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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年3月
87/365

【揺花草子。】<その1887:どっちも美味しい。>

 【揺花草子。】<その1887:どっちも美味しい。>


 Bさん「俗に言う『きのこたけのこ戦争』ってあるじゃないですか。」

 Aさん「あぁ・・・あるねぇ。」

 Cさん「ロングセラーの定番お菓子『きのこの山』と『たけのこの里』。

     それぞれの商品のファンがお互いを殲滅せんと血で血を洗う争いを繰り広げ、

     あるいはお互いを蛇蝎の如く忌み嫌い合い、罵詈雑言の応酬を繰り返すのよね。」

 Aさん「いやそんな殺伐とはしてないと思いますよ!!???」

 Bさん「でも中にはホントに『きのこ原理主義』『たけのこ原理主義』みたいな人がいて、

     相手に対して陰湿かつ執拗な攻撃を仕掛ける人もいると言うよ。」

 Aさん「それホント? たかがお菓子の好き好みでそんな人いるの?

     どこソースよそれ?」

 Bさん「確かに、その争いの当事者グループに属してない人にとっては

     どうでも良い事かも知れないけど、最前線に立つ人たちにとっては

     きっと大きな問題なんだよ。」

 Cさん「阿部さんだって自分の嫁を執拗に攻撃されたらイヤでしょ。」

 Aさん「何の話ですか!?」

 Bさん「ともかく、もはや百年戦争の様相を呈し始めた『きのこたけのこ戦争』。

     とは言え、まあ阿部さんも言った通り、だいたいの人はもうネタのように

     『俺はきのこ派。たけのこは滅べ。』とか

     『ドーモ、キノコ=サン、タケノコ派デス。キノコ殺すべし。慈悲はない。』

     とか言ってるだけだと思うの。」

 Aさん「あれおかしいな何らかのスレイヤーさんが混ざってたよ。」

 Cさん「まあある意味アレね、プロレスみたいなものね。ガチンコじゃないやつの。」

 Aさん「あぁ・・・まあ、そう言う感じかも知れない・・・。」

 Bさん「この感覚ってなんかに似てるなーって思って、

     よくよく考えてみたら、ある答えに思い至った。」

 Aさん「ほほう・・・それは?」


 Bさん「ぼくら県民と隣県の県民が

     『芋煮のベースは味噌か醤油か』

     『お肉は豚肉か牛肉か』

     『お芋はジャガイモかサトイモか』

     でお互い言い争う感じに似てるなって。」

 Aさん「すごい腑に落ちる!!!!!」


 実際言うほどこだわりはない。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/03/28.html


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