【揺花草子。】<その1838:ピンポイント。>
【揺花草子。】<その1838:ピンポイント。>
Bさん「あと1週間でバレンタインですよ。」
Aさん「おっ・・・あぁ・・・そ・そうだね・・・。」
Cさん「阿部さん準備は抜かりないかしら?」
Aさん「いやぼくが準備する側なんです?
むしろそれはぼくの科白じゃないですか?」
Bさん「おやおや・・・。」
Cさん「あらあら・・・。」
Aさん「な・なんですか・・・。」
Bさん「その
『黙っててもどうせブリジットとカトリーヌさんからは
何かしらはもらえるだろう』
みたいな打算が見え隠れする態度がたいへん腹立たしい。」
Aさん「えっ! ちょっ!!」
Cさん「前にも言わなかったかしら?
阿部さんは自分が恵まれていることを自覚すべきよ。
そしてそれもまた、私たちの温情によって成り立ってることを
きちんと理解すべきだわ。」
Aさん「イヤッ!!
いや・・・まあ、もちろん、とってもありがたいとは思ってますよ・・・。」
Bさん「じゃあ今年はバレンタインなしでも文句はないね?」
Aさん「えっ!!! そ・それは・・・!!」
Bさん「・・・ほらぁー! その貰えて当然みたいな態度!!
そう言うのがダメだって言ってるの!!」
Aさん「あああいや・・・その・・・////」
Cさん「平たく言えばもっとドキドキして欲しいってブリジットは言ってるのよ。」
Bさん「ちょっ!!////」
Aさん「う・あぁ・・・えーっと・・・////」
Bさん「と・とにかく!
阿部さんは気楽に考えてるかも知れないけど、
女の子にとってバレンタインってのはやっぱり依然として大イベントだし
いろいろ大変なんです!」
Aさん「は・はぁ・・・。」
Bさん「例えゴミ箱に捨てるような気分でチョコをあげる相手だとしてもね!」
Aさん「そんな気分でぼくにチョコくれてたの!!? それは凹むよ!!」
Bさん「そんなわけで、ぼくら【揺花草子。】も
都合5回目のバレンタインを迎えると言うことで
いい加減いろいろネタも尽きがちです。」
Aさん「ハッキリ言っていくスタイル・・・。」
Bさん「さっきも言ったけどホント大変なんですこっちは。」
Aさん「は・はぁ・・・。」
Bさん「だからバレンタインのことだけ忘れる
ゆるい記憶喪失になりたい。」
Aさん「縁ちゃんみたいなこと言い出したよこの子。」
記憶操作。
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