【揺花草子。】<その1852:ドキュメント2.14 #8>
【揺花草子。】<その1852:ドキュメント2.14 #8>
Cさん「・・・と言うわけで現場に入るや否や
いきなり正座させられてる阿部さんだけれども・・・」
Aさん「この仕打ちはちょっと横暴じゃないですかね!?
ちょっとばかし理不尽なんじゃないかと・・・!」
Bさん「どの口が言うのかな?」
Aさん「(怖っ!!)
い・いや・・・確かに随分遅くなってしまったのは
申し訳なく思ってるけども・・・」
Cさん「随分遅くって言うけど、もう夕方よ?
遅くなるにも程があるでしょ?」
Aさん「だからすみませんて・・・。」
Bさん「それじゃ阿部さんの釈明を聞こうか?
ぼくらが納得するだけの充分にして正当な理由があるんだよね?」
Aさん「えっ・・・あぁ・・・」
Bさん「ないならお前はクビだ。」
Aさん「ちょっと!! 唐突に人事裁量権振りかざさないで!?
いや・・・まぁ・・・その・・・。」
Bさん「なによう・・・。」
Aさん「──あのさ。」
Bさん「うん。」
Aさん「今後はもうこう言うことないようにしようと思う。」
Bさん「何が? 反省じゃなくて遅れた理由を訊いてるんだけど?」
Aさん「だから、その・・・
──ぼくには、向いてないって判ったよ。」
Bさん「だから何が・・・」
Aさん「(・・・)
はい、これ。」
Bさん「なっなに? 貰っていいの?////
あ・ありがとう・・・////
開けていい?」
Aさん「う・うん。もちろん。」
Bさん「・・・////」
Cさん「(わが娘ながらチョロ過ぎて心配になるわ)」
Bさん「・・・これは・・・ココアクッキー?」
Aさん「たかがクッキーを焼くのに
半日も掛かるようじゃ
今後はやめといたほうがいいかなって。」
Bさん「(手作り!!!!!!!!???????)」
まさかのサプライズ。
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