手を握って…。 vol.235 「お~~い、おまえたち~。なにしてる~~。」
レストランのいつもの席でジャン、呼び出した和弘に、
「ワコウ、今週の金曜日にウチでパーティを開く。ユミコ、連れて来いよ。もう~、彼女たちには話してあるから。…これは、命令だ。」
テーブルの傍で立ったまま和弘、
「はい…。分かり…ました~~。」
そしてブリスを見て、ブリス、ニッコリ。
歩きながら、
「当然、彼女たちと言えば~。」
和弘。
ブリス、
「そっ、ヒサコ、ニーラ、ルーシー。そしてファミリーと…。」
「…に、なるよね~~。」
「はいはい。どうとでも…。」
「…で、その後、ユミコとは…???」
そのブリスの声に、単発入れずに、
「愛されてますよ~~。ん~~。」
「かかか。こ~~の~~。」
そしてブリリアント編集局にて與門。
「…と、いう事で、今日から、新しい仲間、王麗華さん。働く事に…、なりました~~。よろしく~~。はは、若~~。一番近い…後輩君だぞ~~。何と21歳~~。」
若、大喜びして、
「よろしくお願いしま~す。矢萩若と申します~~。」
麗華と握手して。
心、麗華に、
「24歳で、2児のママだよ~~。」
麗華、びっくりして、
「本当ですか~~。び~~っくり~。全然そんな風に見えない~~。凄い可愛くって、綺麗~~。」
亜季、
「わお。凄い、日本語上手~~。」
「ふふ~ん。期待してるよ~~。麗華ちゃん。まずは、若…、面倒みてあげて。…もしかしたら…。」
若、そんな與門の声を聞いて、
「はい。分かりました~。…ん…???もしか…したら…って…、編集長~~???」
そしていきなり與門、
「ん~~。まだひとり…、残ってるからね~~。」
若、
「まだ…ひとり…???」
そして、その瞬間、
「あっ。」
そして、
「かかかかか。」
笑って若、
「はい。わっかりました~~。じゃ、じゃ、王さん…。ん…???麗華さん…の方が…。」
麗華、
「はい、麗華で…お願いします。」
「うん。」
「へぇ~~。ブリリアントに新しい外人さん。台湾人か~~。」
與門の隣でビールを飲みながら由香里。
「うん。あの子、もしかしたら…。おっきぃかな…???」
優羅の作った料理を食べながら與門。
「それにしても…、くく…。優羅ちゃん、これ、美味しい~~。」
優羅、
「ありがとうございます。」
「どぅ、慣れた…???」
由香里、
「新居が…洋造さんちって、思い切った事、やったね~~。優羅~~。」
優羅、
「もぅ~~、楽しくって、楽しくって。それに、広いし。」
「かかか。毎日、楽しく、のんびりと、してるわさ。」
洋造。
「そっか~~。ベルモンドには優羅。そしてブリリアントには、王麗華。これからが、楽しみだね~~。」
両手を組んでその上に顎を乗せて由香里。
與門、ぼそりと、
「お~~い、おまえたち~。なにしてる~~。」
優羅、
「はい…???」
洋造、由香里、そんな與門を見て、
「かかかかか。」




