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GRAVE KEEEEPER【Red Moon】  作者: 鵤牙之郷
17/30

 ある夜。

 近藤利光はいつものように布団に潜り込んだ。

 スキンヘッドの厳つい中年男が住んでいるのは、山の麓にあるボロボロの小屋。肌寒い場所だが、ここは静かで、月も綺麗だ。近代化が進む一方で、このような場所はどんどん減ってゆく。だから、自分が最後の砦になる。そんな考えもあって、彼は20年以上ここに住んでいる。

 虫の鳴く声を聞きながら、利光は眠りにつく。

 だが少しして、外からザッ、ザッ、という足音が聞こえて来た。その数は1、2……3人。ここは古い建物だ。屋内にいても音は良く聞こえる。

「また来やがったな」

 彼等のような人間が、いつも利光の眠りを邪魔する。彼は布団から起き上がると、腕に力を入れた。するとそこから大きな斧が現れた。

 利光が玄関から様子を窺うと、何やら書類を持っているスーツ姿の男性と、ヘルメットをつけた中年男性2人が話し合っている。彼等は山を指差している。この土地を狙っているのだ。山を削って住宅街にするか、大きなショッピングセンターを造るか。概ねそんなところだろう。

 そうはさせない。ここで、砦である自分が彼等を止めるのだ。利光は3人に向けて手を伸ばした。すると、その手から粘着質の糸が大量に噴き出した。予想外の出来事に彼等は逃げることが出来ず、糸に絡めとられてしまった。

 綿飴のようになってしまった3人に、利光が怒りの形相で歩み寄った。近づいて驚いたが、3人の中には、利光の知り合いもいたのだ。

「あ、あんた! 近藤さんか!」

「てめぇ、森林保全っちゅうのはやっぱり嘘だったんだな!」

 弁明しようとしても無駄だ。足下に散らばる書類には、建物の図が幾つも描かれていた。

「てめぇ等、ぶっ殺してやる!」

「や、やめてくれ! やめてくれぇっ!」

 その大きな斧で、まずスーツ姿の男性の頭を打った。何度も何度も斧を振り下ろす。その地獄絵図のような光景を目の当たりにして、残る2人が素っ頓狂な悲鳴を上げる。利光の知り合いに関しては恐怖で失禁してしまった。

「やめろ、やめろ利光さん! あんたもわかるだろ、今の時代、金が必要なんだぁ! 金がなきゃ何も出来ねぇ。森を守る前に、自分たちが死んじまう!」

「うるせぇ。お前等には、コイツよりも苦しい思いをさせてやる!」

 その直後、利光の身体は見る見るうちにおぞましい怪物の姿に変化した。

 もう、悲鳴は上がらなかった。どうあがいても、この怪物からは逃げられない。自分達は死ぬのだ。この時点で、2人は生きる気力を無くしていた。







 肌寒くなって来た日。

 悠真は沖田恵里、宇佐美アリスと一緒に食事をとっていた。話題は、後日の旅行の件である。

「何かすいません、俺も誘ってもらっちゃって」

「ううん、旅行は楽しい方が良いもん!」

「そう言って頂ければ嬉しいです」

 行き先は九州の有名観光スポット。仕事以外で悠真が都内から出るのはこれが初めてかもしれない。出来ればこの期間中は変な事件が起きなければ良いが。出発は今月の15日で、3泊4日の旅になるという。その間も観光ツアー等があるらしい。

「じゃあ西樹君もお友達連れて来てね〜!」

 用件を伝えると、アリスは食器を持って席を立った。これからバイトがあるのだという。

「仕事は大丈夫なの?」

「ああ、墓守は各地に配属されてるからね。何かあっても、そこの墓守と一緒に相手を探すよ」

「そうなんだぁ」

 そう、仮に九州で暴霊が出現した場合、悠真もそこに配属された墓守とともに浄霊にあたることになっている。これまで安藤以外の墓守と浄霊をしたことは無いのだが、果たしてそんな状態で上手く戦えるのだろうか。

 そんな心配をしていたが、安藤はアドバイスすることは多いが戦うことは少ない。殆どの浄霊を悠真1人で担当しているようなものだ。それなら、別に心配する程のことではないのかもしれない。

 このあと悠真と恵里も食事を終えて食堂から出て来た。今日は互いに用事があるためそこで分かれた。

 悠真の用事は勿論浄霊。キャンパスから出て来ると、いつものように安藤が待っていて、悠真に手を振って来た。キャンパス内でやられるよりはマシだが、今回もチラチラと悠真と安藤を交互に見る学生が数人いた。合流してから、まず悠真の説教が始まった。注意する悠真に対し、安藤はニヤニヤしながら謝罪した。

