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手を握って…。 vol.197 「ジュン…何とか…。英語みてぇな…。」

「珍しいね~。ワコウちゃんに…、しかも…お店に電話って…???」

夕美子。


洋造、

「あぁ…。」

首を捻りながら。


與門、

「…で、誰…???」


「ジュン…何とか…。英語みてぇな…。」


夕美子、

「男…、女…???」


洋造、今度は首を傾げながら…、

「おんな…。」


與門、夕美子、顔を見合わせながら、

「ふ~~ん。」


和弘、電話口で、

「はい。…では。失礼します。」

そして頭を傾げながらカウンターの中に…。


夕美子、

「ワコウちゃん…、電話の相手って…???」


與門、

「うんうん。」


和弘、

「何が…何だか…全く…。ただ、突然で申し訳ないんですけど、お話したい事がありますので、近いうちにお時間戴けないでしょうかって…。」

メモを見ながら、

「ジュン・ジョルジュ…の…、ふじみ…ともか…さん…???…て…人…。…誰だろ…???」


夕美子、

「…ふじみ…、ともか…???はて…。聞いた…事が…。ない。…與門…???」


そんな夕美子に與門、こちらも首を傾げて…、

「んんん。」


若、

「えっ???ええええ。何の…話…???ですか…???」


夕美子、

「ん~~。今、ワコウちゃんに、知らない人から電話~~。…で、何て答えたの…ワコウちゃん…???」


「あっ。いや…、洋造さんと話して時間…。また後で電話するって、言ってましたから…。」


與門、

「ふん。」


夕美子のスマホに着電。

「ふん…???由香里。」

いきなり、

「夕美――――――――っ!!!思い出した―――――――――っ!!!」


「わっ!!!痛っ!!!何よ、由香里、いきなり~~。耳、痛った~~。」

「彼女、彼女。ベルモンドにいたあの女性。」


夕美子、

「は…あ…???」


與門、和弘、洋造、

「???」


夕美子、3人の顔を見ながら、

「ベルモンドにいたあの女性…だって…。」


スマホの向こう、

「ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの、ふじみともか――――――――っ!!!」


夕美子、

「はっ…???何…???ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの…???…ふじみともか…???」


與門、スマホで検索。

「…とととと。あっ、あった…。え゛――――――――っ!!!!」


「もしもし…、由香里…。」

スマホ越しに夕美子。

「なになに。一体どういう事…???」

何がなんだかさっぱり分からない夕美子、そのままスマホを和弘に、

「ワコウちゃん。由香里。」


そのスマホに、

「替わりました、高梨です。」


「ワコウちゃん。彼女、ベルモンドにいたフランス人みたいな人と一緒にいた彼女。」

「はい。」


「あの人…、ニューヨークの三つ星レストラン、ジュン・ジョルジュの、ふじみともか。スーシェフよ。ワコウちゃん、もしかしたら、とんでもない人の目に留まったかも。」


和弘、

「はい…???」


與門、夕美子と自分のスマホを見ながら、

「何…これ…???うっそ!!!!」


若も検索して、

「あっ。」


康太、

「…ん…???」





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