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GRAVE KEEEEPER【Red Moon】  作者: 鵤牙之郷
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再会

 いったい、どれくらいの時間眠っていただろう。

 神田明宏はゆっくりと起き上がり、辺りをキョロキョロと見回した。

 場所はあの廃屋。だが、他の術師が居ない。何があったのだろう。

 と、そこへ1体の怪人が。茶褐色で、両腕には太い角が生えている。目は紫色に輝いている。

「如何です、神田さん」

「何者だ? 術師か?」

「初めまして」

 怪人はゆっくりと歩み寄り、神田に深々とお辞儀をした。

「私は隠者。主からは、ハーミットと呼ばれております」

「ハーミット? 主?」

「まぁその件は追々。皆私のことを、ディレクターと呼んでいます」

 ディレクター。人生の支配人、ということか。

「神田さん。あなたは、生まれ変わったのです。これからは面倒な作業を飛ばして、好きなだけ術を使うことが出来るのです」

 神田明宏は自分の身体を見つめた。確かに、身体が温かい。まるで、身体だけ別人のようだ。この術師が何かしたというのか。

「あなたは選ばれたのです、月に」

「月……」

「さぁ、術を使ってご覧なさい」

 言われるがまま、神田は立ち上がって術を使用した。すると突然、神田の身体が赤紫のオーラに包まれ、怪物の姿に変わった。普通、降霊術には他人の魂が必要なのだが、今の神田はその魂が無い状態で変身してしまったのだ。しかも姿も以前のもの……ナーガではなくなっている。

 全身桜色の短い毛に覆われている。頭には蛾に似た触角が生えているが、顔はどことなく蛇のようにも見える。背中にはブーメランの様な形状の羽根が生えている。

「こ、これは何だ? 私は死んだのか?」

「それが、主が解いた新たなる術です。最早あなたは、魂がなくとも術を使用出来る」

「そんなことが……」

「さぁ神田さん。これからは好きなだけ、やりたいことが出来ますよ」

「やりたいこと……」

 何か閃いたのか、神田は羽根を広げた。

「どちらへ?」

「殺したい人間がいる」

 謎の術師にそう告げると、その場から飛び去ってしまった。初対面の怪人の言うことをすんなり信じている自分が恐ろしかった。

 自身の仕掛けが作動したのを確認して、ハーミットは人間の姿に戻った。そしてすぐに携帯を取り出し、ある人物に電話をかけた。

「社長、また1人目覚めました。ええ、良い部下になりそうですよ」

 彼の正体とは、そして、電話の相手とは……。




 ある日。

 悠真と安藤は車に乗ってある場所に向かっていた。行き先は有名企業のH・Yコーポレーション。表向きは新しい自動車や精密機械の開発を行う会社だが、影では日本の墓守達のサポートを行っている。ここの社長、平岩雄一郎は墓守幹部の1人だ。

 駐車場に車を停め、2人は近くのエレベーターに乗って地下3階のボタンを押す。音ひとつ立てずに、鉄の箱は2人を目的地へ連れて行く。扉が開くと、そこはもう墓守の世界。一面黒で統一された廊下を進み、社長室に入る。しばらく面会は出来ない状態だったが、今日ようやく会うことが許されたのだ。中では平岩が本を読んで待っていた。

「待っていた。座りたまえ」

「すいません、暴霊が出たもんで」

「問題ない。無事浄霊が済んで良かった」

 言いながら平岩が、ファイルを数冊、2人の座る席の前に置いた。降霊術に関する資料のようだ。

「ここ数日降霊術について色々と調べていた。そのときに、これを見つけた」

 ファイルの1ページを見せられた。そこには、何やら月らしきものが描かれており、その下には白く塗りつぶしたような何かと、隣に赤く人らしきものが描かれてある。

「月の術だ」

「月の術?」

「ああ。聞いたことはないか、満月になると犯罪発生率が上がるという話を」

「あ、この前テレビでやってました」

「うん、他にも、株価が下落するという話もある。月には何らかの力が作用しているんだ。歴史の偉人達は、その月の力をプラスの力に用いていたという。だが、この例のように、月は恐ろしい術にも利用された」

