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手を握って…。 vol.006  「相棒~~。グッジョブ。」

そんな信玄に夕美子、

「あ~~信玄、良い、自分でやるから。…うん。ありがと。」


信玄、

「そうっすか~~。」


自分でコーヒーメーカーに向かう夕美子。そして、

「ヨシ。や~るか~。」




夕方、ホテルのロビーで動画を観ている與門、

「さすがに牧田、振り回してはいても、堂々としてるわ~。相棒~~。グッジョブ。…ん…???夕美子…???」

着電。


「3時過ぎに着いたよ、こっち…。」

夕美子。


「サ~ンキュ。助かった~~。」

「観たでしょ、動画~~。」


「おぅ。」

「あっ、それと…さっき、與門宛てにワイン…届いたわ。送り主は~~。」


「ふ~ん…。…一応は…。感謝…して…る…の…、かな…???」

「そのようで…。ははは…。」





「は~い、おじちゃん、大阪土産~。」

與門。


「おやおや…。これは、これは…、申し訳ないね~。いつも。…へぃ、戴やす。」

グラスを磨きながらの小坂洋造。


ここは女性誌出版会社「桜華」が入っているビルの近く。

ラウンジ・バー、「ベルモンド」その店主が小坂洋造である。

一言、付け加えるならば、小坂洋造は、與門煌の叔父に当たる。


「さすがに、大阪名物、豚饅は美味しいよね~。」

與門の左隣で炒飯を食べている夕美子。


「それにしても昨日はビックリ。ねぇ~デスク…。」

與門の隣に心。そしてその心の隣に美紅。その隣に一番若い信玄の言葉。


カウンターの中で洋造、

「何、また何かやらかしたとか…、夕美子~。」


夕美子、

「はぁ~あ???」


「ははは。違う、違う。」

美紅。


「でも…。まぁ~~。その線は…、当たらずとも、遠からずや。」

心。


「ばか。心。そ~んな事言ったら、私の立つ瀬、ないでしょ。」

心の左二の腕を右肘で突っつく與門。


「ケヘッ。そうでした~~。」

小さくなる心。


「かかか、おっきな心が小さくなった~~。」

洋造。


「もぅ~おじちゃん。」

「かかか。…いや…、でも…、何かあったのかい、夕美子~…???」


夕美子、

「ふ~ん。朝っぱら、振り回された。」

にやりとしながら右肘で與門の左二の腕を突っつく夕美子。


「ふふ…、あんたじゃなきゃ、出来ないよ。」

與門。


「ん~~???煌~~???」


「朝っぱらから、新宿に向かって、その途中から成田に吹っ飛んでったって。凄いよ、デスク。」

首を振りながら信玄。


洋造、

「ほぅ~~。」






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