手を握って…。 vol.163 與門、「さっ、若~~。頑張って~。しごくぞ~~。」
「おやおや。あの…一之瀬姉妹ってね~~。」
與門。
夕美子、亜季、
「こりゃ、ソフィア…、変るね~~。」
健之、
「一之瀬姉妹って…???」
「うん。とにかく、姉の一之瀬美鈴…。彼女は凄い。」
與門、
「彼女の才能で新規ブランド、立ち上げたってくらいだからね~~。」
「しっかし…、まさか…美崎さんと繋がってたとは…。」
亜季。
「ほいほい、矢萩…副編集長のデスク。それに若のデスク用意しないと…。」
両手をパンパンとさせて與門。
「康太~~。信玄~~。」
健之の両肩を後ろから揉みながら與門。
夕美子、亜季、
「かかかか。」
真奈香、美紅、心、
「う~~れっしい~~キャハ~~。」
「ねぇ~~、夕美子~。ニシ。」
亜季。
「何よ。んもう~~。」
若の頭をポンポンと與門、
「さっ、若~~。頑張って~。しごくぞ~~。」
顔を赤くして若、にっこりとさせて、
「はい。」
康太、信玄、若を見ながら…。
與門、
「な~に、ボケ~~っとしてる~。」
康太、信玄、
「あっ、は…はい。」
夕美子、
「くっ。」
「キャ~~ハハハハハ。ハッハッハッ~。やった~~!!!」
一枚の書面を見て友紀。
そして指先でスマホにポンポンポンと。
昼休みに弁当を食べていた倫洋、着メールに、
「おっと~~。」
そのメールを開いて、
「うそ――――――――っ!!!」
傍で弁当を食べていた同僚、
「わぁ。何~新條~。びっくりした~~~。どしたぃ。」
倫洋、
「あっ。はははは…、ごめん、すまん。」
「な~~んだよ、嬉しい顔して~~。彼女と、なんかあったか~~。」
「いやいやいやいや。何でも、何でも…はは…。」
「ば~~か。図星じゃねぇかよ、それ~~。かかかか。」
頭を掻きながら倫洋、
「そっか~~友紀~~。ふ~~ん。俺も…頑張んなきゃ…。」
そしてとある駅の近くで待ち合わせをして。
倫洋の姿を見つけて友紀、駆け足で倫洋にダイブ。
「倫――――――っ!!!やった~~~。はははは。」
倫洋、友紀を抱き締めながら、
「OK、OK。おめでと、友紀。」
「うん。」
そして倫洋の唇にチュッとして。
「記念に美味しいもの、奢って~~。」
「かかか。なぁ~~。約束だからな~~。」
そして友紀の右手を持って、指を見て、
「しっかし…、凄いよな~ネイリスト1級合格って~~。」
「ニッシッシッシ~~。う~れしぃ~~。」
そして倫洋の体にまた絡み付く様に。
「はいはい。分かった、分かった。」
友紀の頭をポンポンと。そして撫でる倫洋。
「あっ。そうだ。倫~~。ちょっと行きたいところ、あるんだけど…。」
倫洋、
「…ん…???どこさ…???」




