【揺花草子。】<その1858:年年歳歳。>
【揺花草子。】<その1858:年年歳歳。>
Bさん「そんなこんなで気付けば2月も下旬です。」
Aさん「そうだねえ。あっと言う間だねえ。」
Cさん「ライトニングアローの如しね。」
Aさん「なんですその昭和の少年漫画の必殺技みたいなの?」
Bさん「2月が終われば3月ですよ。」
Aさん「そりゃ、まあ、そうだねぇ。」
Bさん「弥生怒ってなんかないですで知られる3月だね。」
Aさん「なにその例え方いる?
その表情硬いのを少し気にしてる駆逐艦の情報いる?」
Bさん「3月となればそろそろ梅桃桜の季節。」
Aさん「うーんどうかな? ぼくらの街じゃ少し気が早いんじゃないかな?」
Cさん「まあ実際そうよね。
梅はともかく、桜は私たちにとっては3月の花と言うよりは4月の花だもの。」
Aさん「そうですねえ。」
Bさん「北海道なんかは4月下旬から5月にかけて梅と桃と桜が
ほとんど同時に咲くらしいよ。」
Aさん「へえ! それはすごい。」
Bさん「そんな春の花の競演を楽しみながら
ジンギスカンを食べるわけだよ道民の皆さんは。」
Aさん「いいだろそれは!
ぼくらが秋になるとやおら川辺に繰り出して芋煮を食べるのだって
他地方の人たちから見ればそこそこに意味不明に映るよ!」
Bさん「もちろん、それは全然構わない。
前にも言ったけどぼくは地域地域の習俗は
地域地域ごとに保存されていて欲しいと思う畑だからね。」
Aさん「はぁ。」
Bさん「まあとにかく春が近づくと花も咲き始める季節ですよと。」
Aさん「まあ、そうだねぇ。」
Bさん「萌える季節ですよと。」
Aさん「いや・・・うん、まあ、そうだねぇ・・・。」
Bさん「最近あんまり『萌える』って
聞かなくなったのが気がかりです。」
Aさん「知るか!!!!!」
移り変わりの激しい世の中。
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