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【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年2月
57/365

【揺花草子。】<その1857:あと徳川とかね。>

 【揺花草子。】<その1857:あと徳川とかね。>


 Bさん「今日は2月26日ですね。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「日本人としてはこの日に何が起こったのかは

     ちゃんと知っておかなきゃいけないよね。」

 Aさん「あー・・・えーと・・日本人云々はまあ置いておいて、

     あれかな、『二・二六事件』のことを言っているのかな?」

 Bさん「そうそう。阿部さんもちゃんと知ってるんだね。」

 Aさん「まあ歴史の教科書で習った程度にはね。」

 Cさん「どう言う事件だったかしら?」

 Aさん「えっと・・・あれですよね、陸軍将校のクーデター未遂。」

 Bさん「まあものすごくざっくりと言っちゃうとそうなっちゃうけど。」

 Cさん「発生は1936年2月26日だから、今から80年余り前ね。」

 Bさん「事件の背景とか原因とかそう言う話をしちゃうと

     いろいろ収まりがつかなくなっちゃうからとりあえずやめるとして、

     将校や下士官を含めて1,500人あまりがクーデターに加担したそうです。」

 Aさん「それはすごい人数だね・・・。」

 Bさん「そして彼らの目的は日本の政治腐敗の病巣と彼らが断ずる中央政府の破壊。

     自分たちの思想と立場を異とする人々を奸賊として断罪して行ったわけです。」

 Aさん「うーん・・・。」

 Cさん「殺害されるときに『奸賊ばら』と叫んだと言う話が有名よね。」

 Aさん「いやそれは違う人ですよね。

     それは幕末の動乱期に京の油小路で斬られた人の台詞ですよね。」

 Bさん「まあともかく、当時の内閣の重鎮たちが次々と殺害されたこの事件。

     この被害者の中には、

     大正年間に総理を務め事件当時は大蔵大臣に任ぜられていた

     ご存知高橋是清がいます。」

 Aさん「ああ、うんうん。聞いたことがある。」

 Bさん「どちらかと言うと金融財政のスペシャリストと言う印象の強い是清。」

 Aさん「そう・・・かも知れない。」

 Cさん「日銀総裁経験者では唯一お札の肖像画になったことがある人なんですって。」

 Aさん「へえ・・・。」


 Bさん「そして趣味は釣りとかカメラ。」

 Aさん「それは演じた人の話だよね?」


 坂の上の。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/02/26.html


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