいいや~ねぇ~。帆香も綾香も、元気で結構~~はははは。」
洋造。
「ワコウ~荷物、運ぼうや。」
和弘、
「はい。」
その数分後にもう一台の車も到着。
「ん~~。中々いい感じじゃん。着いたぞ~~、美希~、ははは。」
運転席で早瀬。
「じゃ、行こうか、美希。」
美希の隣で夕美子。
「さ~てと。ではでは。」
右後部座席で亜季。
「あ~~っと、おやっさん、すみません。ありがとうございます。持たせましたね~。ははは。」
洋造に春樹。
「なんの。久し振りに帆香と綾香の顔見れたんだ。嬉しくってよ~。かかか。」
洋造。
「ほ~んと。ひっさしぶりで私もおじちゃんの顔、見たわ~~。さっすがに元気ね~。」
木乃美。
「杉田ファミリーを見れたらまた元気にならぁ~な~。けけけけ。」
そんな洋造の隣で和弘、
「僕まで呼んで頂いて…ありがとうございます。」
「いやいや。とんでもない。こちらこそ、光栄ですよ。高梨君の料理…物凄いブリリアントでは評判らしい。そして、とにかく良い青年だと聞いてますから…。」
春樹、
「それに…。」
和弘に耳打ちして、
「このマスクは良いねェ~~えぇ~。」
和弘の右二の腕を突きながら…。
和弘、可笑しがり、照れながら、
「そんな事…ないですって、杉田さ~ん。」
「帆香ちゃ~~ん。綾香ちゃ~~ん。」
早瀬と煌の真ん中から走って、美希。
早速3人で遊び始める。
「いやいや、帆香の誕生日にバーベキューとは…。中々じゃん、春樹~~。」
與門。
「ん~~???元々はママの発案。なっ。」
そう言いながら木乃美の顔を見て春樹。
「ん~~。…と言うより、おじちゃんのアイディア…かな~~。子供は風の子。家でやるより天気が良いんなら外で…。って…、提案してくれたの。」
「おほほほほほ~~。」
「ふんふん。な~るほど…。」
夕美子と亜季。
「それに、新しいヤングの顔…、見たかったし…。」
ペロリと舌を出して木乃美。
「かかか。実は、一番はそっちか。木乃美さん…。」
夕美子。
春樹と木乃美。実は、このふたりを結びつけたのが洋造である。