「まぁまぁ! 落ち着けや青年。それだけ俺が、お前を信頼しているということだよ」

「それなら別の方法でそれを表してもらいたいですね。で、また雇われた暴霊ですか?」

 最近都心以外でも、ハーミットに雇われた暴霊が出現したという。日本全国から魂や霊を集めているとは。あの術士、前回の集団よりも強力な敵だ。

 だが、今回はそうではないらしい。魂を集めている様子も無いそうだ。

「ま、またパーッとやっつけてくださいや」

「安藤さんもやってくださいよ」

「うん? いやいや、俺みたいなベテランがいつまでも残っていたら、君の様な若者達が前に出て来られないからな」

 上手いことを言ったものだ。だが、残念ながら若い墓守は悠真を含めても数人しかいない。

 2人は中古車に乗り込んだ。何故だろうか、ドアを開けた瞬間甘く気持ちの悪い香りが鼻を突いた。今日は窓を開けた方が良いかもしれない。エンジンがかかると、悠真は早速ドアを開けた。

「あっ! コラ! 開けたら臭いが出ちゃうだろ!」

「気持ち悪いんですよ、臭いが! 何なんですか、これ?」

「いや、やっぱり香りがあった方が楽しいかなぁと思って」

「俺が?」

「いやいや、違うよ。まぁその辺のことはまた今度話してやるよ」

 何があったというのだろう。安藤が何か新しいことを始めた時は大体何か面倒なことが起きる。悠真も何度か迷惑を被った。

 車は道路を走り続け、首都高速に乗った。現場は関東らしいのだが、都心から離れた場所にあるのだとか。平日だからか車の量が少ない。これなら夕方には目的地に到着出来そうだ。

「あ、そうだ」

「うん?」

 忘れていた。安藤にも旅行に行くことを伝えておかなければ。

「今度の15日から4日、俺旅行に行くんで予定開けといてください」

「旅行? 誰と?」

「友達です」

「そうか。わかった。遊んでおいで〜」

 母親が小さい子供に言うように、安藤が陽気に答えた。

「何なんですか、それ?」

「ははは、面白いか?」

「いいえ」

 今日の安藤はやけに気分が良さそうだ。香り付きの消臭剤といいこの受け答えといい、ここ数日の間に彼の身に何かあったらしい。まさか、暴霊の仕業なのか? いやいや、たとえ彼のような人間でも、墓守である以上暴霊への耐性も整っている筈だ。それに安藤も以外にやり手の男だ。暴霊だとわかれば即刻浄霊する筈だ。

「よし、このまま突っ切るぞ!」

 不安だったが、安藤が楽しければそれで良いか。

 悠真はため息をついて外を見た。








 そろそろ日が沈む。前よりもその時間が早くなっている。夏もじきに終わるということか。

 利光は乾涸びた何かを小屋の地下倉庫に運んでいる。その何かとは、昨夜彼が襲撃した人間3名である。1人は絶命しているが、残り2人は僅かに息が残っている。彼等からは生気を奪っただけだ。臓器や筋肉、血管といった器官はまだ生きている。

「悪く思うなよ。あんたが、山を裏切ったからこうしたんだ」

 ミイラ化した男性にそう言ってから、その身体を倉庫へ雑に放った。

 中からは異臭がする。常人では耐えられないような異臭が。それもそのはず、この倉庫には既に9名の男達の身体がしまわれているのだ。皆この山を切り開こうとしていた者達だ。

 この山にはまだ沢山の住人がいるのだ。どれも人間ではないが、彼等も確かに生きているのだ。

 運搬作業を終えたところで、利光のもとに数体のオーブが飛んで来た。彼にはオーブの声がわかるらしく、光る玉に耳を傾け、うんうんと頷いている。

「そうか、そいつらがディレクターさんの言ってた野郎共だな? よし、お前等!」

 利光が声を上げると、オーブ達はブルブル震えだし、見る見るうちにアリの様な姿の暴霊に変身した。黒く痩せ細った身体を持ち、トカゲに似た尾にはトゲが、そして右腕には大きな刃が着いている。

「そいつらの足止めをしろ。俺はここを守らなければならねぇ!」

 暴霊・ハンター達は気味の悪い声を上げて、小屋から出て行った。

「俺が、俺が最後の砦なんだ」

 利光は小屋の外に出ると大きな斧を呼び出し、それを持って近辺のパトロールを始めた。







 当初の予定通り、悠真と安藤が乗る中古車は午後6時前に到着した。首都高を降りた先に広がっていたのは寂れた町。車はそこから更に直進する。初めはショッピングセンターやスーパーマーケット等があったが、進むに連れてその数も減り、山に近づく頃には小さな家しか確認出来なくなっていた。そしてその後は家も少なくなってきた。

