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ショートカットを刈り上げた赤星さん

 給食ってこんなうまかったっけ、と晋太郎はわかめご飯とたまごスープを平らげた。


「工藤くんめっちゃ食べるね」


フフフ、とショートヘアをさらに刈り上げたような髪型の赤星さんに笑われる。赤星さんは女子バスケ部の副キャプテンを任されている。


「お腹空いちゃって。部活までもたないし」


「じゃああれもやっとかなきゃね」


"あれ"とは、牛乳はや飲みのことだ。確かこの日の部活のあと吐きまくった覚えがある。


「え? なにそれ」


「わかってくるくせにぃ」


あたしのもあげる、ともう一本を差し出された。晋太郎は牛乳瓶の蓋に手をかけ、白い液体をお腹に流し込む。


「はっや。超はやい」


赤星さんは目をつむって笑う。多分本人の視界は真っ黒だ。


 ほんのりと塩の味がするわかめご飯と、甘い牛乳は全く合わない。晋太郎はめちゃくちゃになった口の中を水道水で洗った。


給食の牛乳って、今考えたら信じられない組み合わせじゃいですか??

納豆と牛乳の日もあった気がします。

でも当時は慣れてるからそんなこと全く気にならないんですよね。

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