 平岩の話によると、月の光には暴霊及び術師の力を高める作用があるというのだ。

 恐ろしいのはここからで、月の光には、人間の内なる邪念を呼び覚ます力もあるという。それが犯罪発生率を増加させているのかもしれない。この力を降霊術と合わせると、術の使用者の肉体を著しく変容させてしまらしい。

「内なる邪念が剥き出しになり、魂を使わなくともおぞましい怪物に姿を変えられる」

「墓守みたいな感じですか」

「いや、その力を完全に制御出来るようになるまで時間がかかるらしい。その期間中は彼等は無力だ。だから、他人の生気を吸って力を蓄える必要がある」

「結局、前と同じか」

「術師はみんな同じだよ、青年」

 方法が変わろうが、人を殺すことには変わりない、ということだ。

「月の術について解ったのはこれだけだが、まぁ、頭の片隅にでも置いておいてくれ」

「でも、何で今これを? まだ術師がそれを使用したかどうかは解らないんじゃないですか?」

「あぁ、彼がうるさくてね」

 平岩は自身の後ろを指差した。が、そこには何も見えない。

 彼の守護霊だ。守護霊は生前平岩とバディを組んでいた墓守だという。死後も墓守達のサポートをしているのだそうだ。今日はあの力が発動しないため、その姿を見ることは出来なかった。

「迅野駿介だ」

 迅野の姿を全く見られない安藤は、何がなんだかさっぱり解らないという様子だった。

「まぁ迅野の読みは正しいからな。君達も注意しておいてくれ」

「あ、はい」

「今日はありがとう。直に、他の墓守にも伝える予定だ。……ああ、それと、安藤君」

 平岩が安藤を呼び止め、ある物を投げ渡した。新しい刀だ。ようやく彼の武器が届いたのだ。

 刀を観察する安藤。刃には【村正】の刻印が。この刀の名であろう。

「戦うことは出来るが、承認までは時間がかかる。力を発動するのはまだ難しいだろうな」

 墓守は血を捧げて武器に承認してもらい、墓守の力を発動・変身することが出来る。新しい武器なので、その承認まで時間がかかるのだ。

 2人はお辞儀をして社長室から出た。

 月の術。生気を吸う……先日の蜘蛛女を思い出した。あの蜘蛛女は降霊術や墓守とは縁もゆかりもない人物だった。そのため、他人の生気が己の身体に適応せず、常に生気を吸い続けなければならなかった。

 だが術師は、霊魂を体内に取り入れて姿を変容させる存在。他人の念や気には慣れている。生気と適応するのも早いだろう。そうなれば当然彼等の力も上がる。貪欲な者は力を得ても更に生気を集めようとするだろう。