 眼前には大きな山が見える。情報によると暴霊は山の麓に現れたという。

 秋になりかけたことも理由の1つだろうが、自然に囲まれた土地だけに暑さを感じない。寧ろ少し肌寒い。出発したときにはエアコンをつけていたが、安藤も寒くなったようでスイッチをオフにした。

「ふぅ、寒い寒い。これじゃあ暴霊と戦う前に風邪でダウンしちまうぜ」

「全くです。……あれ?」

 悠真が何かを見つけた。山に続く道の先に、何か黒い生き物がいる。明らかに図鑑に載っている生物ではない。

 黒い生物は車を確認すると脇の森に隠れてしまった。

 嫌な予感がする。悠真は安藤に車を停めるよう指示した。安藤も悠真のただならぬ様子に、素直に意見を聞いた。

「いたのか?」

「多分」

 車から降りると、2人はそれぞれ武器を手に取り、恐る恐る道を進んでゆく。すると、彼等はすぐに動き出した。森の真横に来たあたりで、あの黒い生物が仲間を連れて襲いかかって来たのだ。悠真はこの怪物に見覚えがあった。何しろ以前、別の場所で倒しているのだから。

「こいつ! 安藤さん!」

「ああ!」

 2人はすぐに0とアサシンに変身して暴霊・ハンターに斬りかかった。ハンターの数は全部で5体。スピードはあるがパワーはあまり無い。まだ楽な方だ。

 まずアサシンが得意のトラップでハンター3体の動きを止め、彼等を村正で切り裂いた。敵には鎧が無くすぐに斬ることが出来る。

 0も武器をガトリングに変えてハンターに向けて連射した。2体のうち1体は逃したが、もう1体は蜂の巣にしてやった。

 4体の浄霊が完了すると再び元の姿に戻った。

「元気なバケモノだぜ、おい」

「すいません、1体逃がしました」

「術士が居るのかもしれないな。追うぞ」

「はい!」

 嘗て現れた術士達も、同じ姿をした暴霊を複数体使役していた。ハンターが逃げた先に、ハーミット、或いはビーストがいるのかもしれない。

 敵も疲労しているらしく、走っているとすぐにその姿を捉えることが出来た。攻撃はせずにそのまま追跡していると、今度は古びた小屋が見えてきた。その前には厳つい中年男性が腕を組んで立っている。ハンターは男の姿を確認すると彼の方へ向かい、目の前で跪いた。

「誰だ?」

「知らない人ですね。あれがハーミットなのか?」

 ハンターは君の悪い声で鳴きながら、男に何かを伝えている。男はパッと悠真達のことを見ると、すぐにハンターに視線を移し、斧を振り上げた。

「てめぇ、何やってんだぁっ!」

 斧が勢いよく振り下ろされ、暴霊は真っ2つに切断された。

 あれはハーミットではない。彼はもっと狡猾な存在だ。それに声も喋り方も全く違う。

 ハンターへのお仕置きが終わると、男、近藤利光は斧を持って2人の方へ近づいて来た。2人も武器を構える。

「ディレクターさんから聞いてるぞ! お前等、墓守って言うんだろ?」

 やはり隠者ではない。隠者に雇われた暴霊だ。

 ここで再びあの力が発動する。これで相手が暴霊であることも明らかになる筈だ。景色がネガ反転したところで男の方を見る。

 ところが、不思議なことに男からは青い炎が確認出来ない。暴霊なら身体を覆うように、或いは背中から噴き出す形で炎が見える筈なのに。代わりに、彼の身体に2つの小さな火の玉が見えた。力はそこで途切れてしまった。

「あんた、何者だ?」

 悠真が尋ねると、利光は大きな笑い声を上げた。

「俺は、この山を守るんだ。そのためなら何人でも殺してやる! お前等も死ねぇっ!」

 人間の姿のまま、斧を振り上げて迫って来た。悠真も武器を斧に変えて応戦する。武器を大きくしたため吹き飛ばされずに済んだが、パワーは明らかに相手の方が上だ。悠真が押されている。固い装甲でも砕ける斧が押されているのだ。

「くっ、コイツ!」

「青年!」

 安藤も短剣を投げて応戦した。それらは利光の身体に刺さったが、彼は全く苦しそうに見えない。平然としている。

「おらぁっ! 消えろっ!」

 とうとう悠真が吹き飛ばされてしまった。墓守を遠ざけると、身体に刺さった短剣を力ずくで引き抜き、無造作に地面に放った。剣が抜けると、傷口が自然に塞がってしまった。

「何だアイツ?」

「俺は、選ばれし者だ」

「選ばれし者?」

「そうだ! 俺は認められたんだ……月になぁ!」

 日が沈み、空には月が浮かぶ。利光はその月を指差してそう言った。

 この瞬間、何故彼に炎が見えなかったのかを理解出来た。相手はまだ死んでいない。生きているのだ。

「安藤さん、ヤバいです」

「え?」

「アイツは暴霊じゃない。降霊術士だ」

「術士だと?」

 驚く2人を見て利光が更に笑った。

「今更気づいても遅いんだよ! おらあっ!」

 利光が両手を広げると、彼の身体が眩い光に包まれ、大柄な怪人に変身した。蛾のような触覚が頭に生えており、口元にはひげが生えている。鎧も立派で、簡単には破壊出来そうにない。

