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メロンが見ていた【其の二】

♪ブ~~~ブ~~~ブ~~~♪


おぉ~~~完落ちしたわぁ~

19時半かぁ~

ミルクの準備をしなくちゃねぇ~

かぐやちゃんはぁ~

うぁ~~~~~~~!!

あらあらあらぁ~

おちてたのぉ~~~

しゅごいねぇ~~~~

一人であちょんでたのぉ~~~

かぐやちゃんはひとり上手なのねぇ~!

待っててねぇ~

ミルクちゃんの準備ちまちゅからねぇ~


やっぱり明日は、ベビーベッドを買う時に一緒にベッドの上に付けてぐるぐる回りながら音が出るおもちゃが欲しいよねぇ~まだ目はちゃんと見えてはいないかもしれないけど、音だったり手の感触だったり動きなんかは分かるよねきっとさぁ~

誰か子育て経験者に、これは子育てに絶対にお勧めだよ!みたいな物を色々聞きたいなぁ~誰かいないかなぁ~直近で子供生まれた人の方が最新の情報を持っているから良いよねぇ~

今日知りえた情報だけでも俺には衝撃的だった!

今まで、あかちゃんにはシッカロール(ベビーパウダー)が必需品だと思っていた。

ガキの頃からずっと家にあったし、金太郎が生まれた時も姉貴は風呂上がりとか、凄くシッカロール(ベビーパウダー)をはたいていた。

今はオイルなんだよねぇ~乾燥させるよりも潤いなんだろうねぇ~

昔の常識が今は非常識みたいな事って多いよねぇ~


小中学校で「一一九二(良い国)作ろう!鎌倉幕府!」って、散々覚えさせられたのに、今では「一一八五(良い箱)作ろう!鎌倉幕府!」だってさぁ~良い箱って何?て感じだけどぉ・・・歴史なんて本当に曖昧だよねぇ~

幕末で西郷隆盛の有名な写真は別人だとか、坂本竜馬の有名な写真も別人だとか。

よくよく考えてさぁ~あれだけの大物だったら様々な刺客やらが命を狙っていただろうし、当時は貴重で珍しい写真をさぁ~何でのこのこ撮ったりするかねぇ~?

歴史なんて完全なる証拠が無いにも関わらず、専門家とか考古学者とかが、研究や調査をして、分からない事はあくまでも自分達の予想を元にしていた?それを教科書にはあたかも事実かのように書かれていたんだよ。子供の頃からずっと教え込まれ、仕舞いにはテストをされる。そんな曖昧なものが人生を左右しかねない。

当時「一一九二(いい国)作ろう!鎌倉幕府!」が正解の所「一一八五」って書いて不正解になり、行きたかった高校に落ちてしまったりとか、不確実な歴史問題で大学に落ちてしまったりとか、少なからずそういう人達がいたかもしれないよね。

歴史の教科書と歴史の教師は嘘を教えていたんだよね!

どう責任取るんですかねぇ~?

思うに、現代史ですら国によって解釈も違うし捉え方も違う。そぉ~なったら正解なんてないじゃない。なおさら大昔の事なんて、正確に分かるはずがないんですよ。

だから歴史の授業は、一連の流れは説明しても良いけど、あくまで絶対に確実な事でない限りは可能性として伝えて、テストなんかしちゃいけないと思う。

今後一切受験科目に、日本史、世界史なんていらない!って、ユーチューブで力説している人がいたんだけどぉ~深く賛同したわ!!


はいぃ~

お待ちどぉ~さまぁ~

かぐやちゃ~ん

ミルクでちたよぉ~

よいちょ~

お腹ちゅきまちたかぁ~?

どぉ~じょ~

ゆっくりねぇ~ゆっくりねぇ~

あれれれ?

もぉ~いいんでちゅか?

半分ぐらいしか飲んでないでちゅねぇ・・・

可愛いベロちゃんでちゅねぇ~

いいのかなぁ~?

無理に飲ませない方が良いのかなぁ・・・?

無理は良くないよなぁ・・・

一日のトータルの量が大事だって書いてあったからなぁ~

ゲップしておちまいにちまちゅか?

はいはいはい。はいはいはい。


☽げぼっ☽


おっ!!

大丈夫???

げぼちちゃったねぇ!!

気持ち悪るかったねぇ~

ごめんねぇ~ごめんねぇ~

よしよしよしよしよしよし

御着替えちなくちゃいけないねぇ~

御着替えちまちょうねぇ~


ちょっと調べるか!!


【あかちゃんが吐く原因】


あかちゃんが吐き戻す原因は

・消火器の未発達の為

・母乳やミルクの飲み過ぎ

・哺乳時に空気を飲み込んでいる為

・飲むスピードと量を調整できていない為

・ゲップが出来ていない為


なるほどなるほど!

あっ!!念の為にお熱測ってみようか?

ちょっと冷たいよぉ~

ごめんねぇ~

♪ピピピ♪

どれどれぇ~

37・2度かぁ~

微熱?

判断が難しいねぇ・・・

ちょっと待ってねぇ~


【あかちゃんの平均体温は】


乳幼児の平均体温は、36・5度~37・5度とされています。

平熱がどの程度なのか把握しておくと、実際に発熱した際に見つけやすくなります。


なるほど!先生有難うございます。

毎日、何回か体温は測った方が良いね!ちゃんと記録しておいた方が更に良いか!

了解しました!!

あぁ~びっくりしたぁ~~~

育児についてのノウハウが全くないから、本当に一から学んでいかないといけない。

かぐやちゃんの命にかかわる事がいっぱいあるから、日々のチェック項目はしっかり押さえつつ、イレギュラーにも順応できるように勉強しなければならないなぁ~


そぉ~言えば、ちょっと前に〈イクメン〉って流行ったよねぇ~

今では〈クメンイクメン〉って良く聞くようになったけどさぁ~

〈イクメン〉って〈育メン〉でしょ!

育児に積極的に関わって育児休暇を取ったりする男性の事だよねぇ~

現場とかでも、俳優さんが「~さんてぇ~イクメンですよねぇ~」とか「~さんはぁ~イクメンで素敵ですぅ~」とか言われて、満更でも無い顔して笑っている奴とかいるけど〈イクメン〉て言われるのって俺は馬鹿にされている気がしてならないんだよねぇ~

「仕事も一生懸命されていて、尚且つ家庭も大事に出来るんですねぇ~」って感じで言われているんだよ。逆に女性の場合は、仕事もしていてしっかり家庭も切り盛りしている人っていっぱいいるじゃない。そういう女性に対して〈イクレディ〉ですよねぇ~とか無いじゃない。女性は当たり前の事であって、男性がやったら凄いっていうのは完全に舐められていますよねぇ~男だとか女だとか関係なく親ですからぁ~残念。

自分の子供の事を日々考えて暮らしていく。当然の事なんですよ。

男がちょこっと育児をしたからって、それを騒ぎ立てられる感じは、完全に馬鹿にされていますからね!〈イクメンイクメン〉言われて喜んいでるアホな男ども気付けよ!!「すごいねぇ~子供のお世話も出来るのねぇ~えらいえらい。よくできましたぁ~」って言われているんだからな!

あと子供の〈お世話〉って何?

〈お世話〉って、手がかかる事。面倒を見る事。援助する事。とかを言うのよ。

自分の子供に、手がかかるから大変だなぁ~とか、面倒だけどしょうがないかぁ~とか、助けてやるかぁ~とか無いじゃない。

育児の中で教育や子供が歩んで行く道をサポートしていくのは当然あるけど〈お世話〉ではない。〈お世話〉は仕事。

子育ては親として至極当たり前の事です。特別な事なんかじゃない。

あと「俺は子供のオムツも替えた事が無いんだよぉ~」とかたまに言っている人がいるんだけど、どういう意図で言っているの?何かそれを主張する事がカッコいいとでも思っているんですか?それを聞かされているこちら側は、どんなリアクションを取れば正解なんですかねぇ~?

言っときますけど、自分の子供のオムツも替えた事が無い奴は、自分が老いぼれてオムツ生活になっても、子供が替えてくれると思うなよ!!

今日、パパになったばかりだけど俺には♡愛♡がある。

かぐやちゃんのパパとして♡愛♡しかない!!


いやぁ~それにしても真冬なのにすげぇ~汗かいたなぁ・・・風呂入るかぁ・・・

ふぁ~中々・・・頭の中の整理がついてなくてぇ・・・

まぁ~まぁ~テンパってるなぁ・・・


若い頃、地方ロケの前日に朝6時集合なのに夜中の3時まで呑んでしまい、目が覚めたら集合時間だった事があった。

記憶はあんまり無いけど、ロケ現場が多分片道3時間かかる場所だったのだが、車をかっ飛ばして1時間ちょっとで着いた。

すぐさま全員の前で、当然土下座で謝罪した。

その時、監督から「何があった?」と質問された。

「寝坊です」と伝えた俺。

監督から「普通だな」って言われた・・・

通常の俺ならエッジの効いたオモシロ話を必ずぶち込んでいるはずだ。

例えば

・隣に住む90代のご夫婦の出会いから現在に至るまでのストーリーを夜通し聞いていたから。とか

・飼っている二匹の猫が、妊娠していて、全く同時に産気づいて、全く同時に5匹ずつ出産したから。とか

・寝ている間に、家の中の全蛇口が一斉に壊れて、目が覚めたらベッドが水に浮いていて、本当のウォーターベッドになっていたから。とか

何とか一笑いは当然とると思われてたんだよなぁ・・・あれはテンパったなぁ・・・

「普通だな」は一番言われたくないフレーズだからなぁ~きつかったなぁ・・・

あの時の光景が今でもたまに夢に出てくるもんなぁ・・・

そぉ~ゆぅ~時は決まって寝汗でびっちょびちょになる・・・

そして必ず風邪ひくよねぇ。。。


ん???

何か音すんな・・・

なんだ?

あっ!!

かぐやちゃんが泣いてる!!

待って、待って、待って!!

すぐ行くよ!!

危ない危ない!!

いてていてて・・・

こ・小指・・・小指やった・・・

何で!

急いでいる時に限ってぇ・・・

足の小指はぁ・・・

やられんの???

うぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・

いまいくよぉ・・・

ごめんよぉ・・・

はぁはぁはぁはぁはぁ・・・

ちょっと待ってねぇ・・・

パンツ吐くねぇ・・・

上も着なきゃねぇ・・・


どちたのぉ~?

どちたのぉ~?

はいはいはい

パパ来たよぉ~!!

怖い夢でも見たのかなぁ?

大丈夫よぉ~

パパがじゅっとそばにいるよぉ~!!

よいよいよい よいよいよい

よいよいよいって何?

まいっかぁ~

あらあらあらぁ~

どちたのぉ~?

駄目だねぇ~

すげ~泣くじゃん・・・

困ったねぇ・・・

どぉ~しよう?

お熱もう一回測ろうかぁ?

ごめんねぇ~

ちょっと冷たいよぉ~

♪ぴっぴっぴっぴ♪

えぇ~と37度だからぁ~

大丈夫かな?

オムチュかなぁ~?

ちてないねぇ~

すげぇ~泣くじゃん・・・

あっ!!

あれは!!

さっき買ったあれ!!

ちょっと待ってねぇ~


テテテテッテテ~~~


〖 おしゃぶり!! 〗


一応煮沸はしておいたから大丈夫だよねぇ!

はいはいはいぃ~

おちゃぶりでちゅよぉ~

どぉ~でちゅかぁ~

おっ!!

泣き止んだ!!

すげぇ~おしゃぶり!!

マジですげぇ~!!

一発ですやん!!

おしゃぶりって落ち着くのかねぇ~

焦ったよぉ~

パパも泣くとこだったよぉ~

大丈夫かなぁ?

あぁ~目をちゅぶったぁ!!

すげぇ~おしゃぶり!!

助かりましたぁ~

おしゃぶりしてるかぐやちゃんも可愛いぃ~♡

いやぁ~おしゃぶりって落ち着くんだねぇ~

外したらぁ・・・激泣きするのかなぁ・・・

やっぱりまだママの母乳を飲んでいたのかなぁ~?