 もし既に月の術が使われたとしたら……一刻も早く止めなくては。






 その月の術を使った者が、ほぼ同時にH・Yコーポレーションに来ていた。おぞましい怪物と化した神田明宏だ。彼はあの姿で会社の屋上に立っていた。

「安藤、帰ってきたぞ」

 神田は屋上から飛び降りつつ、元の人間の姿に戻った。1度建物を見上げ、フロントへと進んだ。

 フロントに入ると、神田は受付嬢の方へ歩み寄った。ぼろ布のようなコートを来ているため、そこにいた全員が釘付けだった。

「ここに、安藤肇という職員は居るか」

「え? 安藤?」

 手元のパソコンをいじり、社員名簿を確かめる受付嬢。書いてあるはずがない。安藤は正規社員ではない。

「いいえ。勘違いでは?」

「そうか。だったら探すのを手伝ってもらおう」

「は?」

 受付嬢が顔を上げた瞬間、神田の手が彼女の額を掴んだ。手の力は段々強くなり、受付嬢が両手でそれを掴んで必死に逃れようとしている。

「お前にも力をやろう。その力を使い、墓守を探すのだ」

 今度は神田の手が光り、同時に彼女の身体も赤紫の光を帯びた。

 儀式が完了したのか、神田はゆっくりと手をはずす。受付嬢の額には、気味の悪い模様が刻まれている。そして、眼の形状も変わり果て、もはや人間のそれではなかった。

 神田が手を上げると女性も立ち上がる。そして彼女の身体に帯びる光が強さを増し、次の瞬間蛇人間の姿に変わった。この蛇人間、神田明宏の以前の姿と全く同じだ。

「お前達も手伝え」

 フロントにいた全員に向け、あの光を矢に変えて発射した。それらは社員や警備員の身体に入り込み、受付嬢と同じく蛇人間の姿に変えた。

「行け」

 神田の命令を聞き、総勢23体の蛇人間が動き出した。






 丁度その頃、エレベーターに乗っていた悠真と安藤は、突然鳴り響いた緊急ベルの音に驚いていた。慌てて平岩の居る場所に戻った。

「これ、何ですか」

「わかんねぇ。とんでもないことが起きてるのは確かだ」

 小走りで社長室に向かう2人。すると、丁度平岩も社長室から出て来るところだった。手には携帯電話を持っている。

「平岩さん」

「ああ、恐らく暴霊だ。今社内の部隊に連絡しておいた」

 ここは墓守の本部でもある。平岩をはじめ、墓守の上層部は墓守部隊の管理・育成を行っており、緊急時にはこの様に連絡を受けて出動する。その中から安藤達のように単体で浄霊を行う墓守となる者もいる。秋山ももとはこの部隊の出だそうだ。悠真や安藤のように姿を変えることは出来ないが、彼等は充分に暴霊と戦えるくらいの力をつけている。特殊な武器を持っていることも強さのひとつだろう。他の墓守の持つそれよりも強い金属から造られているのだ。単体行動が認められた墓守は好きな武器を貰える。悠真の場合は鎌だ。だが、上層部直属の部隊、あるいはその卒業者には、普通の武器よりも強度があり、邪念を祓う力も強い武器が与えられる。

 総勢100名の部隊が、フロントに現れた団体を止めに向かった。普通の暴霊ならすぐに任務完了するだろう。普通の暴霊なら。

 突然平岩の携帯が鳴った。電話に出た平岩は絶句した。特殊な訓練を受けている部隊が、ほぼ壊滅したのだという。幸い死者はいないらしいが、100名居たはずの部隊は今ではたったの8人になってしまったそうだ。

「君達、すぐフロントに向かってくれ」

「はい」

 平岩の様子から察したのか、2人は訳も聞かずにフロントへ向かった。エレベーターでは遅い。近くの非常階段を使って現場に向かう。しかし、若い悠真は余裕だが、御歳38歳の安藤は辛そうだ。息が荒くなっている。

 とは言え何とか1階まで辿り着いた。

 悠真はドアノブに手を掛け安藤を待つ。少しして、手すりにつかまりながら安藤がやって来た。息を整える時間が必要だと思ったが、こうしている間にも部隊のメンバーは攻撃を受けている。悠真はすぐにドアを開け、フロントに出た。