 図体の大きな術士が、斧を振り回して襲いかかる。2人は瞬時に墓守の力を発動、同時に相手の攻撃を押さえた。2人掛かりでも止めるのはひと苦労だ。

「くそっ、お前も術士だったのか!」

「何だかよくわからねぇが、そういうことらしいなぁ!」

 利光自身、自分が降霊術士だということをあまり良く認識していないらしい。名詞は覚えたが、その意味を良く理解していない状態だ。

 月の術の使用者は皆強力だ。すぐさま《−》の力を発動して相手から力を吸収する。前回の神田明宏ほどのパワーは無く、今回は相手を束縛することに成功した。その隙にアサシンが村正で相手を斬りつける。が、いくらパワーを吸い取られているとは言え術士は術士。村正でも傷1つつけられない。そうこうしている間に0も疲労が溜まり、霧の効力が弱まってきた。

 術士はその瞬間を逃さなかった。力を振り絞って霧を払い、0の首を片手で掴んで持ち上げた。助け出そうと向かって来たアサシンも、術士は足蹴りして吹き飛ばした。力が強かったのか、アサシンは腹を押さえてうずくまっている。

「あ、安藤さん」

「おらどうした? もう終わりか? おい!」

 鎧を纏っていても、酸素が肺に届かなくなり、意識が朦朧とする。すると先日のように視界が暗くなってゆく。死だ。死が近づいているのだ。

「ただの雑魚じゃねぇか。だったら初めから邪魔なんかするなぁ!」

 怒鳴られている最中、0はあることを思い出していた。こうなったとき、0のことをあの炎が救ってくれた。普段よく目にする青い炎とは違う、真っ赤な炎が。そうだ、まだ手はある。死はまだ遠くにあるのだ。

 そう考えたとき、暗闇の先にまた赤い炎が見えて来た。身体もだんだん熱くなってくる。その熱に術士も気づいたようで、0を見ながら首を傾げている。

「へへ……おっさん、もう終わりだ」

「何?」

 0がそういった直後、突如彼の身体が深紅の炎に包まれた。炎は術士にも伝わり、あまりの熱さに手を離した。どうやらこの炎は、暴霊や術士にとっては害悪になりうるものらしい。

「あああっ、な、何しやがったぁ!」

「安藤さん!」

「おう!」

 0は元の白い姿に戻ると大剣を呼び出した。更に逆方向からはアサシンが迫る。術士は炎を払うので精一杯のようだ。

「俺はまだ、死ぬわけにはいかねぇんだ!」

 2人の墓守が、同時に剣を突き刺した。それを引き抜くと、術士が元の人間の姿に戻り、その場に倒れた。見たところ、身体には傷がついていない。術が身体を守っていたのだ。

 さて、術士である以上彼にも紋章がある筈。紋章を破壊出来たか確認しようとした瞬間、利光は青い炎に包まれて数秒で灰になってしまった。2人は何もしていない。まだ手もつけていなかった。

 これも、月の術のせいなのか。術を使った者は、普通の術士と違って倒されると死んでしまうのか。

「安藤さん」

「ああ。わかってる」

 安藤は変身を解除すると、すぐに平岩に連絡をとった。

 悠真は空を見上げた。月が、不気味な光を放っていた。








 翌々日。

 2人は珍しくH・Yコーポレーション本社に呼び出された。

 地下の社長室で、今回の1件のことを平岩に説明している。平岩は俯いて、厳しい表情で話を聞いている。

「彼も降霊術士だったようですが、月の術を使ったせいで、命を落としてしまったようです」

「いや、それは違う」

 安藤の言葉を平岩が否定した。

「調べたのだが、あの男には降霊術の使用歴が無かった。彼は一般市民だったのだ」

「それって……」

「ああ、恐れていた事態が起きてしまった」

 ソファーから立ち上がり、平岩はこう続けた。

「月の術を使用すれば、一般人でも特別な手順無しに、簡単に降霊術士になりうるということだ」

 あまりの衝撃に。悠真と安藤は言葉を発すことが出来なかった。

・バルト・・・山の保全を訴える男、近藤利光が、月の術によって術士になってしまったもの。月の術使用者特有の蛾の様な姿をしている。Megalopyge opercularisという蛾のような姿で、大きな斧が武器。

 なお、この蛾の幼虫はボリビアワームという。

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