ちょっと調べてみるか。


《おしゃぶりの必要性》


おしゃぶりするのは、あかちゃんにある吸啜きゅうてつ反射によるものです。

吸啜反射とは、あかちゃんの口の中に指や乳首を入れると規則的に吸い始めるというものです。吸啜反射はあかちゃんが生まれた時から備わっている原子反射の一つで、生後数か月にわたって続きます。


なるほどねぇ~さらにおしゃぶりにはメリットとデメリットがあるのね。

まぁ~世の中どんなものにもそれはあるわなぁ~要はどう使うかだよなぁ~

そぉ~なると当たり前だけどママの母乳は偉大だよねぇ・・・

ある一定のパパは、あかちゃんに一度は自分の乳首を吸わせてみたい願望を持っているみたいな事を聞いたんだけどぉ・・・

神様一生のお願いです。

どうか私の乳首から母乳を出していただけないでしょうか?!

勿論ですが贅沢は言いません。

せめて、せめて左の乳首だけで良いです。お願いできないでしょうか?!

出来る事なら母乳で育ててあげたい!!

変態パパとは違います!!

何か代償が必要ならおしゃって下さい!!

何が良いですか?

例えば、一生ルービックキューブの一面すらも揃えられなくなっても良いですから!は弱弱すぎだよなぁ~

ワインのコルクが一生途中で折れても良いですから!どぉ~でも良いかぁ~

旋毛が三つになっても・・・違うなぁ~

やっぱり背毛がぼうぼうか!!これはかなりきついかも・・・でも永久脱毛すれば良いかぁ~

口内炎が一か月間ずっとでき続けても良いですから!これは大きく出たね!!これは耐えられるか心配・・・

最悪は右乳首なら取れても良いですから!

まぁ~なんでも良いんでぇ~神様ご検討の程宜しくお願い致します。

因みに卒乳?の前までにお願いします。離乳食が始まってから出されてもぉ・・・

空気は読んで下さいね!!


今後必要な物の中で大切の物を忘れていた!!

それはベビーカーでしょ!!必要だよねぇ~

スリングを買って落ち着いてはいたけどぉ~ベビーカーがあれば、かぐやちゃんもリラックスできるし行動範囲も広がる。

春になったらお花見にも行けるでしょ。その頃には桜の花びらの色も識別できるようになっているかなぁ~?

パパはビールで、かぐやちゃんはミルクで乾杯だね!!

どこが良いかな~都内の名所は全て行くとして、桜トリップも楽しそうだねぇ~♪

そぉ~考えると、今まで興味が無くて行った事がない所でも、かぐやちゃんとなら絶対に楽しいよねぇ~!

親子で初めてづくしっていうのも素敵よねぇ~

かぐやちゃんがさぁ~歩けるようになったら更に行動範囲も増える。

一緒に波乗りしたいねぇ~!!


波乗りで思い出したけど、パパが20歳ぐらいの時は、基本的に朝から晩まで大学やら仕事やら稽古やらで、かなり忙しかったんだけど、翌日がオフの時は全てが終わった後に車で湘南へ向かった。夜中の内に鵠沼の駐車場に車を停める。そしてビールと最高の柿ピーを持って浜辺に行くんですよ。

誰もいない浜辺で月と星を見ながら乾杯すんのよ!波のBGMが心地よくてさぁ~最高の一時なんだよねぇ~

まぁ~そのまま寝ちゃう事も結構あるんだけどぉ~

そんで5時には起きて、誰も入ってない海に一番乗りで入るのがまた最高!!

それから何も考えずに数時間遊んで、またビール飲んで、日焼けして、また乗ってみたいなのが大好きだった。

その日も、5時から海に入っていた。結構遊んで10時位だったかな?砂浜で寝ていたら、近所にある小学校の子供たちが授業の一環なんだと思うけど海遊びに来たのよ。

その子供たちの「きゃっきゃ」する声と波のBGMも中々良いもんで、人知れず楽しんでいた。すると急に浜辺がざわつきだした。

多分先生らしき人が沖に向かって何やら叫んでいるんだよね。

どぉ~したんだ?ってぼぉ~と見ていたら、沖の方にポツンと何かが浮かんでいた。

よく見ると浮き輪に入った子供だった。遊んでいるうちに、その子だけ流されてしまったみたいだ。周りの同級生やら先生やらが、すげぇ~叫んでいるんだけど、誰も助けようとするアクションを起こさない。ただただ叫んでいるんだよ。海に入っているサーファー達とはちょっと距離が離れていたからなのか、サーファー達は誰一人気付かない。砂浜にいるサーファー達も特に見ているだけだった。

後になってよくよく考えたらボードに乗って行けば良かったのかもしれないけど、体が先に動いちゃたもんでぇ・・・後々かなり反省したのだがぁ・・・

何も考えずに砂浜をダッシュし海に入った。そして全力のクロールでその子の元へ向かった。一応、泳ぎだけはまぁ~まぁ~自信があった!

泳ぎながら意外と冷静でいられたんだけど、確か溺れている人を助ける時に、正面から行くとパニックの相手にしがみつかれ、こちらも溺れてしまう。それで共倒れになってしまう。と何かで聞いた事を思い出した。

なので、じっくり冷静にその子の様子を見ながら背後にまわった。

そして暴れて大泣きしているその子の首根っこに〈二―ブラ〉をかました。

すかさず「もぉ~大丈夫だから、落ち着いて」と何度も声を掛け、何とか体の力を抜かせた。

その子は小学校3年生ぐらいかな?かなり体格のしっかりした子で、浮き輪が体の一部かと思うぐらいパツンパツンに収まっていた。

落ち着きを取り戻したその子の浮き輪を何とか掴んで、変則平泳ぎで陸へと向かった。

やっと足が届いたところで、その子が俺に「お手数をお掛けしました」と言った。

あまりのフレーズにうまい返事は返せなくて「う、うん」みたいな歯切れの悪い返答しちゃった。

ようやく先生達が寄ってきて、俺にお礼を言ったかと思うと、その中の一人の中年のオッサン先生が、その子に向かってすげぇ~怒ってんのよ。

びっくりしたね!!「大丈夫」の一言もなく、まず第一声が「何やってんだ!」だよ!マジでぶん殴ってやろうかと思ったよ。違う女の先生は、優しい言葉をかけていたけどね。そんなに偉そうに言うならお前が真っ先に助けに行けよ!ビビって動けなかったくせに先生ぶってんじゃねぇ~よ!!

あまりにも胸糞悪かったから、すぐその場を立ち去ったけど、先生なんて言われる人間は、まぁ~まぁ~くそ野郎が多いなって思った。何が先生だよ!そんな奴が何を教えるんだよ!体裁だけ取り繕いやがって、あの子がお前を見つめる目はビー玉みたいだったぞ。いっちょ前に教師面したいんなら、先ずは生きた教育をしろよ!!

あまりにもムカついたから地元帰って御墓掃除に行ったわ。

2時間みっちり掃除してやったわ。


かぐやちゃんには水泳を習ってもらいますよぉ~

もちろんパパも教えるわよぉ~

水は楽しいけど危険な事もたくさんあるからねぇ~

一緒に学んでいこうねぇ~!!























♪ぴっぴぴっぴっぴぴぴっぴぴっ♪


おぉ~~~~また落ちてたぁ・・・

何時?

23時半かぁ~

眠い。

かぐやちゃんは大丈夫かなぁ?

ねんねちてるねぇ~

おしゃぶり効果絶大ですなぁ~

ミルクちゃんをちゅくろうぉ~

さっきは半分しか飲んでないからねぇ~

げぼっちちゃったしぃ・・・

一寸はお腹すいているかなぁ~?

そぉ~言えば、さっきもう一度、鞄の中をちゃんと調べてみたんだけどもぉ~

そしたら変な形のお洋服があったんだよねぇ~

これこれ、なんてゆう形なのかなぁ~?

モモンガみたいに崖の上から飛び降りる空飛ぶスーツみたいな形だよねぇ~

なんなんだこれは?

手足の出る所が無いんだよ!!


【あかちゃん 手足が出るとこが無い服】


お!!

これだ!!

〈スワドル〉っていうんだ!!


【スワドルとは】


新生児から寝返りする頃までのあかちゃんを優しく包み込む布です。

あかちゃんに、お母さんのお腹の中のような安心感を与えられるものです。

更に、あかちゃんの睡眠を妨げる〈モロー反射〉を落ち着かせる効果があります。


そぉ~なんだぁ~

凄いアイテムだねぇ~!!

〈モロー反射〉って何?


【モロー反射とは】


生まれた時から備わっている原始反射で、外部からの刺激に対して、あかちゃんの意思とは関係なく、反射的に起こす動きの事を言います。

生後0~4か月頃までにみられる正常な反応です。

生後4ヶ月~5ヶ月以降になると、大体の子供は、〈モロー反射〉は見られなくなります。


なるほどねぇ~突然泣き出したりするのは、その〈モロー反射〉が原因だったりするって事が多いのね。いきなり訳もなく泣かれるとかなり焦るもんねぇ・・・

今のところ、かぐやちゃんに、異常とかはないみたいだから良いけど、俺のやり方が上手く出来ているか不安だし心配が尽きないねぇ~

子育ては初めてだし、もちろん教えてもらった事もないからぁ・・・

まぁ~まぁ~の恐怖感にさいなまれる瞬間があるんですけどぉ・・・

泣き言を言ってもどうにもなんないんだから一個一個不安を潰して行こう!!

24時のミルクが終わったら、この〈スワドル〉とやらを着てもらってぇ~

ねんねして頂きましょうねぇ~


はい!かぐやちゃ~ん

ミルクの時間でちゅよぉ~

おしゃぶりはいったんお休みでちゅよぉ~

ゆっくりねぇ~ゆっくりねぇ~

もぉ~げぼってもテンパらないからねぇ~

好きなようにしていいからねぇ~

パパがちゅいてるからねぇ~

大丈夫よぉ~


かぐやちゃんの身体の温もりが 

パパの身体の端々に ゆっくりゆっくり しみ込んでゆく

ずっとずっと おじいちゃんになっても 

かぐやちゃんへの愛は変わらない

何年経っても変わらない

かぐやちゃんがくれた微笑みが 

パパの心の中に 深く深く 溶け込んでいく

ずっとずっと よぼよぼになっても 

かぐやちゃんへの愛は変わらない

この命尽きるまで変わらない

かぐやちゃんに会えた喜びが 

パパの魂に そっとそっと 語りかけてくる

ずっとずっと来世になっても 

かぐやちゃんへの愛は変わらない

時空を超えても変わらない 

かぐやちゃんがパパの心に灯した情熱の炎

そして未来への希望 

そう かぐやちゃんはパパの希望

かぐやちゃんの未来がパパの希望


じぇんぶのめまちたねぇ~

しゅごいしゅごいぃ~!!

ありがとうねぇ~♡

ゲップちゃんちまちょうねぇ~


あかちゃん言葉ってさぁ~俺は絶対に使うわけないって思っていた。

子供にとって、ちゃんとした言葉で接した方が言葉を教えるにあたって二度手間にならずに良いと思っていた。

無理ね!無理無理!!

こんな可愛い子をみて普通にお話なんて出来るわけないじゃんって話。

「どーしたの?」より「どぉ~ちたのぉ~?」の方がファニーじゃん!!

「すごいすごい」より「ちゅごいちゅごいぃ~」の方が愛くるしいでしょ!!

「オムツ替えようね」より「おむちゅかえまちょうねぇ~」の方が可愛いでしょ!!

可愛いは世界を救うからね!

そこんとこヨロシク!!


☽けっふ☽


出たねぇ~

今のはソフトタイプのゲッパ~だったねぇ~

ちゅごいねぇ~

バリエーションが豊富だねぇ~


『 神月 バリエーション豊富 かぐや 』だねぇ~

『 K・B・K 』だねぇ~


本日ラストミドルネームが出たところでぇ~

オムチュを替えてぇ~

〈スワドル〉着てぇ~

おちゃぶりをちてぇ~

一緒にねんねちまちょうねぇ~!!

パパも御片付したらベッドで一緒にねまちゅよぉ~

初めて一緒にねんねちゅるねぇ~

うれちいわぁ~♡

うれちいわぁ~♡


この《かぐやちゃん言葉》が仕事の時に出ないようにしないといけないよねぇ・・・

いきなり現場とかに「おはようごじゃいまちゅ」で入って行ったらぁ・・・

また深酒かって思われるかな?

流石に俺だって撮影日とか舞台中とかは、バカみたいに呑んで変な感じで現場に行くなんて事は絶対にない。当然の事だ!!

