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手を握って…。 vol.075 ベルモンドのドアを開けて…。

男性が夕美子の腰に腕を回す。


夕美子、

「ちょっ…。ちょっと…、止めて下さい。」


男性、にやりにやりとしながら…。


夕美子、

「止めて、止めて。ちょっ…。誰…、誰か…。信…。」


いきなり夕美子の口を押えて、

「ちょっとだけだよ。ん~~。」


首を振る夕美子。


茫然と立ち尽くす信玄。その瞬間振り向いて…。


そんな信玄の背中を見る夕美子、

「んんん…。」


ベルモンドのドアを開けて、

「助けて!!!!」

金切声を挙げる信玄。


いきなりドアに向く洋造、和弘、健之、杏美に若。


健之、

「どうした!!!」


信玄、

「デスクが…、デスクが…連れてかれる。」


その声を聞いた瞬間、健之、スツールから離れてドアに。


洋造、

「なん…だ…???」


それから和弘もいきなりその場を離れて、

「すみません。」


洋造、

「おぃ、ワコウ~~。」


杏美に若、

「何…、どうしたの…???」



外に出て健之、右左見て。

そして数メートル前の夕美子と、恰幅の良いふたりの男性を見つけて、

「おぃ。何してる…???」


いやがる夕美子を無理やり抱き締めるような姿勢を取っている身長のある男性。


夕美子、

「助けて!!!」


いきなり走ってその男性をとにかく夕美子から離す健之。


男性、

「な~んだてめぇ。」

いきなり男性の右拳が健之の左頬を殴りつける。


そこに駆け付けたのが和弘。

「矢萩さん。新條さん。大丈夫ですか!!!」


男性のパンチにいきなり後ろに転びそうになった健之。


そして傍にいた身長の低い男性。

「おやおや。もう御一方…お出でに…。」


そしていきなり、

「てめぇ~には、用はねぇんだよ。」

と、和弘に殴り掛かる…。


と、思いきや、するりとそれをかわす和弘。


健之、

「ひょ~~。効くね~。」

笑いながら、すかさず男性の左頬に思いっ切りパンチ。


グラリと体をよろけさせる男性、

「チッ。」


背の低い男性、

「ほぅ…。」


和弘、

「新條さん。お店の方に。」


夕美子、

「……。」


健之、

「早く!!!」


背の高い男性、

「て…めぇ…。」

いきなり健之の左頬に右拳がヒット。


和弘、

「矢萩さん。」


健之をチラリと見た瞬間に背の低い男性の右拳が和弘の左頬にヒット。


「ワコウちゃん!!!」

夕美子。


健之、

「早く!!!」


和弘、

「つぅ~~。」


ゆっくりと後ろに下がる夕美子。

それに気付いた和弘、途端に両脚を軽く交互にバウンドさせて、

右拳を素早く背の低い男性の顔面に。

…と思いきやすぐさま素早く引いて左拳で男性の右頬に、

その瞬間バランスを崩して倒れる男性。

それを見て健之、にやりと笑って左足で背の高い男性の右二の腕を思いっ切り。


男性、

「いっ!!!」


それを見ていた夕美子、

「うそ。」





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