9月〜3月の山田(あらすじ概要)
9月の山田:体育祭編
朝、グランドの砂を頭からかけられていじめられる山田。
山田は真っ黒な姿のまま小野分に一日中付き纏うという大変迷惑な仕返しをする。
10月の山田:文化祭編
小野分の仲間である子分二回。
美術部である子分二の絵を飾っている美術室で小野分が山田をいじめ始めたことにより、子分二は絵に失礼だと激怒。
以前にも画材を使ったいじめをしていたことを思い出し、より一層激怒する。山田たちの文化祭はめちゃくちゃ。
田山が出ていった子分二を説得しに行く。
そして子分二にだけは、自分の正体を明かす。(秘密を守れそうだったから。)それを聞いた子分二も画家になりたいという秘めた夢を田山には明かし、打ち解ける。
これを機に、子分二は山田に今までのことを謝る。山田は許す。
この後から、子分二も山田たちと仲良くするようになる。小野分とは関わらなくなる。
11月の山田:定期テスト編
再び定期テストの点を争う。
子分二も実はかなり頭がいい。そのため、山田VS広印、田山VS陽乃元VS子分二という勝負になる。
結果は山田と田山が勝つ。
陽乃元と子分二はこの辺りからかなり仲良くなる。
12月の山田:クリスマス編
陽乃元が、子分二のことが好きだと言い出す。クリスマスに向けて、2人のカップル成立計画を行うことになる。
様々な仕返しで発想力を鍛え上げられた山田達は、なんとか陽乃元と子分二をくっつけようとするが上手くいかず。
結局何もできなかった。が、子分二がみんなの頑張りに気付き、陽乃元の思いにも気付く。クリスマス前日に無事付き合うことに。
山田、田山、広印は喜ぶ。山田はその様子を見届け、家に帰る。どさくさに紛れて広印は、田山に告白する。(広印は実は前から田山に思いを寄せていた。)
が、田山は転校生パワーを使い、広印が自分のこと(田山)を好きだったという記憶を一切消してしまう。
※この回には小野分を出さない。いじめも出さない。
12 月の山田2:年越し編
みんなで集まる。
朝日見る。
楽しむ。
1月の山田:家庭環境回
ここから、みんなの家庭事情が出てくる。主に山田と小野分。
山田は母子家庭で一人っ子。母はいつも帰ってくるのが遅いため、山田のいじめに気付かなかった。山田もまた、迷惑をかけないよういじめを隠していた。
小野分はお金持ちの家の一人っ子。何もかも満たされているため、心が空っぽ。満たされていない虚無感から山田をいじめていた。
ある日、小野分にいじめられた山田は、自分の上に馬乗りになる小野分から逃げようとして、小野分をどかそうとする。が、誤って小野分の骨を折る。小野分の両親が出てくる大問題に。
学校の先生も、小野分を庇う。山田の立場は無い。
田山、広印、陽乃元、子分二はそんなのおかしいとか、今までのいじめを証言してもいいと言うが、小野分の親が「自分の子(小野分)のせいだと言い張るなら弁護士をつける」などと言い出したので、結局何もしない方が山田のためだという状況に陥る。
4人はどうしようもない理不尽な状況でイライラするが、山田は小野分の家に一人で謝りに行く。
小野分の親に罵倒されながらも頭を下げ続ける山田に、小野分は自分が情けなくなり、もうやめよう、俺は大丈夫だからと親を説得する。
小野分が親を落ち着かせ、それで事件は終了。小野分が山田をいじめることはなくなる。
みんなはモヤモヤしていたが、山田の男気ある行動を讃える。
2月の山田:喧嘩編
田山と山田が喧嘩する。
理由は山田が成長し、田山が親のように山田に気を使うのが面倒に感じ、嫌になったから。ほんの些細なすれ違いで2人は話さなくなる。
子分二は山田に本当のこと(田山のこと)を教えようとしたが、結局言えず。
2人は喧嘩したまま、修学旅行に行くことに。
2月の山田2:修学旅行編
結局山田と田山は同じ班になったが、全然喋らず。お互い和解したいが、なんとなく喋りにくい雰囲気になる。
修学旅行は北海道スキー合宿。
スキー中に雪崩が起き、山田と田山は軽く遭難する。2人っきりの状況で、お互いはお互いを見つめ直し、和解。
そしてここにきて、山田をいじめていた小野分と小蚊が山田たちを助けるため必死で捜索し、山田を見つけ出す。2人は無事に生還し、小野分にも感謝する。
一件落着だが山田はここで、田山に親がいない事を知る。
3月の山田:別れ編
2年生も終了まで僅か。
山田は1年前を思い出し、環境の違いに驚く。
(続く)
次の部分からは最後に載せるはずだったお話3話を、小説として載せます。




