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何もおかしくない

「初めから修一を殺すつもりだったんだ」


大事なことだと言わんばかりに、春人は2回続けた。


「俺だけじゃ達成できないって伝えたら、対応するから、そのまま続けてって言われた」


春人の目は晋太郎を捉えていない。


「それがこんな形になるなんてな」


「おい、さっきからおかしいこと言ってるよ」


晋太郎はトーンを変えた。このままだと、何かが崩れていってしまいそうだった。


「何もおかしくない」


春人は自分に言い聞かせるように言った。もう晋太郎のことは見えていないのかもしれない。


「俺は2027年を知っている」


お前それ超つまんないな、と晋太郎は言った。だけど、冗談のつもりでないことは嫌でもわかる。


「誰が起こしたかを変えたかったんだよ」 


そう言った春人をいつの間にか、周りを部員たちが囲んでいた。赤星さんの弟が、心配そうにこちらを見ている。


「先輩、メニュー何すか?」


「ああ、まずスリーメンな」


はいっ、と後輩たちがチームを作り始める。晋太郎は修一の代わりを探す。


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