でも、打合せとか取材とかの時はぁ・・・まぁ~きわどい時あるなぁ・・・

「はぁ~ちゅかれたぁ~」とか「ねむねむちてきたぁ~」とか言い出したらぁ・・・

あぁ~アイツやってんな!って思われるなぁ・・・

それだけは絶対に嫌だから気を付けよう。

クソダセー奴らと一緒にされんのが一番気に入らねえからな!!


はいちゅうりょうでちゅ~

かぐやちゃ~ん

おやちゅいみなちゃいねぇ~

また4時間後ねぇ~

今日はぁ~

パパのところに来てくれてぇ~

本当にありがとうごじゃいまちたぁ~

あいちてるよぉ~♡

あ~ちゅうちたいぃ。。。

手ってちゅないで寝んねちたらぁ~

御迷惑でちょうかぁ~?

パパが寝返りでも打ってぇ・・・

かぐやちゃんを傷つけてしまうかもしれないからぁ・・・

ちょっとぉ・・・

止めときまちょうかぁ・・・

じゅっとじゅっとぉ~

見ていたいわぁ~♡

愛しかない♡

パパの感情はぁ~

愛しかない♡

今レントゲンを取ったらさぁ~

心臓が♡の形になっているだろうねぇ~

間違いない♡

夢にもかぐやちゃんが出てきて欲しいなぁ~♡

夢の中でもじゅっといっちょだよぉ~♡

























♪ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ♪


ふぁいふぁいふぁい・・・

何時・・・?

3時半・・・

ふぅ~~~~~~~~~

一瞬ですねぇ・・・

ちょい寝、ちょい寝は・・・しぶいねぇ・・・

かぐやちゃんはぁ~

大丈夫かなぁ?

やっぱりぃ~

きゃわいい♡

ミルクちゅんをちゅくるねぇ~


これは、おはようなのか?

まだ夜扱いなのか?

多分もう一回寝るよなぁ・・・

頭が回んない・・・

パパ継続中だもんねぇ・・・

当たり前か・・・

パパに終わりなんてないんだからぁ・・・

眠いとか言ってんじゃねぇ~よ!

ちゃんと美味しくミルクを作る事に集中しろ!

アホンダラ!!


そぉ~言えば、高校卒業して微妙な休み期間に、ツレと一緒に短期のバイトをした。

そこは当時話題になった天候に左右されない屋内型のリゾート風プールだ。

制服も統一されており、全員がアロハで南国気分をお客様にご提供致します!的な所だった。TVや雑誌で結構特集とかされていたみたいで、土日祝日は勿論、平日もかなり賑わっていたみたいだ。

仕事内容は、女子はプールサイドにある飲食店のスタッフがメインで、男は全員厨房にまわされる。因みに、厨房は地下にある為、当然窓も無い。

そこでは、お客さんに会ったら必ず「ハロワイこんにちは」って言わなきゃいけないルールだった。でも俺らは、ずっと厨房だったからお客さんに絶対に会うわけがない。

なのに、朝礼で何回も「ハロワイこんにちは」の練習をさせられた。

厨房内では、何店舗かの食事を一同に作っていて、ベテランのバイトはガンガン料理を作っていき、俺ら新人はそれを運ぶか厨房の掃除をするだけだった。

その振り分けは、バイトリーダーみたいな奴が決めていて、俺はずっと掃除だった。

バイト一日目、ずっと掃除だった。アロハは着ているけど、ずっと掃除だった。

バイト2日目、何とか料理を運ぶ係りになりたかったが、またも掃除だった。

何故、料理を運ぶ係りをやりたかったかというと、言うまでもなく掃除がつまらなすぎるのと、料理を運ぶ係りはレストランや売店に行けるし施設をちゃんと見られるからだ。バイトを初めて、まだ一度もプールすら見ていない。

一番の楽しみは、お店に入る際に、念願の「ハロワイこんにちは」が言える事だ!!

毎朝練習している「ハロワイこんにちは」が言いたくて、言いたくてしょうがなかった。だから無理やり運ぶ係りの奴に話をつけてチェンジさせた。ついに俺も運ぶ係りになった!

いよいよ念願の「ハロワイこんにちは」が言えると思い、ドアを開けて大きな声で

「ハロワイこんちわ」と言った。

おしかった。「に」を忘れた。スタッフの女の子達にはウケた!!

でもマネージャ―みたいな人には怒られた。「ラーメン屋じゃないんだから」と言われた。その突っ込みもどぉ~かと思った。無理やり運ぶ係に変わった事がばれて、掃除に逆戻りさせられた。

あまりにもつまらないので、今度は厨房の花形である〈ジャンバラヤ〉作りをしている先輩にしっかりと話をつけて〈ジャンバラヤ〉作りをやらせてもらった。

ただ〈ジャンバラヤ〉がどこの国の料理なのかは、この時の俺は知る由もなかった。

〈ジャンバラヤ〉作りに関しての手順も器具の使い方も一切教わってはいなかったが、その〈ジャンバラヤ〉作りに使うデッカイ回転しながら〈ジャンバラヤ〉を炒める事の出来るマシーンは、ずっと掃除しながら調理の工程と操作方法をしっかり見ていたので問題なく作業に入れた。

作っては、味見。作っては、味見。作っては、味見を繰り返していくうちに、腹もいっぱいになるし、味にも飽きてきてしまった。

そこで、バイタリティとアイデンティティに溢れまくっていた若かりし俺は、ちょっとずつ味付けを変えて出すというミッションに取り組む事となった。

最初は胡椒を強めに効かせてみたりぃ~

次は油とバターを半々にしてみたりぃ~

徐々に変化をつけていくと、これがかなりの美味さに代わっていった。

調子に乗って、次は辛味調味料をかなり多めに入れてエスニック感を強めてみた。

しまいには、隠し味として、目を瞑ったまま最初に触った調味料?を入れるという離れ業までこなせる様になった。

暫くして、厨房の責任者が凄い勢いで現れ、俺に問いかけた。

「君〈ジャンバラヤ〉に何を入れた?」と言われた。

「ジャンバラヤの向こう側を見たくて」と正直に伝えた。

ポカンとする責任者。俺の勇気ある告白はドスルーでした。

お客様から「辛過ぎる」というクレームと「甘すぎる」というクレームと「これ〈ジャンバラヤ〉か?」というクレームが飛び交って、ホールが困っているとの事だった。

悪びれるそぶりが一ミリもなく、逆にちょっと勝ち誇ったかのような態度の俺。

その態度を見ていた責任者は徐に、マシーンに残っていた〈ジャンバラヤ〉?らしきものを一口食べた。

漫画とかアニメとかで、口から火が出るみたいな描写で辛さを表現する方法があるが、あれを初めて目の当たりした。

一瞬、時が止まり、瞳孔が開いたかと思うと、舌がとんでもない速さで震えていた。

あの人は良い役者になれると思った。

いうまでもなく、またすぐに掃除係に戻らされた。

そのバイトは2日で辞めてやった。


かぐやちゃんのミルクはぁ~

味変としないからねぇ~

つまんないとかぁ~

飽きたとかぁ~

チャレンジとかいらないしぃ~

絶対にしませんからねぇ~

しっかり決められた量を~

決められた時間に提供いたします!

パパは更生いたしました!!


はいぃ~

じぇんぶ飲めたねぇ~

しゅごいねぇ~

ありがとねぇ~♡

では、恒例のゲッパ~タイムに入らせて頂きまちゅねぇ~

よろちくおねがいちまちゅねぇ~


昨日からさぁ~

パパとしての活動をさせて頂いているわけですけどぉ~

ん?

パパとしての活動?

これって〈パパ活〉?

そぉ~だよね!


【パパ活とは】


一般的に若い女性と経済的に余裕がある中年男性がデート等を行う。

〈お手当〉という名目で金銭を渡す行為。

児童福祉法違反の可能性有り。


要は援助交際でしょ!!

何でもそうだけどキャッチ―な呼び名をつけない方が良いよ!!

「キモロリオッサンと売春少女」だよ!

少女たちにも様々な事情があるのは百も承知だけどぉ~

勿論、キモロリオッサンが100悪い。けど売春少女も悪いよ。

どっちも悪いよ。

パパの活動は顕然たる父親としての活動です。

パパ代表として言わせて頂きます。


〈 パパ活 〉とは

『私達パパの、パパによる、パパの為の子育てを言います』

あしからず。


☽ げぴゅ ☽


可愛いの頂きまちたぁ~!!

なにぃ~~~?

今のゲッパ~?

何て愛くるしいゲッパ~なのぉ!!

着メロは・・・古いかぁ!

今はなんなんだ?

そうだ!ASMRだ!

ASMRでずっとリピートして聞きたいわぁ~

絶対に幸せな夢が見られる自信があります!!


ASMRと言えば思い出す。あれは中学位からかな?多分、中高ともそうなんだけど、まず朝5時に起きて、お袋におにぎりと弁当を作ってもらい、学校まで片道45分(高校は60分)をランニングで行く。ランニング中におにぎりを2個食べる。

朝練を終えて、おにぎりを1個食べる。

早ければ1限終わりに、遅くても2限終わりに、まずお弁当を早弁します。

昼休みは購買でパン買って食べます。

速攻で食って寝ます。

その寝ている間、それは数分なんだろうけど、目を閉じて机に突っ伏して寝ている時、その一時が俺の幸せ時間だった。

周りは友達と楽しそうに話しながらお弁当なりを食べている。

俺は目を閉じてはいるが耳はもの凄く研ぎ澄まされていた。

昼食タイムに突入している教室内で、皆の会話と食事を摂る音、その他の雑音が入り混じった感じを聞くのが堪らなく好きだった。

何故か、だんだんと身体の力が抜けていき、完全に自分自身がその空間の空気と化す感覚になれる。分かりやすく言えば、無色透明になる感じだ。

この感覚って、ずっと思春期ならではのモノかと思っていた。

でも最近ASMRとやらが現れ、咀嚼音と呼ばれ、ポテトを食べたり、ラーメンを啜ったり、ビールを飲んだりをあえて聞かせる動画が色々出回っている。

それを聞いてみたら、中2の夏がフィードバックしたんだ。懐かしさと心地よさを感じてしまった。最近では眠れない時によく聞いている。分かりやすく言えば、ジェットコースターの頂上から降りる瞬間の、あの股間が「ふっわ」っとする感じだ。

これは性的興奮と言うのとはちょっと違って、精神的にかなりリラックスを与えてくれるので、俺にとってのリフレクソロジーなのかもしれない。

だから、やめられない、とまらない。

ある意味、〈かっぱえびせん〉と同じだ!

同じか?


中学・高校での一日に摂取する食事のルーティーンに戻ろう。

午後の授業が終わり、お菓子(もっぱら堅焼きせんべい)を貪りながら部活へ向かう。

17時ぐらいに部活は終わる。

ランニングで帰路に就く。

途中のコンビニでスリーマン(肉まん、ピザまん、あんまん)、アイスを食べ帰宅。(たまに、緑のたぬきも食べる)

夕食を食べる。

自主トレする。

夜食を食べる。

そして就寝。

だから間食を含めると最低でも7食は食べた。

一回の量で一番食べた時期は、鮨で言うと5人前のすし桶なら最低2桶。

ラーメン屋で言えば、馬鹿特盛りねぎ味噌チャーシュー麺と馬鹿特盛りチャーハンと餃子3枚。

米で言えば一食で三合。一日一升。家には俺専用の五合炊きジャーがあった。

育ちざかりの中高生なら普通だな。もっと食べてる友達はいたもんなぁ~

お弁当で更に思い出した!!


それは中2の春の事だった。

お袋がシンガポールに4泊5日で多分仕事で行っていた。なので、お袋方のおばあちゃん(おすみちゃん)とその姉である、のんちゃんのおばあちゃん(おしんちゃん)が泊りで来てくれ家事やら何やら色々やってくれた。

いつも通り、朝練に向かうので、おにぎりとお弁当を二人の《おばあちゃんズ》が作ってくれていた。それを持って学校へ向かった。

登校中、おにぎりを食べようと取り出すと、全く大げさ抜きで、昔話に出てくる様な特大の丸いおにぎりが入っていた。それに一枚丸々の焼き海苔がまかれていた。それが2個。具は入っていなかったが、塩がガッツリ効いていてかなり美味かった。

流石に2限までお腹は減らなかったので、3限終わりの休み時間に早弁する事にした。

いつものお弁当袋の中に、いつもの巨大タッパーが入っていた。

蓋を開けると、そこには、ぎっちぎちに詰め込まれた白米(おおよそ3合)と真っ赤なデッカイ自家製梅干しが一粒鎮座していた。

以上。

そぉ~!!

