表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/233

手を握って…。 vol.020  「あんたも…そろそろ…、可愛い子~~。」

「それはそうと…。仕事も…変わって、少しは満足できる状況なら、ようやく…。」

料理をガツガツ食べている健之を見て瑠唯子。


「何よ、その…ようやくって…???」

キョトンとした顔をして健之。


「あんたも…そろそろ…、可愛い子~~。でっきるんじゃないかってな~~。かかか。」

笑いながら瑠唯子。


その途端、吹き出す健之、

「ぶっ。」


「きったないなぁ~~。」

テーブルの上を布巾で拭きながら。


「あにお、おんな、あけもああんないおろ…。」

「食べながら、しゃべんな。箸、進めんな。」


「らっれ…。」

「さってと…。私もお風呂、は~いろうっと。健~。そのまんまで良いからね~。余計な事、すんな~。」


テーブルを離れる瑠唯子。そんな瑠唯子の背中に、

「それはそうと…、姉貴~、五大さんとは、上手くいってんの…???」


「やごっちゃん…???…ん~~。当~然でしょ。…だから、あんたもって…言ってんの。」


ここで言う「五大。」そして、「やごっちゃん。」とは、瑠唯子の婚約者である。

名前を国谷五大(くにやごだい)。父親と同じ清川建設の社員である。

凡そ2年の付き合いとなっている。


健之、

「ほぅほぅ…。それは、それは…。」





湯船に浸かりながら夕美子、

「ふ~~ん。ベルモンドに新しい人か~~。ワコウ…。どんな人…???」


1時間前に真奈香から電話で、知らせてくれたのであった。





部屋のドアを閉めてリビングに木乃美。


春樹、

「寝た…???」


「ん~~。ようやく…。で~~、新しい編集デスクさん…、どうよ…???」

「ん~~。まっ、何とかやってくれるんじゃ…ないでしょうかね~~。とにかく、社長がえらいお気に入りだから…。」


「ふ~~ん。」

「あっ。そうそう…、煌と夕美には…言っておいたから、たまには遊びに来いって。チビたち、怒ってるって。美希ちゃんに会えないってね。」


「ははは。サ~ンキュ。ふたりとも…忙しいからね~。こっちから行っても、結構お目に掛かれないから…。それに…。」

「與門の母さん…???」


「どうしてもね~~。つきあい…づらい…。そう言う意味では、煌は…凄いわ。ははは。」

「できてる…???」


「うん。」

「な~に言ってる~。おまえだって、かなり…。」


「ふふ~ん。ニッ。旦那様~。」

そして春樹に抱き付く木乃美。





部屋のドアを開けて、

「さてと。行きますか~。」

夕美子、早朝のジョギングである。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