 まず視界に入ったのは、大量の蛇人間だった。安藤も蛇人間を見て驚いた。以前倒したはずの怪物が、数を増やして再び現れたのだから。

 と、蛇人間達が左右に分かれて道を作った。奥からボロボロの服を纏った男が歩いてくる。悠真はすぐに気づかなかったが、安藤は解った。

「お前、神田!」

「神田?」

「どういう因果か、またこの職に就いてしまったよ」

 目の前にいる神田明宏という男は、安藤の友人だった。

 学生時代は互いにボランティア活動を行っていた。そのボランティアが、安藤は墓守、神田は降霊術師という形に変わったのだ。

「これもボランティアだってのか? 人を傷つけることがボランティアなのか?」

「ボランティアだよ安藤! 我々は降霊術を用いて霊に力を与え、生前成し遂げられなかったことが出来るようにサポートしている。ボランティアじゃないか」

「勘違いも甚だしいな」

 悠真の身体が青白い炎に包まれ、0に変身した。刀は弓に変化している。これで相手の動きを封じるのだ。安藤は貰ったばかりの村正を出してそれを構えた。

 2人の墓守を見て吠える蛇人間達。全員一斉に2人に飛びかかった。

 嘗ての蛇人間は手足を伸ばすことが出来たが、彼等は出来ないらしい。飛びかかって来る敵に対し、0は屋を放って約半数の動きを止めた。その隙に安藤が村正で斬りつける。斬る度に身体に何らかの力を感じた。

 力尽きた者達はもとの社員の姿に戻った。彼等がここの社員であることはこのとき気づいた。

「安藤さん! こいつら元は人間みたいです!」

「えっ? くそっ」

 安藤は刀を持ち替え、傷が最小限になるように攻撃した。軽い攻撃でもとに戻ってしまう者もいる。どうやら皆パワーを消耗しているらしい。

 今まで数々の敵と戦ってきたからか、それまで戦ってくれた部隊のおかげなのか、2人はあっという間に蛇人間達を倒してしまった。神田は眉間にしわを寄せた。

「やはり我々のボランティアを解って貰えないようだな」

「解るわけがない。魂はあんたらの玩具じゃないんだ」

「降霊術のことか。安心しろ。俺も霊魂には優しくなったんだ」

 神田が両腕を広げた。すると、彼の身体が赤紫のオーラに包まれ、あの蛾のような姿になった。

 この力。先程聞いたばかりの月の術だ。平岩の相方の予想は当たっていたのだ。

「神田、まさか……」

「墓守には出来ない技だろう。もはや、力を解放するのに他人の魂は必要無いらしい。とは言え、力を温存するためには生気が必要なのだがな」

「やり方が変わっても、お前はただの大馬鹿者だ」

 0の武器が大剣に変わった。月の術の力は未知数。大ダメージを与えられる武器で戦った方が良い。

 2人は剣先を神田に向けた。

「神田! お前は、俺達が止める!」

「相変わらず、お前は馬鹿だなぁっ!」

 神田が両腕を広げて迫ってくる。2人は武器を使って斬りかかるが、どちらも簡単に止められてしまった。更に、隙をつかれて腹に蹴りを受けてしまった。怯んだ2人に続けて蹴りを加える。負けじと0が剣をふりまわすと、神田は背中の羽根を使って宙を舞った。飛行能力を手に入れたらしい。

 安藤も果敢に神田に向かってゆく。短剣を羽根目掛けて投げ、村正で胴を斬ろうとした。だが、何故か身体が痺れてきた。身体の動きが鈍り、神田に攻撃出来ないまま床に落ちてしまった。村正の副作用か? いや、違う。

「安藤さん!」

「来るな青年! 奴の真下に立つな!」

「え?」

 安藤の命令を聞き、0は神田から離れた。

 今の彼は蛾の特性を持っている。安藤の動きが鈍ったのは、毒か何かによるものかもしれない。付いているとすれば、きっと羽根に付いていたのだろう。彼が投げた短剣によって、羽根に付いた毒が舞ったのだ。

 これでは近距離戦は無理だ。仕方無く武器を銃に変えて神田に狙いを定めた。が、すぐには攻撃出来なかった。弾丸で攻撃すれば再び毒が落ち、下にいる安藤はますます苦しむことになる。

 それでは霧はどうだろう。すぐさま《−》の力を発動して霧を放射する。初めは霧に食われて苦しむ神田だったが、彼はすぐにそれを払い、急降下して0の胸に強烈な蹴りを入れてきた。しかも元の白い姿に戻ってしまった。これではなす術が無い。

