表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

〜転生手続き中〜

命を落として、人生を終えたはずの2人。


しかし、目を覚ますと見知らぬ場所にいた。


亜莉奈: あれ、ここはどこだろう?私は確か家に


居て、そこから...そこからの記憶がない?しかも、


なんでここに渚がいるの?渚大丈夫?起きて!


渚: う〜ん、何?ってなんでお姉ちゃんがいるの?


亜莉奈: それは、私のセリフ!というか渚は、病室に


いたはずじゃないの?


渚: 私は、病気が悪化しちゃって、そのまま亡く


なったんだ。それに、私が聞いた話だとお姉ちゃんも


亡くなっちゃったはずだよ。


亜莉奈: そうなの?確かに家に帰ってからの記憶が


無いけど...私も亡くなったの?


渚: とりあえず状況を整理しようよ。ここが


どこかわかる?


亜莉奈: 分からない、しかも私達2人はもう生きてる


はずがないから、ここは現実世界じゃ無い?


渚: 死後の世界とかってこと?じゃあ誰かが、意図的


に私達を呼び出したのかな?


??: ご名答!いや〜やっと気づいてくれた。今から


説明しようと思ってたんだよねー


でも、その前にまずは僕の自己紹介からかな。


僕の名前は「オシリス」こうみえて、神様だよ。


亜莉奈: 全然神様っぽくないし、胡散臭いんだけど。


渚: 私もそう思うけど、話だけでも聞いて 


あげようよ、神様が困ってるよ。


亜莉奈: じゃあ、聞くから手短にお願いね。


オシリス: わかったよ。まず、君達2人を呼び出した


理由は、君達に第二の人生をプレゼントしようと


思ってね。


亜莉奈・渚: 第二の人生をプレゼント?


オシリス: そうだよ、君達の生前の記録を見たんだ


けど、本来君達はこんなに早死にするはずじゃ


なかったんだよ。最長で90歳くらいまで、長生き


するはずだった。それに人生の中で悲惨な事が


多かったから、かわいそうだと思ってね。まあ、


ようするに僕の気まぐれってやつだよ。


亜莉奈: 気まぐれで人の人生を決めないでよ。それに


第二の人生ってことは、私達は別々に生きていかな


きゃいけないの?


オシリス: いや、そういうのは全く無いよ、2人一緒で


大丈夫。そのほうが僕的にも助かるし。


渚: どういうことですか?2人一緒だと何かメリットが


あるんですか?


オシリス: いや、第二の人生を〜なんて言ったけど


つまりそれは「転生」ってことなんだよね。そして、


転生するときはなんと「特権」を選べちゃうんだ!


渚: 特権って具体的にどんなものですか?


オシリス: えっと、君達が次の人生を送る世界では、


みんな生まれつき、「属性魔法」を一つ持ってる


んだ。でも転生者には、それぞれオリジナルの


「固有魔法」をあげてるんだ。あ、ちなみに固有魔法


は属性魔法じゃないから、別名「無属性魔法」とも 


呼ばれているね。転生先の世界では、無属性魔法と


呼ばれている事が多いから、そっちで覚えておいて


ね。


亜莉奈: なんか色んな言葉が出てきてややこしいよ。


もっとわかりやすく言って。


オシリス: まあ、ようするに好きな魔法


を選んでってわけ。2人一緒に選ぶなら、合わせる


ことで相性の良い魔法とかにすればいいんじゃない?


(一斉に決めてくれれば僕も楽だし)


亜莉奈: ちょっと突っ込ませて!私達、違う世界で


生まれ変わるの?しかも、いきなり魔法って何?


オシリス: ちょっと待って、順番に答えるよ。まず、


違う世界に転生させることになったのは申し訳ない。


でも、そういうルールがあるんだよね。「転生させる


ときは生前と同じ世界に転生させてはいけない」って


亜莉奈: そうなんだ。じゃあ魔法って何?なんか


超能力的な感じ?


オシリス: 魔法の説明は難しいけど、代わりに


「属性魔法」と「固有魔法」の違いを教えるよ。属性


魔法は、地水火風のように決まった属性の魔法ね。


それに対して、固有魔法は、決まった属性を持たない


魔法で、どっちかというと概念に近いかな。


渚: 固有魔法はよくわかりませんね。なにか実例は


ないんですか?どういう種類の魔法ですー。みたいな


感じで。


オシリス: うーん、例えば「時間」とか?あ、あと


付け足すと強力な魔法だと制限・代償がつくから気を


つけてね。


亜莉奈: 代償って何?怖いんですけど。一応聞くけど


その時間の魔法を選んだ人はどうなったの?


オシリス: 魔法を使うたびに寿命を削ってたかな。


だから君達には、そんなに強力なやつじゃなくて、


2つ合わせることで、強くなる魔法がおすすめかな。


渚: なら、よく考えないとだね。あと、もう一つ質問


なんですが、魔法って何に使うんですか?日常生活に


使うか、戦闘とかに使うかによって、結構選ぶ基準が


変わると思うんですが。


オシリス: えっと、基本的には日常生活に使ってる人


が多いけど、冒険者とかなら戦闘にも使うかな。


亜莉奈: じゃあ、基本的には日常生活で便利な魔法の


方がいいのかな?でも、全く戦えない魔法だともしも


のことがあったらきついかな?


渚: それなら、私が戦闘で使える魔法で、お姉ちゃん


が便利な魔法でいいかな?


亜莉奈: いいけど、なんでそう考えたの?私が戦闘系


の魔法でもいいと思うけど...


渚: どんな魔法にしたいか決まったの!戦闘で使うと


いうか、防御寄りな魔法だけど...


亜莉奈: どんな魔法か知りたい、教えて!


渚: それは・・・

今回の話はここまで、次回をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