手を握って…。 vol.233 「はははは。すっごい素敵~~。」優羅。
「はははは。すっごい素敵~~。」
優羅。
「っでしょう。友紀ちゃん、ありがとうね~~。…で、どう…???結構人気店って聞いてるけど…。」
友紀のネイルサロンで與門。
優羅に、ネイルもファッションのひとつ。と言う事で、
麻布セントラル・ムードの店に訪れたのである。
ファッションも楽しめた上で、そのまま店内から友紀のサロンに入店する事が出来る。
友紀、
「お蔭様で、由香里さんやルイさん、悠宇さんから喜んでもらってます。」
「なにやら、予約殺到中とか…。」
そこに、
「はいはい、お待たせ、いらっしゃい、優羅。與門、お疲れ~~。」
由香里である。
「かかかか。夕美子とワコウ、パーティでニューヨークの著名人に紹介されて人気者とか…。」
與門に由香里。
「ん~~。そのようで…。なにやら、また大御所の3人、鼻が高くなったようで…。」
「倫なんて、早く結婚しちまえよ、…ったく~って、ぼやいてますけど…。」
友紀。
「ねぇ~~。まっ、頑張っては…いるらしいけどね~~。なかなかどうして…。」
與門。
「それは…そうと…、優羅、あんた…、もしかして…。」
そんな由香里に優羅、
「へっ…???…はい…???」
「もしか…して…、だけど…。」
與門、
「ふん。もしかして…、みたいね~~。」
優羅、
「えっ、えっ、えっ…???」
友紀、
「このふたりが、そう言うって事は~~。優羅ちゃん。」
いきなり真赤になる優羅。
「道理で、康太…、今、活き活きしてる。」
與門。
由香里、
「ほっほっほぉ~~。そっか。そかそか。」
優羅、
「うそ。なんで…???えっえっ…???」
赤くなって顔を両手で覆う優羅。
與門、
「頑張れ、頑張れ。私たちが応援するよ。」
優羅、
「與門さ~ん。」
「だ~~ってさ~。康太と信玄がベルモンド来たときの、優羅の康太を見る目。あれって、若が健之を見る目に、似てたもんね~~。」
由香里、
「かかかか。かっわいい~うん。私も、この前久し振りにベルモンドで康太を見て、おやおやって思った。優羅、良かったね~~うん…???」
そして、與門を見て、
「與門~~。」
與門、
「ん~~???」
「ベルモンド、いい店だよね~~。」
「お褒めに与り、光栄です。」
「あの店、なかったら…。こんな風には…、出来なかったろうね~~。」
「うんうん。私も…そう思う。」
腕組みしにながら與門、
「何かしら…、あそこからみんな…繋がってんもんね~~。」
「これからも…ずっと…なんだろうね~~。」
「はい、コーヒー、どうぞ~~。」
いきなり入ってきた悠宇。
「おっとっと。悠宇君ありがと~~。」
與門。
「友紀ちゃん、少しブレイクしたら。コーヒータイム。」
悠宇。
「ありがとうございます。」
「あっ、由香里、さっきニューヨークからファックス来てたから、後で確認して。ルイ、今、出掛けてるから。」
テーブルの上にカップをそれぞれに配りながら。
「うん。OK、サンキュ~。」