ディスイズ日の丸弁当!!

そっと蓋を閉めた俺。

更にお弁当袋を見る。そこにはおかず用の別容器があるものと信じていた俺。

しかし、そこに入っていたものは・・・

おおよそ24~5センチはあろう眞っ黄色な・・・

たくあんが一本。

暫く思考停止する俺。

再度タッパーを少し開き、米の中に潜入してみるも、そこは白米パラダイス。

そぉ~!!

今日のお弁当は、日の丸弁当と沢庵が一本。。。

思春期の俺は、流石に沢庵一本をかぶりつきながら、特大日の丸弁当を堂々と教室で食べる、そんな野武士の様な勇ましさは持ち合わせていなかった。

なのでぇ~一回見なかった事とした。

昼飯は購買でいつもの3倍のパンを買って食った。

部活が終わり下校。

お弁当をそのままにしてはおけないし、捨てるなんて絶対に出来ない。

だから3合の日の丸弁当と、沢庵を歩きながら全て食いつくし、帰宅。

流石にランニングしながらその量は食べられなかった。

きっと第一声で《おばちゃんズ》から「おかずを入れ忘れてごめんね」があるものだと思っていた俺。

元気よく「ただいま」と《おばあちゃんズ》の元へ。

《おばあちゃんズ》は、普通に笑顔で「おかえり」との事。

数秒の間の後、お弁当袋を《おばあちゃんズ》に渡し「美味しかったよ。ありがとう」と告げ部屋へと向かった。

この話を最近になって初めて友人達に話したが、なぜ怒らなかったのかと問われた。

俺も今となっては定かではない。

でもあそこで怒ったら《おばあちゃんズ》は悲しむだろうし《おばあちゃんズ》の事が大好きだったからとしか言いようがなかった。

翌朝おばあちゃんズから弁当袋を渡された。

中身は、タッパーの中にぎゅうぎゅうに詰め込まれた三合の日の丸弁当。

そして生のきゅうりが2本だった。

小タッパーには味噌がぎゅうぎゅうに入っていた。

ちょっとアレンジされていた。




























♪ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ♪

♪ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ・ぴっぴぴ♪


ふぁいふぁいふぁいうぁ~~~~~~~

・・・何時・・・?

7時半・・・

ぐふぅ~~~~~~~~~

またまたぁ・・・・

落ちてたぁ・・・

『子育てとは育児と気絶の繰り返し』みたいな格言とかありそうですなぁ~


かぐやちゃんはぁ~

どぉ~でちゅかねぇ~?

あらぁ~~~~~~~~~~~

おちてたのぉ~~~~~~~

えらいでちゅねぇ~~~~~~~~

ちとりであちょんでたのぉ~~~~~~~~

えぇ~~~~~~~!!

なになになにぃ~!!

その微笑ぃ~~~

なになになにぃ~!!

しゅごいねぇ~~~~~~~!!

何かぁ~

止まない雨の中・・・

ずっとぬかるんだ道をただただひたすら当てもなく・・・

歩き続けていた時に・・・

突如としてぇ~

「一光」が射した感じ!!

その笑顔はヤバいわぁ~!!

なんかねぇ~

血管が破裂して肉体が飛び散りたいほどぉ・・・

愛おしいぃ~!!

ごめんねぇ・・・

こんなにも汚れてしまった手でぇ・・・

あなたを抱き上げてぇ・・・

こんなにも穢れた心でぇ・・・

あなたを愛してしまってぇ・・・

本当にごめんねぇ・・・


ミルクちゃんちゅくるねぇ~

パパになってからぁ・・・

涙もろくなっちゃったぁ・・・

困っちゃうよぉ・・・


誰だったか先輩が、家族を持って俺は強くなったって言っていたけど、あれって本当か?守るものが出来たら、逆に弱くなっていくんじゃないかなぁ~

喧嘩とか腕っぷしが強いみたいな単純な事じゃない。

子供が熱出したらどうしようとか。

事故にあったらどうしようとか。

様々な恐怖が襲ってくるかもしれない。

心配は尽きないよねぇ・・・

自分一人だったらどうにでもなる事が、子供がいる事によって防ぎきれない事だっていっぱいあると思う。

だから用心深くなる。冷静に行動するようになる。

子供ファーストに考えたら、ビビって、ビビって、常に安全を確保する事を心がけるぐらいが丁度良いと思う!

イケイケなんてナンセンスだし、カッコイイパパにはなりたいが、他人からダセー奴だと思われたとしても全然関係ない。

子供の為なら何でも出来るし、やんなきゃいけない。

ただただ、かぐやちゃんにとって、唯一無二のパパになっていかなければならない。

てゆぅ~か絶対になる!!


はいぃ~

ミルクOK♡

オムチュ替えまちょうねぇ~♡

あっ!

おちっこぱんぱんでちゅねぇ~♡

いっぱいちてくれてありがとうごじゃいまちゅ~♡

キレイキレイちゅまちぃうねぇ~♡

ミルクちゃんのみまちょうねぇ~♡

今日もお肌がちゅるんちゅるんでちゅねぇ~♡

もぉ~くまなくぅ~ハムハムちたいわぁ~♡

はいOK♡

ミルクちゃんはあちゅくないよねぇ~?

頭がまだぼっ~としておりますぅ・・・

気を付けないとぉ・・・

火傷なんてさせちゃったらぁ・・・

切腹モンですよ!!

だいじょうぶぅ~?

あちゅくないぃ~?

ゆっくりねぇ~ゆっくりねぇ~♡


♪グッドモ~ニング グッドモ~ニング マ~イスイ~ト ベイベ~

アイラ~ビュ~ アイラ~ビュ~ マ~イスイ~ト ベイベ~

グッドモ~ニング グッドモ~ニング マ~イキャ~ンディ~ エンジェル

アイラ~ビュ~ アイラ~ビュ~ マ~イキャ~ンディ~ エンジェル

グッドモ~ニング グッドモ~ニング マ~イキュ~ト ド~タァ~

アイラ~ビュ~ アイラ~ビュ~ マ~イキュ~ト ド~タァ~

グッドモ~ニング グッドモーニング マ~イプリ~ティ かぐやちゃ~ん

アイラ~ビュ~ アイラ~ビュ~ マ~イプリ~ティ かぐやちゃ~ん♪


はいOKですぅ~♡

ありがとうごじゃいまちたぁ♡

本日も、張り切ってゲッパ~タイムに参りましょうねぇ~!!

はぁ~このゲッパ~タイムは何度やっても幸せ時間ですなぁ~~~

完全に脱力のかぐやちゃんの全てがぁ~パパの左上半身に委ねられている

この感じぃ~!!

しかしぃ・・・

今日の左腕はぁ・・・

本当に俺の腕かぁ?

ていうぐらい筋肉痛というかバッキバキというかぁ・・・

ちょい死亡していませんか?

身体全体は30キロぐらいの砂袋を背負っている感じの疲労感です・・・

腕はもう別人ですねぇ・・・

よっぽど力が変に入っていたのと緊張もかなりあったんだろうなぁ・・・

ここまでの感じは初めてだわぁ・・・

責任が全て左腕に託されてたんだなぁ・・・


あれは幼稚園の年長さんの時だった。

園庭では年長である俺の〈たんぽぽ組〉と年少ちゃんの〈どんぐり組〉が遊んでいた。

俺はいつも通りジャングルジムのてっぺんに陣取り何かを踊っていた。

すると「きゃぁ~」という叫び声と同時に「わんわんわん」との鳴き声が園庭に響き渡った。

ジャングルジムで狂ったように踊っていた俺も流石に振り返ると、そこにはとんでもなく〈デッカイ犬〉(後で犬種がシェパードと分かった)が年少ちゃんの女の子達の前に立ちふさがり吠えたてていた。

恐怖で震えながら泣き叫んでいる年少ちゃん達。騒ぎに気付いた先生が駆け寄るもあまりの犬のデカさにビビってしまい動けずにいた。何故その子達に吠え続けるのか分からないが、その場を離れない〈デッカイ犬〉。

ジャングルジムで踊っている場合じゃないと察した俺は、ジャングルジムから颯爽と飛び降りた。しかしまぁ~まぁ~の高さから飛び降りた為、ちょっと左足首をぐねった。が、そんな事はお構いなしに、落ちていた竹馬を左手に持ち、年少ちゃん達の前に辿り着き〈デッカイ犬〉と対峙した。右腕で年少ちゃん達をしっかりガードし、左手に持った竹馬で〈デッカイ犬〉を牽制した。

多分アドレナリンが出まくっていたのか冷静さがかなり欠けていたんだと思うが、一つ致命的な過ちをおかした。俺は生粋の右利きだった。

年少ちゃん達を泣かせた〈デッカイ犬〉を成敗してやると竹馬を大きく振りかぶり、一振りした瞬間だった。竹馬はすっぽ抜けて変な方向に飛んで行った。

竹馬が飛んで行ったと同時ぐらいに犬が飛び掛かってきて左腕をガブリ。

その勢いで倒されてしまった俺。

しかしビビっていた先生達が園内にいた男の先生達を呼んできていたので、何とか〈デッカイ犬〉を取り押さ得る事が出来た。年少ちゃん達も誰一人怪我をせずに避難する事が出来た。

俺は決意したんだ。大切な物や守りたい者は今後絶対に左側に置くと心に誓った。

6歳の冬の出来事。

後日談だが、あの〈デッカイ犬〉は近所の家から脱走しちゃったみたいで、子供が大好きで、ただただ遊びたかっただけみたいだった。

そして俺の左腕を嚙んだといっても甘噛み程度で全く怪我はしていなかった。

何故だか翌朝目を覚ますと、左足首がめちゃくちゃ腫れていた。。。

あれから犬は嫌いになった。。。

俺は断然猫派だ!!


《メロン》と出会ったのは忘れもしない7月7日。七夕の日。

夕方、家の前の道路を挟んで反対側の方で、とてもか細かったが、微かに猫の声が聞こえた。猫の声なんて珍しい事では無かったが、その日に限ってふと外に出て声のする方へと足が向いた。声のする方へ導かれるように進んでいくと、側溝の中から声が聞こえたので覗いてみた。するとそこには真っ黒な毛玉みたいな物体がぽつんと揺れ動いていた。ハッキリ言って最初はゴミかと思ったが、近づいてよく見てみると揺れ動くというよりも、震えているような揺れ方の真っ黒い毛の塊だった。

そう、初めて目にした《メロン》は、敬愛する〈トトロ〉に出てくる〈まっくろくろすけ〉の様にふわふわとしていて真っ黒い毛足の長い猫だった。何度も抱き上げようと試みたが、見た目とは全然違って動きはとても俊敏だった。素早過ぎて中々追いつけなかったが、必死に追いかけて追いかけて、やっとの事で何とか保護できた。

手の中にいた君はまさに〈まっくろくろすけ〉黒の毛の塊だったね。

家に連れて帰り、蚤取りシャンプーで綺麗に洗い、よく乾かした後の君は、本当に真っ黒な綿菓子みたいで、すっごく軽くてもふもふだったね!

そんな君をそっと胸に包んだ時の様な、本当に幸せな時間を幸運にもまた送らせて頂けております。


今朝のかぐやちゃんはぁ~


『 神月 くろすけ かぐや 』ですなぁ~


『 k・k・k 』ですなぁ~!!


♪はふぅ♪


えぇ!!

今のゲッパ~?

なにぃ~???

天使の吐息かと思ったぁ~!!

天使ってぇ~

本当にいたんでちゅねぇ~!!

かぐやちゃんは天才ゲッパ~でちゅねぇ~♡

ジーニアス・エンジェル・ゲッパ~でちゅねぇ~♡

ちゅごいぃ~!!

