表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2017年)  作者: 篠木雪平
2017年12月
350/365

【揺花草子。】<その2150:ブレイク。>

 【揺花草子。】<その2150:ブレイク。>


 Bさん「年の瀬も近いので冬らしいお話をしようと思うよ。」

 Aさん「はぁ・・・。」

 Bさん「あのね、マッチ売りの少女ってあるじゃん。」

 Aさん「ありますねぇ。」

 Cさん「前髪ぱっつんのふわふわブロンドの

     たくさんのバイトを掛け持ちしてる苦学生よね。」

 Aさん「それはシャロちゃんじゃないですか。

     確かに薄幸系美少女ですけども!」

 Bさん「前にも取り上げたことがあったけれども、

     マッチ売りの少女は暖をとるために売り物のマッチを擦って、

     その暖かさの中に幻想を見た。

     そして最後には凍えて死んでしまうと言う結末なわけだけど。」

 Aさん「そう・・・だねぇ。」

 Cさん「当時の都市部にはびこっていた貧困の厳しさを見せつけられる思いね。」

 Aさん「うーん、確かに。」

 Bさん「でも、よく考えてみたら、

     今日び路地裏でマッチなんか擦ってたら一発で逮捕でしょ。」

 Aさん「えっ。

     あ・あぁ・・・確かにそれはそうだね・・・。」


 Bさん「マッチ売りの少女も

     警察のご厄介になれば

     牢獄とは言え屋根付きの室内で

     年を越せたのにね・・・。」

 Aさん「そんな童話の結末いやすぎだけれども!!???」


 悪い見本になってしまう。


----------

「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/12/16.html


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