表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者: Oh's
掲載日:2015/11/24

こういうの書くのは苦手な方です(*_*;

 春、私は君に出会う。


 「桜は嫌いだ」という君と、そんな君が嫌いだという私。


 つまらない事で喧嘩したり、おかしな所で仲直りしたり、本当散々だったよね。


 でも、君に出会ったこの春が大好きです。


 夏、私は君に告白する。


 私の病気と私の寿命。君は何も言わずにそっと手を握ってくれた。


 あの時の君の温かい手、私は今も覚えています。


 君が手を握ってくれたこの夏が大好きです。


 秋、私は君に会えなかった。


 見知らぬ病室。体に繋がる管。


 まだ私は元気なのに君と離ればなれになった。


 毎日君が送ってくれた手紙も、いつかは届かなくなって……。


 だけど私は大丈夫です。


 君のことを考えるだけで、まだ頑張れます。


 だから、君を想えたこの秋が大好きです。


 冬、私の体はほとんど動かない。


 心拍数を計る機械だけがこの室内に鳴り響く。


 君に逢いたい。君と話したい。


 君と、一緒にいたい。


 私はもう、ダメかもしれない。




『――私は冬が大好きです。


 だって、もうすぐ春が来るのだから。 


 桜がまた咲くんです。


 そして桜が咲いたら、君と再び出会える気がするんです。


 ……でも、正直この体がもつとは思えません。


 次の春を迎えることはないでしょう。


 今だって、こんなに声が掠れていて、私が誰だか分からないんじゃないかな?


 ――うん、でも最後まで言いたい事を録音するね。


 ……私は。


 ……私は、君が好きです。


 ……私は、冬君の事が大好きです。


 去年は、君が嫌いだなんて言っちゃったけど……、




 私は冬君が大好きです。




 凄く、凄く大好きです。


 これでもかってぐらい大好きです。


 だから……、だから付き合って下さい!!


 ……なーんて、言ってみたり。


 でもね、最後に君の声が聞きたいな。


 嘘でもいいから、君から、好きだと言ってほしいな。




 私が好きだと……桜が大好きだと、言ってほしいな。




 うん、我がまますぎるよね。


 大丈夫大丈夫、アメリカンジョークだからさ。


 っと、言いたいことは言い終わっちゃったな……あはは。


 ……じゃあ、最後に一言。


 私は最後まで、頑張ります!


 ………………。……えっ、これどうやって止め――』




 春、俺はお前と出会う。


 あれから何度も春は訪れたが、桜はいつだって咲き誇っていた。


 そんな桜を見るたびに俺は隣の少女に言う。


「――桜が大好きだ」


 すると隣の彼女は照れつつはにかむ。


 そんな姿が可愛らしい。


 春、出会いの春。


 お前と過ごすこの春を、お前と過ごすこれからを、俺は愛し続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 登場人物の心情が上手くかけているなと思いました! 人物に入り込みやすかったです。 [気になる点] 少し説明が短いので、もう少しながくエピソードがあったらもっと良くなるなと思いました。 [一…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