色んなバージョンをお持ちなんでちゅねぇ~♡

素敵な音色をありがとうごじゃいまちたぁ~♡

よしお着替えちまちょうねぇ~

お洗濯しちゃいまちゅねぇ~

まだ早いからごゆっくりとちててくだちゃいねぇ~


哺乳瓶を洗って洗濯してお掃除して、あ、そうだ!今日買う物リストを作らないといけなかった。昨日はテンパってあれもこれもと考えちゃったけど、立派なパパになる為には無駄をなくしてスマートにこなしていかないといけない。

まぁ~まだまだ先なんだけど、ランドセル問題がいつか訪れるよねぇ~

まずは何色にするかでしょ?きっと5歳時点で買うわけだよね?

その時、かぐやちゃんに、どれが良いか選ばせたとしましょう。

直感で選んだその物はとてもかけがえのない物だけど、6年間という歳月の中で、とてつもない成長を遂げるわけじゃない。

でも5歳児の直感や視点で捉えられたそのセンスって、まぁ~まぁ~不思議ちゃんになっちゃうよねぇ・・・

パパが先を見越して考えてあげるべきなのか?悩むところだよねぇ~

パパ的には、ちょっと気になっている物とかもあるんだけどねぇ~

最近は地球環境に配慮した様々なリサイクル品から作ったランドセルもあるみたいだし、軽量に特化した物とかもあるみたいだね。

昔は黒と赤しか色の選択肢がほぼ無なかった。でも今は様々な色もあるし素材も形状もいっぱいある。それにハイブランドの物もあるみたいじゃん。悩むよねぇ~

取敢えず5年間の中でリサーチを怠らずに最善の準備をお約束いたします!

そんで小学校6年間使用したランドセルは、そのまま捨てるなんて絶対に出来ないし勿論しない。ただ、ずっと保管しておくのもちょっと違うかなぁ~と思うんだよねぇ~

だからランドセルの一部からミニチュアランドセルを作ってくれる業者があるみたいなので、かぐやちゃんとパパのミニチュアランドセルを2個作ってもらう!そして更に残ったランドセルの端材で、かぐやちゃんとパパ二人でおそろいの、かぐやちゃんの名前を入れたハート形のキーホルダーを作ってもらう!

リメイク最高じゃない!!楽しみ楽しみ♡


さて、今日はベビーバスを買うから、そうなるとお風呂で入れた方が良いよね。

じゃ~お風呂も掃除しとかなきゃいけないなぁ~

どれ位になったら一緒に湯船に浸かってもいいのだろうか?

楽しみだよねぇ~お風呂で遊べるおもちゃもいっぱい買わないといけないねぁ~


湯船で思い出したけど、友人や知人のお宅におじゃました時に、お風呂頂く事もあるじゃない。その時に、湯船に浸からせてもらう事もあるけど、必ず最後に湯船に落としてしまった毛を全部桶で救ってから出るようにしている。当たり前か?

ガキの頃、家の風呂が壊れて近所の知り合いの家で入れてもらっていた期間があった。その時に、お袋が湯船に残った毛を丁寧に取っていたのが子供ながらに、頭に染みついていたんだと思う。

それが印象的で今でもやっている。もう癖になっているね。

家で自分一人しか入らないにもかかわらず毎回やっているもんね。

だだ、ここ数年ずっと気になっている事がある。

どうしても不可解な事がある。

それは、浴槽の中に散りばめられている毛の中に、絶対に浮いてこない奴らが数本いるんだよね!奴らの正体はなんなの?

浮いている奴から始末はしているんだけどぉ・・・一生底にいる奴が数本いる。

かき混ぜて浮き上がらせてから、なんとか始末するんだけどぉ・・・翌日も必ず奴らは現れる。なんで沈むの?意味が分からへん。

何で出来てらっしゃるんですかねぇ~?

本当に毛なんでしょうか?沈むって事はそれなりの重量があるって事でしょ?

どこの毛?俺の毛?誰か教えて欲しいわぁ~


♪ピンポ~ン♪

♪ピンポンピンポンピンポン♪

何だよ!

誰だよ!!

連打すんなよ!!

ちょっと待てよ!!

かぐやちゃんが起きちゃうよ!!

びっくりしちゃうだろうが!!


♪ピンポンピン♪


ピ!

なんだよ!

水口さんか!


「留守です」

ガチャ。

♪ピンポンピ♪

ピ!

うわ!!

西尾さんもいる・・・


カイン「はい」

水口 「神月さん、留守ですじゃないですよ」

カイン「間違えました。こんなに朝早くどうしました?」

水口 「開けてください」

カイン「すみません。取り込み中です」

西尾 「カイン、良いから開けろ!!」


ピッ。

何しに来たんだよ。

やんなきゃいけない事がいっぱいあるんだからさぁ・・・


♪ピンポ~ン♪


はいはい・・・

ガチャガチャ。


カイン「どぉ~しました?」

水口 「どぉ~しましたじゃないですよ。何で携帯の電源切っているんですか?

    何十回も電話もメールもしたんですよ!!」

カイン「だって、電話とか、夜に鳴ったら、かぐやちゃんに迷惑でしょ。

    だから仕事の携帯は電源切っていたんですよ」

西尾 「かぐやちゃんて、何?」

カイン「あっ!西尾さんいたんですか、おはようございます」

西尾 「さっき、インターホンで見えただろ!!

    取敢えずここじゃなんだから、中に入れてくれ」

カイン「えぇぇぇぇぇぇ・・・・・」

西尾 「何何何?何で露骨にそんな嫌な顔するの?傷つくわぁ~」

カイン「だって、かぐやちゃんが寝んねしてるからぁ・・・迷惑なんです」

西尾 「チーフマネジャーに迷惑って言っちゃったよ。

    やめて更に傷つくからぁ・・・

    まぁ~いいや、静かに話すから中に入れて下さい」

カイン「・・・騒がないで下さいね。

    あと、二人とも、アウターは、そこで脱いで、

    外でバサバサしてから玄関に置いて下さい。

    あと、汚いから、手と顔をくまなく、くまなくですよ!

    しっかりと洗って下さい。

    勿論うがいもしっかりとして、当然マスクはして下さいね!」

西尾 「汚いって言っちゃったよ。水口・・・泣きそうなんだけどぉ・・・」

水口 「まぁ~まぁ~まぁ~それはいったん飲み込んで、

    言うとおりにしましょう。ね!」

西尾 「・・・分った。でもそんなに汚くないよ。

    昨日も風呂入ったし、更に朝シャンして、

    始発の飛行機に飛び乗って、ここに直行したんだから!!」

水口 「はいはい、汚くない。汚くないですから、早くして下さい」

西尾 「分ったよ・・・」

カイン「何、玄関でごちゃごちゃ言ってるんですか? 帰りますか?

    寒い空気が中に入ってきちゃうじゃないですか!

    かぐやちゃんが風邪引いたらどぉ~するんですか!!

    用があるならちゃっちゃとして下さいよ!

    俺もやる事いっぱいあるんですから!」

西尾 「(イラッ)・・・」

水口 「はいはいはい、分りました。すみません。西尾さん、急いで下さい」

西尾 「・・・分ったよ」


カイン「全く、デリカシーがないんだから、

    子育てを舐めてもらっちゃ困るんだよなぁ~」


水口 「神月さん、終わりました。そちらに行っても大丈夫ですか?」

カイン「ちゃんとキレイキレイしましたか?」

西尾 「キレイキレイって・・・」

水口 「大丈夫です。しっかりやりました」

カイン「分りました。どぉ~ぞ、静かにお願いしますね」


ガチャ。


西尾 「あかちゃんはどこにいるの?」

カイン「ベッドで寝ています」

西尾 「見せて」

カイン「何でですか?」

西尾 「何でですかって?

    その子の事で来たんだから、一応、見せて欲しいんだけど・・・」

カイン「嫌です」

西尾 「即答。。。

    いやいやいや、嫌とかじゃなくて、見せてくれたって良いじゃ」

水口 「西尾さん、取敢えず見るのは後にして、ちゃんとお話ししましょうよ」

西尾 「まぁ~そぉ~だよなぁ・・・分かった」

水口 「神月さん、今回の事に関して、もう一度、順を追って

    西尾さんにも説明をして頂けますか?」

カイン「今回の事ってなんですか?」

水口 「いやいやいや、あかちゃんの事に決まっているじゃないですか!」

カイン「あぁ~だから、昨日、ピンポンが鳴って、出たら、宅配の人が、

    かぐやちゃんを連れて来てくれてぇ~一緒に生活しているんですよ」

水口 「神月さん、だいぶ端折ってきましたし、

    何かニュアンスが変わっちゃってきているんですけどぉ・・・

    私から、伺うんで教えて下さいね。

    昨日、宅配かと思って、出てみたら、

    何も言わずにあかちゃんを手渡されて、

    そのまま立ち去られた。って事ですよね?」

カイン「まぁ~そぉ~ですね」

水口 「ですよね。で、そのあかちゃんを連れてきた人に心当たりは、

    無いんですよね?」

カイン「そぉ~ですね、帽子を目深に被っていたし、

    特に気にして見てなかったのでぇ~

    かぐやちゃんを渡されて、呆気にとられちゃった的なとこはありました」

水口 「はい、そうですよね。そこまでは昨日聞いた通りです。

    で、ここからが本題なんですけど、

    そのあかちゃんは、これからどうするおつもりですか?」

カイン「かぐやちゃんとはずっと一緒です」

水口 「いやいやいや」

西尾 「カイン、さっきから凄く気になっていたんだけど、聞くよ?

    かぐやちゃんて・・・何?」

カイン「はぁ?何ってなんですか?」

西尾 「はぁ?えっ?何ってなんですかじゃなくて、何?」

カイン「だから何ってなんですかって聞いているじゃないですか!」

西尾 「いやだから・・・」

水口 「神月さん、かぐやちゃんて言うのは、

    その渡されたあかちゃんの事をおっしゃっているんですよね?」

カイン「そぉ~ですよ!!当たり前じゃないですかぁ~」

西尾 「当たり前じゃないですかぁ~じゃなくてぇ・・・

    全然分んないしぃ・・・全然当たり前じゃないんだけどぉ・・・

    あっ!何かあかちゃんと一緒に渡された物の中に、

    名前が分るモノでもあったわけ?」

カイン「無いですよ」

西尾 「いやいやいや、無いですよじゃなくてぇ・・・

    じゃぁ~かぐやちゃんて何?」

カイン「だからぁ~~~名前でしょ!!」

西尾 「いやいやいや、だからぁ~~~何で?」

水口 「神月さん、かぐやちゃんとは、

    神月さんがお付けになったって事で良いんですよね?」

カイン「勿論そぉ~ですよ」

西尾 「だからぁ~何でぇ~カインがそのあかちゃんに名前を付けちゃうの?」

カイン「えっ?何でって、自分の娘に、パパが名前付けて何が悪いんですか?」

西尾 「えっ?えっ?えっ?えっ?

    何々何・・・怖い怖い怖い・・・

    カイン、その子のパパだって事が分かったの?」

カイン「分ったも何も、パパはパパですよねぇ~」

西尾 「パパはパパですよねぇ~じゃないでしょ?根拠は何?」

カイン「だからぁ~パパ似は美人さんになるんですよ。

    かぐやちゃんは美人さんになるんですよ!!」

西尾 「???何なのその理論は?」

カイン「西尾さんだって娘さんいましたよねぇ~?」

西尾 「いるよ。パパにそっくりだねって、皆に言われる」

カイン「・・・・・・」

西尾 「何?どぉ~した?」

カイン「大丈夫です」

西尾 「大丈夫ってなんだよ!!言いたいこ」

水口 「神月さん、要は、あかちゃんと神月さんとの関係を示す証拠は、

    実際には何一つ無いって事なんですよね?  

カイン「証拠は、パパ似だし、親子特有のシンパシーとかソウルの繋がりとか」

水口 「感覚的な事では無く、物的証拠は無いわけじゃないですかぁ~」

カイン「・・・・・・」

水口 「一旦、冷静になってお話しをしましょう。

    そのあかちゃんの母親について心当たりは全くないんですか?」

カイン「それに関しては、全く分りません」

西尾 「ここ数年は、ちゃんとお付き合いした人はいなかったよな?

    でもそこそこは遊んだりしていたんだろ?」

カイン「いや、遊びで、どぉ~のこぉ~のは嫌なんでぇ~無いです」

西尾 「でもそのあかちゃんが」

カイン「西尾さん、水口さんも、

    さっきかあかちゃんあかちゃんて言っていますけど、

    れっきとした、かぐやちゃんって名前があるんですから、

    ちゃんと、かぐやちゃんて読んでもらえますか!

