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手を握って…。 vol.203 「ホッとするんだと思う。」

スマホを片手に相手と会話をしながら、

悠宇がドアを開き、開いたドアから店の中に、

「あぁ~うん。分かったありがと。チェックするからオフィスにファックスお願い。それから私のスマホにも画像、送ってくれる~。」

由香里、カウンターの洋造と和弘に目で合図をしながら。

そしてスツールに座っている若を見て、にっこりと、そして右手を挙げて。

悠宇がスツールに座って由香里の腰に手を当てて座るのを助ける。

「はい。…じゃ、先方さんにも確認取っておいてくれる。うん。お願い。はいは~い。」


和弘、

「お忙しいようで…。お疲れ様です。」


そんな和弘に由香里、

「ふぅ。」


若も、

「お疲れ様です。由香里さん。悠宇さんも。」

にっこりと。


「おぅ。若~~。」

若の肩を抱いて、

「とにかく、可愛い子だよ~この子は~。なんだか…、若の顔見るだけで、癒されるよね~~。んふ。こんにゃろ、こんにゃろ。」


若、顔を赤くして、

「ありがとうございます。」


「あれ…???でも…若、今日…、ひとり…???」


そんな由香里に、

「あっ、いえいえ。心さんと待ち合わせで…。先に行っててって言われて…。」


「ふぅ~~ん。」

そして由香里、

「さてと。」


和弘の顔を見て、

「ワコウちゃん。」


和弘、

「はい。」


「引き受けてくれて。うん。ありがとう。」

「いえいえ。…僕の方こそ。よろしく…、お願いします。」


「くくく。夕美子から…お尻…叩かれたか…。」


その由香里の声に和弘、

「あ~~、いや~~。ははは…。まっ…そんなとこで…。」


「ねぇ~~ワコウさん。ん…。ふふ。」

にっこりと若。


そんな若に由香里、

「…ん…???何…若ちゃん…???」


若、

「ん~~~???ふふふ。」


由香里、

「洋…造…さん…???」


洋造、そんな由香里の顔を見て、にっこりと…、

「まぁ~~。なんだな…。ようやく…。彼氏いない歴も…、更新ならず。…ってか~~。かかかか。」


その声に由香里、

「え――――――――っ。うそ!!!あんにゃろ、私にまだ、何~にも…。」


洋造、

「まっ、それどころじゃなくなっちまったからなぁ。」


「ええええ…???」

ふと考えて由香里、

「あぁ~~。なるほど…、例の三ツ星…、ジュン・ジョルジュか…。藤見…朋花。」


「えぇ…。」

和弘。


「新條さん、何かしら…物凄い心配してて。申し訳なくって…。」

「な~に言ってんの~。夕美子、心配したいのよ~。」


和弘、

「えっ…???」


「夕美子、ワコウちゃん。可愛くって仕方ないって顔…してるもん。見てりゃ、分かるよ。多分、ワコウちゃんといる時、もの凄い素になれるって顔してるよ。ホッとするんだと思う。」


和弘、

「由香里…さん。」


「だって、私も同じだもん、悠宇とじゃなきゃ、ホッと出来ないし…。」







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