異世界外交記
初投稿でございます、フェイスブックフレンドに背中を押され書き始めました、なろう先輩方には遠く及ばない虫みたいなもんですが読んで頂けたら幸いです
とある朝の事、自衛隊、練馬駐屯地、駐屯地司令、浅井建夫は屯地司令用に振り当てられたオフィスにて混乱していた
「何だぁ?こりゃぁ・・・」
一見すると羊皮紙のようだがそんな物現代日本で早々見る事も無いし、それが自身のデスクの上に置かれていたからだ
「おーい速水君」
事態を確認するべく通りがかった秘書官の速水女史に確認を取るべく声をかける
「はい?」
声をかけられ速水女史が立ち止まった所で確認を取る
「これ何かわかるかね?何か置いてあったんだが・・・・」
声を掛けられた速水も訝しげにそれをみる
「羊皮紙・・・ですか?早々こんなもの見ませんが・・・浅井司令もご存じないんですか?」
「いや、知らんよ、こんな物届く予定もないが・・・」
「爆発物では無いようですしご覧になっては?」
尤もだが何かのいたずらの可能性も無くはない、読んでみて「いたずらでした」では馬鹿馬鹿しい気もする
「まさか触る部分に毒が!」
「ある訳無いでしょう、馬鹿馬鹿しい、いたずらの可能性も考えて犯人が言い逃れられないよう手袋でも付けられれば良いでしょう?」
「ひどっ!私は一応屯地司令だよ!心配は無いのかね!」
「子供みたいなことを仰るからです、はい、手袋」
呆れた様子で手袋を手渡してくれる速水から手袋を受け取り羊皮紙をまくる
「えー・・何々・・・」
そこに書かれていた内容はいたずらにしてはいささか異様にぶっ飛んだ内容が書かれていた
~親愛なる自衛隊責任者殿へ~
突然にこんなものを送り付けた事を先ずお詫びさせて頂きたい、私はそちらの世界とは異なる世界の生き物でそちらの世界との外交の開始の仲介を頂きたく直接書簡をデスクに置かせて頂きました、直接伺うのは多大な混乱を招く可能性があり、尚且つ其方に無い病原菌等有るかも知れなかった為其方の対策を行って頂きたかった事もあったからです、尽きましては三日後の12時ほどに其方に向かいますので防疫装備を準備された上お待ち頂けないでしょうか?、宜しくお願いいたします
元人間、現聖蟲種、清水聖
「・・・・何だこりゃあ・・・・」
あまりの内容に浅井は絶句するしかないのだった