【揺花草子。】<その1875:存外満足。>
【揺花草子。】<その1875:存外満足。>
Bさん「と・とにかく、まったく話が進んでないけど、ホワイトデーの話題ですよ。」
Aさん「おっおう・・・
(かなり強引に話戻して来た・・・)」
Bさん「ちなみに収録に入る前に中の人は紅茶とマカロンのセットを
くれたと言う前提があります。」
Aさん「あぁ・・・そうだったね・・・。」
Cさん「そう言うあきりたりのラインを躊躇なく踏んでいくところが
良くも悪くもさすがって感じよね。」
Aさん「いや・・・ずいぶん酷い言い方ですねそれ・・・。
怒ってるんですか?」
Cさん「ちがうちがう。
中の人がこんな風にスタンダードでいかにもお返しですって空気で来てるぶん、
阿部さんへのプレッシャーが強まりますねって話よ。」
Aさん「あれ怒ってるのはむしろぼくに対して!!?」
Bさん「それで、阿部さんはぼくらのためにいったい何を用意してくれたのかな?
iTunes Card をコンビニで2万円分ぐらい買って来てくれたのかな?」
Aさん「なんでそんな典型的な詐欺の手法なの。
いや・・・さっきも言ったけどもうある程度プレゼントは
1周しちゃった感が否めなくてね・・・。
クリスマスとかまで含めると、花束とかマグカップとかヘアピンとか、
あと去年のパジャマとか・・・。
他にあるのはもうアクセサリーとか服とか香水とかだけど、
そう言うのって正直敷居高いじゃないですか。」
Cさん「まあ、そう言うのは分かるわ。
もちろんちゃんと自分のこと考えて選んでくれたものなら何でも嬉しいけど、
アクセサリーとか服とかはやっぱり日頃から使えるかどうかは
貰った人に依存しちゃうしね。」
Aさん「そう考えると、まあ、いろいろ難しいんです。」
Bさん「まあ・・・言いたいことは分かる・・・。」
Aさん「せっかくあげるならちゃんと使ってもらえるものがいいと思って。
そうなると、いつも使うものってなんだろうなって考えて・・・」
Bさん「うん。」
Aさん「そんなわけで、これを選びました。」
Bさん「あら。ちゃんと用意してるんじゃん。
開けていい?」
Aさん「も・もちろん。」
Bさん「なにかななにかな〜っ・・・」
Aさん「え・えーっと・・・
今年はおしゃれ包丁セットを・・・。」
Bさん「ほう! おぉ! これはなかなか・・・!」
Aさん「(おっ、思わぬ好反応////)
ホラきみバーキン家のお料理担当なわけじゃん?
とすればキッチンウェアなんかいいんじゃないかなって思って。
フライパンとか鍋とかはもしかしたらこだわりのものがあるかも知れないけど、
包丁はある意味消耗品だし、何種類かあっても邪魔にはならないかなって。」
Bさん「いや、うん!
これはちょっとホントに嬉しいよ!
ちょうどウチの包丁も切れ味が悪くなって来てたとこだったし!」
Aさん「そ・そう?
そう言ってくれると嬉しいけど・・・////」
Cさん「なるほどねぇ。
阿部さんなかなかいいところ突いて来たんじゃないかと思うわよ。
下手にキッチン家電とかだと逆に扱いに困ったりもするからね。」
Aさん「そ・そうですかね。
お菓子作りグッズとかでも良いかなと思ったんですけど、
もういろいろ揃ってそうだしと思って・・・」
Bさん「まあ・・・確かにお菓子作りの道具は一通り足りてるかな。
そう言う意味でも包丁ってすごくちょうど良い!」
Cさん「これからは毎回この包丁を使うたびに
阿部さんにも食べてもらうのを想像しながら料理するってことね。
やるわね阿部さん。」
Aさん「いやそう言う趣旨じゃないですけど!!???////」
Cさん「となると依然として
私に対してのお返しは保留ってことになるわね?」
Aさん「それはカトリーヌさん自身は
料理はしませんって言う宣言になりますけど
それで良いんですか?」
お休みの日はカトリーヌさんが担当。
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