    気分悪いんで!!」

西尾 「だから・・・分った。

    かぐやちゃんは、何でかぐやちゃんになったわけ?

    何か出生?のヒントみたいなのがあるの?」

カイン「だからぁ~体重から逆算して、

    生まれたのが9月の中旬ぐらいなんですよ。

    だからじゃないですかぁ~」

西尾 「カイン。お前のその感覚的なところとか、俳優として凄く大切だし、

    売りの一つだから尊重もする。素晴らしい才能だとも思っているよ。

    凄く良いんだけどぉ~我々にはムズイのよぉ~」

水口 「9月の中旬で、誕生日が15日と仮定して、中秋の名月で、

    そしてお月見で、かぐやちゃんという事ですか?」

西尾 「そぉ~ゆぅ~事か!!謎解きみたいな感じでやるタイプのやつなのね!」

カイン「それだけじゃないです。「K・K」しばりがあるんで、

    かぐやちゃんじゃないですかぁ~」

西尾 「かぐやちゃんじゃないですかぁ~は知らないけど、

    イニシャルをK・Kにしたかったわけね」

水口 「分りました。では、単刀直入にお聞きしますが、

    神月さんは、かぐやちゃんの事をどうしたいんですか?」

カイン「沖縄の何処か島に引っ越して、

    自然の中で伸び伸びと、大らかに育てたいと思います」

西尾・水口「え?」

西尾 「ちょちょちょちょっと待って!いきなりぶっ飛ばしたねぇ~!!

    凄い事を言っちゃっているけどぉ・・・

    え?どういう事?」

水口 「神月さん、私もあまりの事で動揺が隠せないですけどぉ・・・

    取敢えずは、かぐやちゃんを育てていくって事ですか?」

カイン「もちろん、そぉ~ですよ!」

西尾 「何で?」

カイン「何でって、何ですか?」

西尾 「このリターン厳しいんですけどぉ・・・」

水口 「神月さん、かぐやちゃんがご自身の娘かどうかは、

    まだ分からないじゃないですか。

    どうして神月さんが育てなくてはならないんですか?」 

カイン「俺が育てないで誰が育てるんですか?」

水口 「いやいやいや、先ずは何も分らないんだから、

    警察に届けるのが先決じゃありませんか?」

西尾 「水口、警察はまずいんじゃないか?

    カインが行って、どこからかマスコミに情報が流れちゃったら

    大変な事になるぞ」

水口 「別に神月さんが連れて行かなくても、

    取敢えずは、私が警察で事情を説明してみるのは、

    どうでしょうか?」

カイン「ちょっと、黙って聞いていたら、なんてひどい事を言うんですか!!

    流石にお二人でも殴りますよ!!」

西尾 「何でこの流れでぇ~

    お前はそんなに怒っているのか分かんないんだけどぉ・・・」

カイン「そりゃ~怒るでしょ!我が娘を警察に連れてくなんて言われて、

    キレない親は、くそ野郎でしょ!!何考えてんですかぁ!!

    じゃぁ~西尾さんにそっくりな娘さんを警察に届けるって

    言われてみて下さいよ。

    いきなりですよ!どぉ~思いますか?くそ野郎ですか?」

西尾 「くそ野郎でもないしぃ~

    何でうちの娘がいきなり警察に連れて行かれるかの

    意味が全く分からないからぁ・・・返答に困る・・・」

カイン「馬鹿なんですか?それでも父親ですか?リアルに物事を考えないと、

    今の時代何が起こるか分かんないんですよ!

    アホみたいに、のほほんと生きていちゃだめですよ!!」

西尾 「カイン。俺は馬鹿ではないし、アホでもないよ。

    リアルお父さんですし、娘の事もちゃ」

水口 「神月さん。まだ、かぐやちゃんは、神月さんの娘の可能性は無いに

    等しいんですよ。

    もし、本当に神月さんの子供かどうかはDNA型の鑑定をすれば

    分るでしょうがぁ~どうなんでしょう?」

カイン「DNA鑑定か・・・何年か前に小澤さんもやっていたなぁ~

    それではっきりさせましょうよ!!」

水口 「ただ、今回のケースでは、かぐやちゃんをかぐやちゃんだと?

    証明する物が何もないじゃないですか?分りますか?

    今現在、かぐやちゃんの戸籍も分らないし、

    そんな子は鑑定してもらえないんじゃないですかねぇ~」

カイン「・・・・・・」

水口 「現状、平たく言えば、かぐやちゃんは、神月さんが拾った、

    捨て子と一緒なんです。

    だから、取敢えず、警察に相談して、母親なり、身内なりを

    探してもらわなければならないと思うんです思うんです」

カイン「捨て子って・・・酷くないですかぁ・・・

    あんな可愛い捨て子なんていますかぁ?」

西尾 「捨て子って言っちゃうと、響きは良くないけど、

    捨て子だって可愛い子はいるだろ!!」

水口 「神月さん、昨日話をしてから私なりにちょっと調べてみたんですが、

    捨て子の場合は、先ずは警察に連れて行き親を探してもらう。

    誘拐の可能性もあるので、先ずは警察に届けるのが先決です。

    その後、親が見つからない場合は、福祉施設等で育てられる可能が高い。

    その子を養子に迎えたい場合は、養子縁組または特別養子縁組の対応が

    必要になります。

    その場合、その子の代理人である福祉施設等が応じなければならないし、

    裁判所の許可も必要となります。

    だから、本当に神月さんが、かぐやちゃんを育てたいなら、

    それなりの手続きをしなければならないわけです」

カイン「それにはどれぐらいの時間が掛かるんですか?」

水口 「そこまでは分かりません」

カイン「今日連れて行ったら、今日中には連れて帰れますか?」

西尾 「そりゃぁ~無理だろ!携帯の機種変じゃないんだからさぁ~

    今日行って今日持って帰るみたいな事は出来るわけないでしょ。

    少なくても数週間?いや数か月はかかりそうじゃない?」

カイン「西尾さん!マジでイラッときたんでぶん殴ります」

西尾 「何でよぉ~!!」

カイン「俺の大切なかぐやちゃんを・・・携帯の機種変?一緒にすんな!!」

西尾 「分かり易く言っただけじゃん。

    カインが今日の今日なんて、ありえない事を言うからさぁ~」

カイン「西尾さん。大事な話をしているんですから、ちょけた事を言ったら、

    マジでやりますからね!!気を付けて下さいね!!」

西尾 「何で俺が怒られるの?カイン、何か俺にだけ当たりが強くない?」

水口 「現状、何にもかぐやちゃんの手がかりは無いわけですし、

    さっきもお話したように、誘拐の可能性もあるんです。

    その場合、神月さんが連れていたら、

    ご自身が誘拐犯になってしまう可能性もあるんですよ。

    弊社としては、神月さんを犯罪者にするわけにはいきません」

西尾 「その通り。カインは、今日もそうだけど、仕事がどんどん

    入って来ているんだよ。

    今年の〈1440分TV〉も決まったし、もうすぐ衣装合わせや、

    リハとか始まるんだからさぁ~

    ここで変なプライベートのトラブルはまずいんだよ!!」

カイン「〈1440分TV〉?初めて聞いた」

水口 「すみません。ちょうど昨日なんですが、最終の打合せがあって、

    本決まりしたばかりなんです」

カイン「ギャラは発生するんですか?」

西尾 「そりゃ~ギャラ出るよぉ~いくらか知りたい?」

カイン「ノーギャラじゃなきゃ出ませんよ!!」

西尾 「えっ?何で?何でノーギャラなの?」

カイン「あの番組は、チャリティーでしょ。

    全国の方々から大切な募金を募っているのに、

    なんで出演者がギャラ貰うんですか?

    それにあの番組に出るだけで好感度が上がるんだから、

    ギャラなんて必要ないじゃないですかぁ!!」

水口 「それは出来ません。絶対に出来ません。

    神月さんがそんな前例を作ってしまったら、

    他の事務所からとんでもなく怒られます」

西尾 「カイン、メイン処はガッツリ貰う。その他出演者もしっかり貰う。

    プロなんだから当たり前じゃない。

    プロとしてしっかり感動的に演じる。

    そぉ~ゆぅ~番組なんだから、一人だけはみ出した事したら駄目だよ」

カイン「しょうもな。だったら俺が貰うギャラをそのままそっくり、

    チャリティーに回せば良いのかぁ!

    あの番組は金の為にやるような、そんなゲスイ番組じゃない」

水口 「神月さんがその様にしたいなら、良いと思いますが、

    決して共演者の方々やスタッフさんにも今の様なお話は

    絶対にしないで下さいね!」

西尾 「カインのそういう熱い所っていうか、真面目な所は、

    すごく大事だと思うし、素晴らしいと思う。

    けどね、皆がそんなチャリティー精神でやってないんだから、

    そぉ~ゆぅ~体で皆ウインウインでやってんだよ。

    それが習わしだからね。

    一人だけ正義感をかざしちゃだめだよ。

    逆に偽善者扱いされちゃうよ」

カイン「しょうもな」

水口 「その話は、ここまでにして本題に戻りますよ。

    今回の場合、確かに、もしかしたら、捨て子とはちょっと違うとは

    思いますが、事件性を考えて、一度警察に相談しに行きましょう。

    その対応次第ではありますが、

    仮に仮にですよ、事件性が無くて、

    こちらで心当たりを探して下さいと

    言われるかもしれないじゃないですか」

カイン「そぉ~なったら、一緒に居られるって事ですか?」

水口 「そうですね。すべては警察の判断によりますけど、

    その可能性もあるかもしれません」

カイン「百歩譲って一応警察にかぐやちゃんを連れて行って、

    事件性が無いと分ったら、

    すぐさま、こちらでもっと探してみますと、

    二人とも一緒に強く言ってくれますか?」

水口 「分りました」

西尾 「睨むなって!分ったよ」


♪ふぇんふぇんふぇん♪


カイン「あっ!かぐやちゃんがおちたぁ!!今行きまちゅよぉ~!」


あらあらあらぁ~

おちてたのぉ~

オムチュかちらぁ~?

ちょっちぃみちぇてねぇ~

あれぇ~うんちちてたのかぁ~

気持ち悪かったでちゅねぇ~

ごめんねぇ~

キレイキレイちまちょうねぇ~

色は大丈夫そうでちゅねぇ~

いっぱいちてくれてありがとうごじゃいまちゅ♡

はい、ちゅっきりちまちたねぇ~♡

やだぁ~その微笑みはなにぃ~???

ダイヤモンドなんか比べもんにならない輝きでしゅねぇ~♡

パパ眩しすぎてぇ・・・

もぉ~目が開きまちぇん♡

ちゅごいねぇ~!!

またまた素敵なプレゼントを頂いちゃいまちたねぇ~!!

感謝・感激・パパ・嬉し♡


西尾 「すいませぇ~ん。カイン!お楽しみの所、申し訳ないんだけどぉ・・・

    こっちもまだ話が終わっていないんで、いいですかぁ~?」


カイン「かぐやちゃん、ごめんねぇ~何か気持ち悪い声が聞こえたねぇ~

    嫌だねぇ~きょわいねぇ~」


西尾 「カイン!!聞こえているよ!!早く来い」   


カイン「かぐやちゃんごめんねぇ~うるさいの片付けてくるからぁ~

    ちょっと待っててねぇ~アイチテルよ♡」


カイン「なんですか?」

西尾 「かぐやちゃんは気絶していたわけじゃないよね?」

カイン「はい?」

西尾 「なんか、おちてたって聞こえたから、気絶していたのかと思って」

カイン「・・・・・・」

西尾 「無視?無視はあかん!!

    だって、今まで聞いたことないトーンと言語が聞こえたから、

    こっちだってびっくりしてんだよ!!何か大丈夫???」

カイン「大丈夫ってなんですか?」

西尾 「だって豹変ぶりが凄過ぎて・・・

    あっ!でもそこが神月カインのアレだもんね!!

    やっぱりお前は凄いね!!」

カイン「何を言っているのかさっぱりわかりません」

水口 「その辺にして、神月さんはそろそろ出る準備をして頂けますか?」

カイン「もぉ~行くんですか?

