表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/233

手を握って…。 vol.039  「見たところ…、ご結婚は…???」

若、心、そんな洋造の声に、洋造を見て。


「見たところ…、ご結婚は…???」

にやりと洋造。


いきなり夕美子、

「ぶっ。」


和弘、そんな夕美子を見て…。


「ま…、まさか…、このタイミングで…。それ…言う…おじちゃん…???…しかも…。矢萩デスク…、ここって…初…めて…???」

心。


健之、

「えぇ…。若ちゃんから連れてきてもらって…。初めて入りました。…ね。」

にっこりと笑いながら…。


洋造、健之の顔をにこにこと見ながら、

「すぃあせんね~。」

頭を撫でて…。


「いえいえ…。な~んだか…、凄い良いお店ですよね~。僕も…時々…、寄らせてもらって…。」

にっこりと健之。


「どうぞ、どうぞ。こんなあっけらか~んとした店ですけどね~。」


「どういう意味よ~~???んじゃ、私らもその、あっけらか~んとしてるって訳~~???」

仏頂面して夕美子。


「あっ、こりゃ、また、失礼いたしぁしった。」


「わぉ。植木等。」

いきなり健之。


「おやおや。矢萩さん、ご存知で…。」

「えぇ。良く家の親父が、真似してましたから。お袋に…。」


夕美子、心、

「スゴッ。」


「お呼びじゃない。はい。お呼びじゃないっすね~。こりゃ、また、失礼、致しましった。…ってね~。」

洋造の物真似のように。


その瞬間、夕美子、心。そして若も、

「ぷっぷ~~。きゃはははは。おっかしい~~。」


夕美子、

「へぇ~~。そうなんですか~~。知らなかった~~。ねぇ~心~~。かかか。」

いきなり心の左肩をペンと叩いて。


心、

「あた。」


そんな夕美子を見て心、

「ふふ…。デスク~~。」

にっこりと。


そんな心を見て、

「へっ…???」

夕美子、目をパチクリと。

そして、


「んんん。」


健之、

「んんんん。ん~。はい。結婚…。」


洋造、

「ん~~???」


「して……。」

心、健之の顔を見て。


健之、心と洋造、そして若の方を見て。

「………。」


心、

「いや…、矢萩デスク…。長いよ…。」


口を真一文字に閉じて。そして今度はタコみたいな口をして…。


心、

「やだ~~。」

健之の左肩をペン。


夕美子、

「かかかか。」


まだ続ける健之。


心、

「おぃ。」


今度は志村けんのような顔をして健之。


心、笑いながら涙浮かべて。

「わ~かった。わ~かった。かかか。お腹痛い。かかか。」


健之、

「しゅてましぇん。」


若、

「きゃきゃきゃきゃきゃ。はぁ~~。涙出てきた~~。」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