067話 再び!天使と悪魔
四章は のんびりと投稿していこうと思います φ(・ω・ )かきかき
よろしくお願いします
4-3.再び!天使と悪魔
天使ミネルソフィ 『ミネル。起きなさい、ミネル』
悪魔秋斗 『おーい!寝坊助ミネル~。さっさと起きろ~』
___ん~?あと5分だけ~・・・zzZZZ
天使ミネルソフィ 『起きなさい、ミネル。ミネルってば』
悪魔秋斗 『起きろってばさぁ。つまんねぇだろ~?話そうぜ~』
___んん?なんだよぉ、うるさいなぁ。今、俺は姉さんに言われた乙女ゲームのクリアに忙しんだよぉ~。
天使ミネルソフィ 『もうクリアは終わったでしょ?ほら、起きなさいミネル。もう朝よ』
悪魔秋斗 『寝てたら、また姉ちゃんに〝弟への目覚ましスキル!ジャンピング・シュナイダー〟で押し潰されるぞ。良いのかぁ?』
___はっ!?それは嫌だ!起きますです、はい!
天使ミネルソフィ 『やっと起きたわね、ミネル。調子は良さそうね、よかった。まったく無茶して、この子は』
悪魔秋斗 『はははっ、すっげ~スカッとしたぜ?よくやったな、ミネル!』
___あり?いつかの爆散コンビじゃないっすか。おっひさ~。
天使ミネルソフィ 『ちょ、ちょっとコンビって何よ、コンビって!こんな悪魔と同じ括りに入れないで!』
悪魔秋斗 『え~、ヒドイでやんの~。天使が〝こんな〟とか言っていいのかなぁ~♪俺ってば、ちょ~傷ついたよぉ。慰めてくれ、ミネル~』
___まぁまぁ。でも生きてたんだねぇ、君たち。あんなに華々しく散ったのに。
天使ミネルソフィ 『何言っているの、当然でしょ?だって私たちは貴方が生きてるから存在しているんですもの』
悪魔秋斗 『そうだぜ?俺らはお前自身だからな。だからミネルの事なら何でも分かるぜ?何を考えてるのかも丸見えだ』
___え?何でも?・・・ちょ、ちょ!エッチ!何だよ、それ!スケベ!変態!小林○茶!
天使ミネルソフィ 『ふふっ。ええ、何でもよ。お姉さんのケーキを貴方がこっそり食べちゃった事とか、お姉さんの大事な空手着にコーヒーぶち撒けたのは実は貴方だったとかね』
悪魔秋斗 『あれは笑えたよなぁ。よく飼い猫のせいに出来たな。すげ~ドキドキしたぜ!』
___ごめんなさい。許して下さい。あれは急に飛び出してきたニャロ助が悪いから、俺のせいじゃないです!
天使ミネルソフィ 『でも、ミネル。さすがにお姉さんが買った乙女ゲームの攻略本を汚してしまったからって、ニャロ助君に無理やり爪で引っ掻けさせて破るのは・・・。新しいのを買えばバレなかったのに』
悪魔秋斗 『あぁ、あれね。結局は〝管理不十分〟って事でミネルが怒られたやつだろ?そんで姉への恐怖に怯えて、結局は真実を喋っちゃったんだよな』
___誠実に謝ったのに、人が鬼になる瞬間を間近で見たよ。あれは間違いなく般若に違いない。ああぁ、思い出させないでくれよぉ。
天使ミネルソフィ 『まぁいいわ。それより、ミネル?あなた自分がした事、分かっているの?人が死んでいるかもしれないのよ?あの危険な消滅魔法を使っちゃって、もう!』
悪魔秋斗 『まぁ教会の奴等に一泡吹かせただろうがな。しかし、聖剣がどうなったかは心配だぜ』
___あ、そうか聖剣。大聖堂にあったんだっけ?忘れてた。消滅魔法なんて放っちゃったよ、やばい?
天使ミネルソフィ 『ん~・・でもミネルの消滅魔法は光属性のものだから、光属性である聖剣にはもしかしたら効いてなかったかもしれないわね。あれ一応、神具だし』
悪魔秋斗 『だな。でも怖い事するぜ、ミネルは。聖剣がないと魔王にこの世界を滅ぼされるんだぜ?もっと慎重にしないといけないよな』
___はい、ごめんなさいです。以後、もしかしたら気を付けますので。許してくんろ。
天使ミネルソフィ 『珍しく悪魔秋斗と同意見よ。慎重にね、ミネル。あと、あまり無茶はしないでね?約束よ』
悪魔秋斗 『でも聖剣の事は一応、確認に行かないとな。無事だと思うが、それでも心配な事には変わりねぇし。だっからさ、早く目覚めようぜ、ミネル』
___目覚める?ちゃんと起きて君たちと話してんじゃん。
天使ミネルソフィ・悪魔秋斗 『『これは、ミネルの夢(よ?)(だぞ?)』』
___え、夢?そうなの?俺まだ寝てんだ。
天使ミネルソフィ 『だから早く目覚めて。仲間のみんなが心配しているわよ?』
悪魔秋斗 『だから早く目覚めようぜ。精霊たちが心配してんぞ?』
___そっか なら はやく めざ め な