061話 ◇書きたかった話◇
なんとなーく書きたくなった話です
なんか うん すいません (・・*)ゞ
読まなくとも ほぼ関係ないので
3-21.◇書きたかった話◇
~ジルのお願い ヴァンと親子の会話~
コンコン
「・・・誰だ?」
「・・・俺」
「・・・入れ」
ガチャ
「・・・よく来た」
「・・・ただいま」
「・・・どうした?」
「・・・」
「・・・何かあったか?」
「・・・頼みがある」
「・・・何だ?」
「・・・土地が欲しい」
「・・・何処だ?」
「・・・旧孤児院」
「・・・」
「・・・ダメか?」
「・・・何故だ?」
「・・・欲しいと言われた」
「・・・誰に?」
「・・・子供」
「こどっ!?」 ガタッ
「・・・の友達に」
「・・・そ、そうか」
「・・・ああ」
「・・・」
「・・・」
__10分の沈黙___
「・・・ダメか?」
「・・・許そう」
「・・・ありがとう」
「・・・権利書を作る」
「・・・分かった」
「・・・待っていろ」
「・・・ありがとう」
親子の会話を聞いていたロイドは喜んだ。
「ジル君、会話が少ないヴァンに似すぎていたけど新しい友達が出来たんだなぁ。良かった、良かった」
俺も一瞬、ジル君に子供ができたのかと驚いたけど、その新しい友達は子供なのか。と安心したロイドは部屋から出ていくジルを見送った。
~続!ジルのお願い ヴァンと親子の会話~
コンコン
「・・・誰だ?」
「・・・俺」
「・・・入れ」
ガチャ
「・・・よく来た」
「・・・ただいま」
「・・・どうした?」
「・・・頼みがある」
「・・・またか」
「・・・ダメか?」
「・・・話せ」
「・・・困っている」
「・・・どうした?」
「・・・友達が」
「・・・それで?」
「・・・助けたい」
「・・・どうする?」
「・・・頼む」
「・・・何を?」
「・・・頼む」
「・・・」
「・・・」
__10分の沈黙___
「・・・案内しろ」
「・・・いいのか?」
「・・・許す」
「・・・ありがとう」
「・・・ああ」
親子の会話を聞いていたロイドは困惑した。
「全然、分かんないよ!ジル君の頼み事って何!?この親子は本当に謎だね。しかし、ジル君がそんな真剣にヴァンに頼み事をするなんて珍しい。よっぽどその友達が・・・・ま、まさか女か!?あのジル君にとうとう女が出来たのかい!?これは調査しなければ!」
焦ったロイドだが、そういえば以前にジル君が〝子供〟と言っていたなと思い出して冷静になった。しかし、もしその友達が女の子ならば、それはそれでダメな方へ妄想を膨らましてしまいジルの性癖が心配になった。
だが結局は、ジルの新しい友達が男の子だった事が分かり疑いは晴れた。そして、果物と野菜の買い取り契約が無事に結ばれた。