14/30
エッセイとフィクションのはざまで サングラスの人 ①
エッセイとフィクションのはざまで
サングラスの人 ①
いつの時代も
視線が合わない人がいる
まったく見えない
濃いサングラスの人が
昔は失礼だと怒られていたはず
少しずつ広がっていく
かける自由
ぽつりぽつりと言い訳をしながら
偉そうな
視線の見えない人
誰にも迷惑を掛けてないと言いながら
マスクを追加したなら
ただの怪しい人
おしゃれさを演出しながら
譲らない頑固者が
今日も自転車で駆け抜ける
向こう側から
どっちに向かっているのかもわからず
こちらが見えているのかも分からず
太陽から目を守ると言い訳をしながら
真っ黒なサングラスでやってくる
迷惑者の季節が来た
今年も暑そうだ