    あと1時間ぐらいしたらミルクをあげなきゃいけないんですよねぇ~」

水口 「作って持っていけば良いんじゃないですか?」

カイン「ちょっと考えたんですけど、かぐやちゃんを警察には届けないで、

    こっちサイドで暫く母親を探すっていうのもありじゃないですか?」

水口 「えっ?どういう事ですか?どうやってですか?」

カイン「流石に昨日の今日なんでテンパってましたが、俺も冷静になって、

    かぐやちゃんの母親候補を探してみますし、

    マンションの防犯カメラとかを見せてもらえば、

    何か探すためのヒントが映っているかもしれないじゃないですかぁ~?」

西尾 「なるほど、確かに昨日の今日だしなぁ~」

水口 「でも、今日だってこれから、衣装合わせですし、暫くオフは無いですよ。

    かぐやちゃんはその間どうするんですか?」

カイン「ベビーシッターを頼んで、現場で見ていてもらうとか?」

水口 「現場に連れて行くのは駄目に決まっているじゃないですか!!

    一斉に質問攻めにあいますよ!!」

西尾 「それは、ダメダメ!大騒ぎになっちゃうから、

    それだけは勘弁してくれ!」

カイン「じゃ~どぉ~しろっていうんですか?身内にいきなり事情を話して、

    かぐやちゃんを見ていてもらうのも・・・説明がめんどくさい・・・」

西尾 「事務所で、誰か手の空いている人いないか聞いてみるか?」

カイン「男は駄目ですよ!絶対!!」

西尾 「えぇ~~~女性縛り。どぉ~だろうか・・・

    誰か、心許せる女友達とか居ないの?」

カイン「飲み仲間とかはいるんですけどねぇ・・・信頼できる人はぁ・・・

    ミサキちゃんマネが居ればなぁ・・・まだ連絡付かないんですか?」

西尾 「そぉ~なんだよ、突然4月に一身上の都合で退職させてほしいと

    辞表を持ってきて以来、

    連絡が全くとれてないんだよなぁ~」

カイン「ミサキちゃんマネなら、かぐやちゃんを身ごもったであろう人との

    接触が分る、何らかの手がかりがあるはずなんですよねぇ・・・

    あの頃は何から何まで、プライベートまで、

    まかせっきりだったからなぁ・・・

    何とか探せないですかねぇ~?」

水口 「当たってみます」

西尾 「俺も社長も皆で引き止めたんだよ!相当説得したしたんだけどぉ・・・

    何か優しい微笑みを残して去っていったなぁ~」

カイン「西尾さんが何でもかんでも、ミサキちゃんマネに全部押し付けていたのが

    悪いんじゃないですか?

    そぉ~だ!パワハラだぁ!!」

西尾 「めったな事を言うなよ!何でもかんでも押し付けてなんかいません。

    やってくれちゃうんだもん。

    カインの事に関しては、全てミサキが把握していたし、

    俺が変に口だそうものなら、ハッキリ拒否られたよ。

    完璧だったからなぁ~

    カインの方こそ呑みつぶれた後の介抱とか猫の世話とか身の回りの事とか

    全部させていたじゃん!!

    あれって業務じゃないからな!!」

カイン「ミサキちゃんマネは優しいんですよ。本当に優しい。

    年下なのに一緒に居るとお母さんのお腹の中にいるみたいで

    安心するんです。

    それに俺がここまで俳優としてやって来られたのも、

    100%、ミサキちゃんマネのおかげなんで感謝しかないです」

西尾 「そぉ~だよな、今は水口と三人で頑張っているけど、

    当時はミサキと三人で、ずっとやってきたもんな!!」

カイン「・・・」

西尾 「どぉ~した?」

カイン「今は、水口さんがよくやってくれているから助かっています。

    けど、今みたいに仕事が全く無くて、

    オーディションにも落ちまくっていた時は、

    西尾さんは挨拶をしても全く返えしてくれなかった。

    完全にシカトだったじゃないですかぁ~

    ミサキちゃんマネとコツコツ地道にやって、

    やっと大きな舞台で主演を張らせてもらってからです。

    西尾さんが掌を凄い勢いで返してきたの。

    急にカインなんて下の名前で呼んできたし・・・

    今の俺があるのは全部ミサキちゃんマネのおかげです。

    西尾さんはマジで全く関係ないですから」

西尾 「いやいやいや、そんな事ないでしょぉ~シカトなんかしてないしぃ~

    いっつも、ミサキとカインの事を相談しながらサポートしてきたよ!!」

カイン「・・・・・・」

西尾 「無視?無視は」

水口 「いろんな禍根はあるでしょうが、今は置いときましょう。

    ミサキさんとは何とか連絡をとれるように尽力します。

    取敢えず、まずは警察に相談に行きましょう」

西尾 「禍根とか無いから!なぁ~カイン?」

カイン「警察は必要ですか?どっちみち俺が育てるんだから、

    問題ないんじゃないですか?」

水口 「いやいや、先程もお話したように、

    事件性が無いかの確認には行きましょうよ。

    捜索願とか出ていたら困りますし」

カイン「えぇ~~~~~~~」

西尾 「色々言いたい事はあるけどぉ・・・置いときます。

    風邪とか引いたり、病気になった時とか、

    医者にかかるんだって全部実費だし、

    色んな予防接 種とかいっぱいあるんだぞ。

    保育園や幼稚園とか小学校に上がるんだって、

    無戸籍状態だと難しいんじゃないの?

    現に無戸籍って事は、無国籍って事だし、

    日本人ではないって事だからね。

    かぐやちゃんが可哀想でしょ?」

カイン「・・・・・・」

水口 「まず、事件性が無い事だけでも確認して、

    こういう場合はどうしたら良いかの

    アドバイスを貰いに行きましょう。

    社長も事件性を心配されていて、

    でも神月さんの意見を尊重するようにと

    重々言われております。どうですか?」

カイン「・・・分りました」

西尾 「水口のいう事は聞くの?カイン、ぶっちゃけぇ・・

    俺の事嫌いなの?ねぇ~?」

カイン「・・・・・・」

西尾 「やっぱり言わなくて良い。傷つきそうだからやめとく・・・」

水口 「では準備をして出ましょうか。早いに越した事はないですからね」

カイン「・・・分りました。オムツを替えて、準備するんで待っていて下さい」

水口 「お願いします」


あらぁあらぁ~

ちとりであちょんでたのぉ~

かぐやちゃんはえらいねぇ~

手って見てたのぉ~

パパにもみちてぇ~

あらやだぁ~!

もにゅもにゅねぇ~

メロンの肉球も、もにゅもにゅだったけどぉ~

かぐやちゃんの手っても、もにゅもにゅねぇ~♡

あらあらあらぁ~

またもやナイススマイル♡

このスマイルを世界中に撒き散らしたいわぁ~♡

そぉ~すれば絶対に戦争なんて起きっこない!!


スマイルスマイル~ かぐやちゃんのスマイル~ 

スマイルスマイル~ かぐやちゃんのスマイル~ 

エンジェルスマイル か ぐ や チャチャチャ  

フェアリースマイル か ぐ や チャチャチャ 

スマイルスマイル~ かぐやちゃんのスマイル~ 

スマイルスマイル~ かぐやちゃんのスマイル~ 

ビーナススマイル  か ぐ や チャチャ」

西尾 「カイン!!何してんの?居るよ!待ってるよ!忘れないでね!」


カイン「いやねぇ~デリカシーのない人ってぇ~大っ嫌い!!

    親子のダイヤモンドタイムを邪魔する奴はぁ~

    両の鼻の穴にメロンのうんちを詰め込んでやりたいわぁ~!!」


西尾 「カイン聞こえているよ!凄いねぇ~俺へのディスリは止まらないねぇ~

    もぉ~慣れたよぉ~急いでねぇ~」


カイン「キモ!!」


水口 「タクシーを下に待たせているんで、すみませんが急ぎでお願いします」


カイン「はい」

西尾 「カイン!ずりぃ~よ!俺の話もちゃんと聞いて!俺だって」


カイン「西尾さん静かにして下さい!かぐやちゃんが怖がるでしょ!!

    もう口開かないで下さいね!!」


西尾 「何で?あっ!かぐやちゃん!!見して見してぇ~!!」

カイン「駄目ですよ!!何考えているんですか?

    センシティブなんですから可哀想!!」

西尾 「何が可哀想なわけ?抱っこさせてよ!!」

カイン「絶対に嫌だ!!水口さん、タクシーもう一台呼んで下さい!!」

水口 「どうしてですか?」

カイン「西尾さんと、かぐやちゃんを一緒にさせたくないんです」

西尾 「何で、何でそんなに嫌っているの?教えて!謝るよ!

    俺が悪いなら謝るよ!」

カイン「・・・・・・」

水口 「すぐには難しいので、すみません。西尾さんは後から着て頂けますか?」

西尾 「えぇ~~~~マジでぇ~~~うそん?」

水口 「お願いします。神月さん変装はちゃんとして頂きましたね。

    では行きましょうか」

カイン「はい」

西尾 「カイン、落ち着いたらちゃんと腹わって話そう!!これは駄目だ駄目だ!

    マズイマズイ!!」

カイン「西尾さん早く出て下さい」

西尾 「・・・・・・はい」


かぐやちゃんごめんねぇ~

ビックリちたよねぇ~?

大丈夫よぉ~

パパがいるからねぇ~

はやくちゃちゃと済ませてお買い物に行かなきゃだもんねぇ~

まずはベビーバスとぉ~

ベビーベッドとぉ~

ベビーカーとぉ~

おもちゃもいっぱい買おうねぇ~

あとぉ~可愛いお洋服もいっぱい買ってぇ~

かぐやちゃんは何色が一番似合うかちらぁ~?

9月の誕生色は青色なんだってぇ~

誕生石はサファイアです。

9月の誕生花は「リンドウ」花言葉は、正義・勝利・誠実。

星座はおとめ座だもんねぇ~

えぇぇぇぇぇ~

かぐやちゃんはおとめ座の女ですねぇ~

おとめ座の女は魔性の女!

かぐやちゃんは魔性の女!!

パパの心を弄ぶ魔性の女!

パパを虜にさせる魔性の女!!

やだぁ~きょわいぃ~!!

アイラービュー♡


ちゅっちゅっちゅちゅちゅ

ウインターパーティー

ちゅっちゅっちゅちゅちゅ

パパを虜にしちゃうわぁ~

ちゅ♡








【竹取物語】


昔々のある日、竹取の翁が竹藪の中に光り輝く竹を見つけた。

その竹を割ると、その中には小さな女の子の赤ん坊がいた。

その子を家に連れて帰えった。

翁夫婦はその子に「かぐや姫」と名付けて大切に育てた。

驚く事に、かぐや姫はたった3ヶ月で年頃のとても美しい女性へと成長した。

するとその美貌が世に広まり多くの男性たちから求婚を求められた。

しかし、かぐや姫は男性たちに無理難題をだす。求婚者たちは難題に挑戦するものの、誰一人として達成する事が出来ず撤退していった。

かぐや姫の噂は帝の耳にまで届いた。帝でさえ求婚するも、かぐや姫は断った。

ある日、かぐや姫は自分が月から来た事、そして月に帰らなければならない事を翁夫婦にうちあけた。

翁夫婦は必至で引き止めるものの説得は出来なかった。

かぐや姫は翁夫婦に感謝の気持ちを述べ、不老不死の薬を残し、十五夜の晩に迎えに来た天の人々と共に月の世界に帰っていった。


『竹取物語』は現存する日本最古の物語と言われている。

それは日本最古のSFだともいえる。

主人公であるかぐや姫は、月からやってきた存在、つまりは宇宙人ではないかとも考えられる。

当時の人達にとっては、月とは、あの世、または天国である。その様にとらえられていたのかもしれない。

当然、宇宙という概念など持ち合わせてはいない為、宇宙人がいるという思考はない。

だとすると、かぐや姫は天から舞い降りた天女と捉えられていたのかもしれない。

竹取物語の作中から読み問いても、かぐや姫は到底この世の物とは思えない、人間ではないと捉える方が自然である。

よって、月からの使者。月の住人。つまり宇宙人ではないかと考えられる。

月の使者が、何の目的で地球に現れたのだろうか?

一説によれば、月で犯罪を犯した者を地球へ送り落とす、島流しの様なものとも言われている。

しかし、月より盛大な迎えが来たと記されている文献もある事から、罪人をわざわざ迎えに来る事の違和感は隠せない。

もしかしたら、かぐや姫の発見された竹藪は、月と地球を繋ぐワープゲートなのではないだろうか?