「ふん、この程度の墓守に我々のボランティアが妨げられていたとはな」

「う……青年」

「大人しく見ていろ安藤。お前の相棒が、殺される瞬間をな」

 神田の手がゆっくりと0の首に近づく。

 武器はすぐ取れる位置にない。どうすれば良いのか。

「死ね、若者」

「俺は、まだ死ぬわけにはいかないんだ!」

 叫んだ瞬間、0の眼が突然光り始めた。すると、神田の手から赤い炎が燃え上がった。炎は忽ち彼の身体に燃え広がった。これには0も驚きを隠せなかった。黒い霧とは全く違う力だったからだ。呆然としていると、神田に向けて更に銃弾が撃ち込まれた。非常階段のドアのところに平岩が立っている。銃弾を放ったのは彼だ。

「ここに来るなど百年早い」

「くうっ、生気がっ、生気がっ!」

 悶えながら、神田はオーラに包まれ消えてしまった。

 ダメージを与えただけだ。倒したわけではない。恐らくまた生気を吸って傷を癒やすのだろう。

 敵が去り、悠真の変身は解除された。平岩は先に安藤に駆け寄る。毒はもう完治したらしく、彼はピンピンしていた。神田が居る間しか毒の効き目は高まらないようだ。

 悠真はヨロヨロと立ち上がった。今の炎は何だったのだろう。

「大丈夫か」

 平岩が声を掛けてくれた。

「はい」

「そうか。今のは?」

 どうやら平岩も、今の現象は理解出来ないらしい。

「いや、俺には解りません」

「そうか、取り敢えず地下の休憩所で休んでいてくれ。私は他の幹部に連絡してくる」

 そう言って、平岩はビルの最上階に向かった。

 安藤が心配そうに悠真に歩み寄った。第1声は、神田についての謝罪だった。

「すまなかった」

「何で安藤さんが謝るんですか」

「いや、アイツは、俺のダチだったからな」

 複雑な心境だろう。他者を助けるような仕事に就こうと約束し合った2人が、このような形で再会することになるとは。

 悠真も神田を倒せなかったことが悔しかった。大学で新しく出来た友人は、彼のせいで亡くなった。その内少なくとも3名は、彼の降霊術で醜い怪物にされてしまった。彼等の死は悠真だけでなく、沖田恵里も悲しませた。

 思い出すと、悔しさで頭が痛くなる。自分にもっと力があれば。

 安藤に連れられ、悠真は休憩所に向かった。






 火は収まったが、神田の身体はもうボロボロになっていた。廃屋に戻ったときには瀕死状態だった。

 側にはハーミットが立っている。人間の姿に戻っていて、手には小さな本を持っている。この姿の彼を見るのは、神田にとっては初めてのことだったが、発せられる殺気でハーミットだとすぐに判断出来た。

「お帰りなさいませ。楽しめましたか」

 紳士らしく装っているが、彼からはどこか言いようのない恐ろしさを感じる。この神田でさえ。

「あの若い墓守、ただ者じゃない」

「若い墓守ですか。そちらも気になりますが、身体がボロボロですね。生気を吸って来ては?」

「そうさせてもらおう」

 神田はフラフラとどこかへ向かって行った。

 隠者は人魂を召喚して再び怪人の姿になった。彼は月の術を使用していないようだ。

「まだ4人……。ペースを上げる必要があるようだ」

 ハーミットも廃屋から姿を消した。新たな部下を探すために。

・ハーミット・・・突如現れた謎の術士。月の術の使い方を熟知しており、使役した暴霊や術士からはディレクターと呼ばれている。モチーフはフタトゲバエという昆虫である。


・ルベル・・・神田明宏が月の術で生まれ変わった姿。ベニスズメガの姿をしており、体力が格段にアップしている。また、人間を自身のしもべに変えることも出来る。

 ベニスズメガの幼虫はヘビに擬態する。

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