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俺の夢〈憑依〉の物語  作者: サカポン
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始まりの夢

うん、全然書けなかった。次から長くなると思う。

いつも感じてる感覚が、真っ黒なのに意識が覚醒していく感覚が、何回、何十回と感じた感覚がやってくる。

起きたら目を開けても真っ暗、ただ変わらない一色。あの夢を思い出す。記憶から一つも欠けずに残ってるあの夢を。黒以外の色がある初めての夢を。

あの人が言ったことにほんの少しの希望を持ちながら体から力を抜いていく。どんどん意識が沈んでいき、どこかに流される様な感覚を受けながらただ待つのみであった。


いきなり落ちるような感覚が体を襲って、すぐ無くなると同時に体中に衝撃がはしる。その後意識はすぐなくなった。







竜馬の意識が覚醒していく、それと同時に体を引っ張られるような感覚が竜馬を襲う。

真っ暗の視界に一つの光が見える。竜馬は一気に目を開ける。希望を持ちながら。


そして竜馬は感動する。視界いっぱいの色がある、様々な色が合ったのだ。

そして竜馬はあの人に感謝する。自分に"夢"を見させて貰えたのであると、あの人は本当に神様であると。それと同時に竜馬は理解する。今の状況を。


「ピレー、男の子だよ、可愛い可愛い私達の子供だよ」

「あなた、少しは静かにしなさい。子供が泣いちゃうじゃない」

「ご、ごめんよ。ピレー」


目の前には雪のように真っ白い髪を持ち、感情がないような白い目を持つ。

男が居た。そう、自分は子供であると。竜馬は頭が良い方である故に冷静に考えれるから今の状況を理解できるのだが、竜馬は色がある世界に感動しているため、どうでもいいとあまり意識はしていないんである。


「ほら、あなたのせいでこの子泣いちゃったじゃない」

「ご、ごめんよ。ピレー」

「まぁ、嬉しいのもわかるけど、ちゃんとしてよね。これからお父さんになるのよ」

「ああ、そうだな。ピレー、この子の名前どうする?」


そんなことが竜馬の耳に届いて居たが様々な色に目を動かし見ようとしていた。いきなり睡魔が襲ってくる。竜馬は一生懸命睡魔に逆らったが抵抗も虚しくただ意識が落ちていくのであった。

ただ一つまたあの闇に戻りたくないと思いながら。


「そうね、リョマなんてどう?」

「リョマぁ?!なんだいそれ?!なんでそうなったの?!」

「ピンと来たのよ。カンよ、カン」

「はぁ、まぁいいけどさ」

「あら、もっと言うと思ったのに」

「自覚していたのかい、まぁピレーのカンは信じるに値するからね」

「リョマは将来きっと格好良くなるわよ」

「そうだな、私達の子だからな」


二人は母の手に収まっている子をただ見つめるのであった。



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