かぐや姫には、地球で何かミッションが与えられていたのではないだろうか?

ミッションがあったとして、それをクリアーしたから迎えに来たのか?

それともクリアーできなかったから迎えの来たのか?

どちらにせよ月にとっては必要な人物だったのではなかろうか?

そして不老不死の薬とはいったい何だったのだろうか?

謎はまだまだ深まるばかりである。


という考察をしてみた。























水口 「神月さん、神月さん、起きて下さい!着きましたよ!!」

カイン「・・・・・・」

水口 「西尾さんが着いたら、先ずは私達で行ってまいります。

    神月さんとかぐやちゃんは寒いので、

    前の喫茶店で一度お待ち頂ければと思います」

カイン「・・・・・・」

水口 「大丈夫ですか?大変ご心配だとは思いますが、

    なるべく良い方向に進むように最善を尽くしますので、

    気持ちを落ち着かせてお待ち下さい」

カイン「・・・・・・」

水口 「お疲れですよね?昨日から怒涛の一日をお過ごしになったんですもんね!

    突然の子育てなんて、私にはまだ子供はおりませんが、

    想像が出来ませんよ。

    神月さんはやっぱり凄いです!!」

カイン「・・・・・・」

水口 「西尾さんが着きしたね。では事情を説明したらお呼びします。

    かぐやちゃんと待機していて下さい。お願いします」

カイン「・・・・・・」









かぐやちゃん


かぐやちゃんはぁ・・・


もしかしたら本当に月から来たんですか?


宇宙人ですか?天女ですか?


それなら警察に届けたってしょうがないよねぇ?


でもぉ・・・大きくなったらぁ・・・


お空に月に帰っちゃうんですか?


パパを置いてぇ・・・月に帰っちゃうんですか?


それだけは絶対にやめて!!


本当に本当にそれだけは駄目だよ!!


もしもぉ・・・もしもだよ


月に帰らなければならなくなったらぁ・・・


パパも連れてってね!!


駄目だって言っても絶対に付いていくからね!!


どんな宇宙人が来たってパパは負けない!!


もぉ~離れないんだからね!!


いや、離れられないんだからね!!


ずぅ~とずぅ~とずぅ~と一緒だよ!!


水口 「神月さん、お待たせしました。今事情を説明してまいりました。

    察の方で詳しくお話を聞きたいとの事なので中にお願いします」

カイン「・・・・・・」

水口 「西尾さんが一連の説明はしてくれております。

    捜索願いが出ている赤ちゃんがいないかの

    確認もしてもらっています」

カイン「・・・・・・」

水口 「ご心配でしょうが、私達も全力でサポート致しますから、

    神月さんから状況をご説明して下さい」

カイン「・・・・・・」

水口 「え!神月さんどこ行くんですか?

    え?え?ちょっと待って下さい!!

    駄目ですよ!

    戻って下さい!!

    西尾さんを呼んで来ないと!!

    神月さん!!神月さん!!

    戻って下さい!!

    神月さぁ~~~~~ん!!

    もしもし、西尾さん、神月さんが神月さんがぁ・・・・・・」






















あ!!

雪だ!!

本当に降ったねぇ~!!

二人での初雪だねぇ~

初雪記念日だねぇ~

ちゅめたいねぇ~!!

綺麗だねぇ~!!

ちゅもるかなぁ~?

ちゅもったら雪だるまちゅくろうねぇ~!!

パパうさちゃんもちゅくれるよぉ~!!

笑ってるねぇ~!!

うれちいのぉ~?

パパもうれちぃ~♡

こんな幸せな瞬間を

絶対に忘れないようにしなくちゃね!!


パパはまだ《かぐやちゃん日記》書いてなかったね。


かぐやちゃんとの出会いから書き留めていくよ!!


かくやちゃんに起こった事を書き留めていくよ!!


かぐやちゃんがしてくれた事を書き留めていくよ!!


かぐやちゃんの変化を書き留めていくよ!!


かぐやちゃんの成長を書き留めていくよ!!


かくやちゃんの行動を書き留めていくよ!!


かぐやちゃんのしぐさを書き留めていくよ!!


かぐやちゃんが目にしたモノを書き留めていくよ!!


一生忘れないように、かぐやちゃんの全てを記録していくよ!!


《かぐやちゃん日記》


かぐやちゃんと初めて会ったね!!神様からの誕生日プレゼントかな?

                        ありがとう!!愛してるよ♡


ミルクの一気飲み!名人芸ですね!!       ありがとう!!愛してるよ♡


一日、三回もウンチしてくれたね!えらいねぇ~!!ありがとう!!愛してるよ♡


寝返りが打てるようになったね!! すごいぃ~!!ありがとう!!愛してるよ♡


ずり這いが出来るようになったね!!       ありがとう!!愛してるよ♡


こんなに神々しい笑顔の赤ちゃんを見た事がありません!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


ハイハイが出来るようになったね!!       ありがとう!!愛してるよ♡


完全に物を把握して見えるようになったね!!パパですよ!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


離乳食始めました!美味しかったかな?      ありがとう!!愛してるよ♡


にゃ~にゃんのぬいぐるみ絶対に離さなかったね!!ありがとう!!愛してるよ♡


いっぱい、いっぱい、お熱出ちゃったね。。。ごめんね。。。   愛してるよ♡


同じアニメをもぉ~何十回観てるの?今日も観るの?ありがとう!!愛してるよ♡


一歩、一歩、歩けるようになったね!!      ありがとう!!愛してるよ♡


はじめて、しゃべった言葉がパパだったね!!心臓が数秒止まったよ!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


やっぱり、にゃ~にゃんが好きみたいだね!!   ありがとう!!愛してるよ♡


男の人見ると泣くね!ナイス!          ありがとう!!愛してるよ♡


はじめてプール入ったね!!泣かなかったね!!凄いね!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


走れるようになったね!!早いね!!凄いね!!  ありがとう!!愛してるよ♡


分かんない・・・怒らせちゃったね。。。ごめんね。。。     愛してるよ♡


ちゃんとパパを認識して、パパって言ってくれたね!!

涙が止まらなかったよ!!            ありがとう!!愛してるよ♡


おはようって言ってくれたね!!おはよう!!   ありがとう!!愛してるよ♡


呼ぶと満面も笑みで走ってきて抱き着いてくれるね!!

パパはキュン死してしまう♡           ありがとう!!愛してるよ♡


今日から保育園だね!笑顔でバイバイしてくれたね!

パパは涙でバイバイしたね・・・         ありがとう!!愛してるよ♡          

                        

はじめて、パパの絵を描いてくれたね!!     ありがとう!!愛してるよ♡


パパの腕の中で眠るかぐやちゃん。時が止まってくれないかなぁ~♡

                        ありがとう!!愛してるよ♡


お唄が上手に歌えたね!!            ありがとう!!愛してるよ♡


靴ひもを一人で結べたの?凄いね!!       ありがとう!!愛してるよ♡


英語を喋っているね!!凄いね!!        ありがとう!!愛してるよ♡


ダンゴムシを引き出しで飼育するのはぁ・・・・・・ありがとう!!愛してるよ♡


クリスマスプレゼント、それが欲しいて言っていたから・・・

ブームが去ったのね・・・            ありがとう!!愛してるよ♡


パパにお誕生日のカードを書いてくれたね!!本当に嬉しすぎる!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


ジャングルジムの上で踊っているんだってねぇ・・・ありがとう!!愛してるよ♡


保育園も卒業だね!!パパありがとうって言ってくれたね!!

またまた涙が止まらなかったよ!!   こちらこそありがとう!!愛してるよ♡


ピカピカの一年生だね!!ランドセルが、ちょっと大きいね!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


将来の夢が人魚姫なの?ちょっとブレるねぇ・・・ ありがとう!!愛してるよ♡


学校で好きな子が出来たってね!!・・・・・・・        愛してるよ♡


どうやったら空を飛べるようになるかって?飛べるって信じる事かな!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


泳ぐのが上手になったね!!           ありがとう!!愛してるよ♡


バスでお婆さんに席を譲ったね!! 大好き♡   ありがとう!!愛してるよ♡


初めてのお泊りだね!!さみしいよぉ・・・・・・・       愛してるよ♡


どうせパパはあたしの事大好きなんでしょ!って言ったね!!

おっしゃる通りです!!             ありがとう!!愛してるよ♡


ケガしたの?!誰にやられた?パパがぶちの 転んだの?病院行く?愛してるよ♡


運動会頑張ったね!足が凄く速くなったね!!   ありがとう!!愛してるよ♡


山が有るのに山梨県って、おかしい? ねぇ~~~ ありがとう!!愛してるよ♡


学芸会で、かぐや姫に選ばれたね!!びっくりしたよ!!凄いね!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


パパにお料理作ってくれたの!!涙が・・・美味しいよ!!

ちょっとしょっぱい・・・            ありがとう!!愛してるよ♡


随分と月に執着するねぇ・・・やっぱり???   ありがとう!!愛してるよ♡


小学校卒業だね!!おめでとう!!とってもとっても頑張ったね!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


中学入学だね!!セーラー服きゃわいいね!!おめでとう!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


何か反抗期チックになっちゃったねぇ~それもまぁ~ありがとう!!愛してるよ♡


英検2級取れたね!!凄いね!!おめでとう!!  ありがとう!!愛してるよ♡


好きな子がいるんだってね!!ちらっと聞いたよ!!・・・・・・・愛してるよ♡


天文学部の部長になったね!!おめでとう!!   ありがとう!!愛してるよ♡


修学旅行に行っちゃたね・・・さみしいよ・・・         愛してるよ♡


中学卒業だね!!おめでとう!!最後の挨拶立派だったよ!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


海外に留学行きたいんだね!パパも着いていくよ!!ありがとう!!愛してるよ♡


色んな国のお友達が出来たね!!良かったね!!  ありがとう!!愛してるよ♡


ボーイフレンドが出来たってね!!辛いけど、良い子だからぁ。。。愛してるよ♡


毎日、ハグしてくれるね!!           ありがとう!!愛してるよ♡


少子化を自分が食い止めるって?どぉ~ゆう事???ありがとう!!愛してるよ♡


ハイスクールも卒業だね!!おめでとう!!大人になっちゃうんだよね!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


はじめて一緒にお酒が呑めるね!!パパは既にベロベロですよぉ~

                        ありがとう!!愛してるよ♡


彼氏が挨拶に来る?!何で???やっぱりアレ???・・・    愛してるよ♡


彼は本当にかぐやちゃんの事を愛しているの?  そ~なんだぁ~ 愛してるよ♡


え!!もぉ~結婚するの???やだぁ・・・・・・・おめでとう!!

                        ありがとう!!愛してるよ♡


結婚式前にパパは・・・干からびて死んでしまうかもしれないけど・・・

                        ありがとう!!愛してるよ♡


赤ちゃんが!!えぇ!!凄い!!最高!!     ありがとう!!愛してるよ♡





かぐやちゃん 


かぐやちゃん


パパはね


パパはね


ずっと


ずっと


世界で一番!!


この世で一番!!


宇宙で一番!!


あの世でも一番!!


かぐやちゃんを愛してるよ♡


かぐやちゃん!!


かぐやちゃん!!


かぐやちゃん!!


本当に


本当に


パパの娘になってくれて


ありがとう!!


かぐやちゃんに出会えていなかったら・・・


想像するだけで・・・


涙が止まらないよ。。。


本当にありがとう!!


かぐやちゃん!!


かぐやちゃん!!


かぐやちゃん!!


パパは


パパは


かぐやちゃんのいない人生なんていらない!!


最高に幸せです!!


最高にありがとう!!


アイラービュー♡


アイラービューだぁよ♡


アイラービューだぁよぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡



































はぁ~~~ 


はぁ~~~ 


はぁ~~~ 


はぁ~~~ 


はぁ~~~ 


はぁ~~~


はぁ~~~


はぁ~~~


はぁ~~~


はぁ~~~


はぁ~~~


はぁ~~~




ふぅ~~~~~   




ふぅ~~~~~   




ふぅ~~~~~




ふぅ~~~~~




ふぅ~~~~~




ふぅ~~~~~




ふぅ~~~~~




ふぅ~~~~~

































歯の裏が・・・









ザラザラしている。。。






























あっ!! 









かぐやちゃん?・・・・・・






























♪ピンポォ~ン♪
























えっ???























F i n



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