薬屋少女の奮闘
雨月さん:
「赤茶色長髪銀縁眼鏡飴色之眼美丈夫 さんが登場した時に、これは書かなきゃ・・・!! でも、いつ投下しよう ・・・ と思っていたら投下のタイミングを逃して、一ヶ月以上たったもの。
なんか、日本語がおかしい・・・!!(悩)」
お父さんにも、お兄ちゃんたちにも
「あそこは、やめとけ。」
と、呆れたように言われたけど!!
でも、細々と続いているこの薬屋家業を、もう少し繁盛させるにはあそこしかないと思うの!!
昼街最大大手グレースフロンティア。
の、医務門を前に佇む私を、不思議そうな目で見ていく傭兵ギルドの人たち。
お、おおおお、怯えてちゃ!だ、ダメだ自分!!
ビクビクしつつも、なんとか医務室長さんとお話が出来るところまで辿りついて ほっとする。
でも、なんであんな可哀想なものを見る目で見られたんだろう・・・?
不思議に思いながらも、部屋に人が入ってきたので席を立つ。
赤茶色の長髪を揺らし、こちらを見つめたのは、銀縁眼鏡の美丈夫。
う、うわぁ、び、美形・・・。
慣れない商談への緊張に、整った顔立ちの男性への緊張がプラスされた。
頑張れ自分!! と奮い立たせ、ぎこちなくやってきた理由と薬の説明をする。
これでも、丁寧な仕事と数は少ないが高品質を保っていると自負している。
ふぅん・・・ と眺める目の前の美丈夫も、なかなかの反応をしている。
い、いけるかも・・・!!
そう思い、値段の交渉をしだした。
そして、言われた買値。
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・・。
原 価 割 れ て る ! !
「むむむむむむむ無理ですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
思わず涙目になった。
何言ってるのこの人!!
笑顔で!!
あからさまに、原価までわかってるよこの人!!
その上で、原価割った値段いったよね!
なんか察しちゃったんだけど!!
こ、怖い。この人怖い。
商談の時は強気で、常に笑顔で と教わってはいたが、8割方本気で言っていそうな目の前の美丈夫に、うっかり涙がこぼれた。
お父さん。お兄ちゃんたち。私にはやっぱり無理だったよ・・・!!
情けない顔でそんなことを考えていると、綺麗な白い指が頬にこぼれた涙をすくった。
にこっ と綺麗に微笑まれても、安心など出来ないのは何故だろう。命を救うはずのお医者さんのハズなのに・・・。
それでもここで負けたら、原価割れ!! と数回唱えて値段交渉を進める。
柔らかな口調と紡がれる涼やかな声で、追い詰められる取引価格。
お父さん、お兄ちゃんたち・・・!!(本日二回目)
結局、他で卸している値段の2割は削られた。
いや、2割で許してもらったと言ったほうがいいのか・・・。
「で、ではこの価格で・・・。」
ふらふらと席を立ち、一礼して部屋から出ようとする私を、銀縁眼鏡の美丈夫の手が支え・・・
尾てい骨から上に背骨をなぞるように つつつ と指をすべらせた。
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
声にならない悲鳴を上げて、隣に立つ男を睨んだ。
手加減してあげた手数料? って、一体何ですか!!
くっ、お父さんやお兄ちゃんたちにも、これだけは言えない・・・!!
少女の奮闘は続く・・・?
雨月さん:
「医務室長はナチュラルにセクハラしそうだと思う人ー?
はーい!! ←←←
これを書くときに蝶のはばたきを読み直して、手術中の副隊長にもう一度悶え殺され、また生き返り(←)、手の甲で口元の笑いを拭うバラッドに鼻血が垂れ、ヒラキに合掌しました。
やっぱり、ここ、特に好きです(笑)
早く副隊長出てこないかなぁ。
出てきたら、副隊長とバラッドで ”両手に癖者” をやりたいなぁ! ←←←」