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手を握って…。 vol.224 亜季、美紅、目から涙が…。

「しかも…、話しを聞いてると、ヒサコ・マーラも、ジャン・クロードとは、ビジネスでも、結構、よしみの間柄と言うし…。当然、HENRYの社長、ニーラ・ヘンドリックスとも…然り。…と、来ているらしい。…あっ。ジャン・クロードって、ニューヨークのジュンジョルジュのオーナーね。」


そんな夕美子の話しを聞いて、亜季、美紅、ただただ、茫然。

そして次第に亜季、美紅、目から涙が…。


洋造、

「亜季~。美紅~。」


夕美子、

「…ん…???」


その内、亜季も美紅も鼻水を啜る音。


健之、

「……。」


亜季、夕美子に傾いて、

「夕美子~~。」


美紅、スツールから降りて夕美子の背中に抱きついて、

「姉貴~~~。わぁ~~~。」


夕美子もホロリと涙を流して和弘の顔を見る。

和弘、目を真っ赤にして軽く頷く。


若、健之の右腕に左腕を絡めながら、そして涙を零して…。

與門も薄らと目を潤めて3人を抱く様に…。




「…そう言う訳で、3ヶ月後には、夕美子、ニューヨークで働く事になる。」

與門、ブリリアント編集者の全員の前で。


真奈香、心、いきなり夕美子に抱きついて、

「わぁ―――――――――っ!!!」

涙が止まらない。


真奈香、

「まさか。こんな事になるなんて…。ヤブが言ってた事、本当になった…。」


與門、

「やぶ…???」


真奈香、

「うん。前にヤブをベルモンドに連れてった時、その帰りに、ワコウちゃん、遠くに行っちゃうって…。」


夕美子、

「うそ。あの…、藪…澄香…ちゃん…???」


「うん。」

その時、真奈香、

「あっ!!!もしかして…。もしかしたら…。」

そして、健之と若を見て、

「もしかし…、若…???…矢萩…副…編集長…???」


健之、

「はい…???」


若、

「えっ…???ええええ…???」


真奈香、

「もし…か…して…、ふたり…???」


若、顔を真っ赤にして…。


與門、何やら苦笑いで…、

「ふふふ。わ~か。矢萩さん…。」


夕美子、亜季、美紅、心。

そして康太に信玄、

「何、どういう事…???」


健之、鼻を掻きながら…。


若、

「はい。すみません。」

ペコリと頭を下げて…。


與門、

「そっか…。うん。頑張れ。」


夕美子、亜季、美紅、心。そして康太に信玄、

「うそ――――――――っ!!!!」


真奈香、

「ヤブ、恐るべし。」


夕美子、亜季、

「何、それも藪澄香、予想してたっての…。」


美紅、心、

「すごっ。」


真奈香、

「うん。」


夕美子、

「わお。」


與門、

「とにかく。めでたい。ただ、康太~、信玄~~。ざ~んねん。」


女子、

「かかかかかか。」


與門、

「まっ、とにかく、みんな頑張れ。」





「倫~~。友紀ちゃん、何て言ってた~~???」

日曜日の午前中にランチを作りながら夕美子。


テレビを観ながら倫洋、

「あぁ。良いって。姉ちゃん、ニューヨーク行った後に、こっちに引っ越すって…。」


「ふ~ん。じゃ良かった。」

「まさか…、ワコウさんと一緒にニューヨーク…とはね~~。」





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