【揺花草子。】<その2122:CV。>
【揺花草子。】<その2122:CV。>
Bさん「昨日話した喋る機械の続きだよ。」
Aさん「あぁ、うん。」
Cさん「最近は自販機とか炊飯器とかいろんなものが喋るわねって話よね。」
Aさん「喋るって言っても音声案内ってだけですけどね。」
Bさん「最近はバスも喋るよ。」
Aさん「バスが喋るのは割と昔からだしそれだってただの車内アナウンスだろ。」
Bさん「最近もっぱら話題なのはご存知スマートスピーカーですよ。」
Aさん「あぁ・・・確かに。」
Cさん「アマゾンさんもいよいよ日本で展開を始めたってニュースが流れてたわね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「Amazon Echo に『PS4 の最安値を楽天で探して』って訊いたら
なんて答えてくれるのかな。」
Aさん「いや・・・そう言う燃料投下型のリクエストは
やめてあげた方が良いんじゃないかと思うけど・・・。」
Cさん「この分野は今まさに百花繚乱と言うか、いろんなところがいろんな製品を
開発・リリースしようとしている分野よね。
ご存知アップルさんも HomePod を絶賛開発中だわ。」
Aさん「絶賛開発中ですかね。」
Cさん「絶賛デスマーチ中だわ。」
Aさん「だからなんで言い直すんです!!?
適切に予定通りにプロジェクトを回してるかも知れないじゃないですか!!」
Bさん「アップルさんに限らず、こう言うスマートスピーカーの類は
日本でのリリースは後回しになるケースが多いよね。」
Aさん「確かに、そうだねぇ。」
Cさん「日本語と言う世界の他に類を見ない特異な言語が
開発の壁になっていると想像できるわ。」
Aさん「まあ、それはそうですけど・・・。
でもそれはスマートスピーカー固有の問題と言うよりは、
その入り口である音声認識の問題なわけで。
そしてその分野では Siri さんなり Alexa さんなりと言う実績が
相応にあるわけですし・・・。」
Bさん「それは確かにそうだね。
あともうひとつ課題があるとすれば、やっぱりサービス連携だと思うんだよね。」
Aさん「サービス連携。」
Bさん「例えば、スマートスピーカーを通じて簡単に配車サービスにリクエストできるとか、
喋るだけでピザの配達を依頼できるとかって、
メーカー単体ではできないわけじゃない。
そう言うのはそう言うサービスを提供する企業とともに取り組むべきことだよね。」
Aさん「ああ、なるほど。確かにそうだね。」
Cさん「そこらへんはちょっと日本は立ち遅れている感は否めないかなと思うわ。」
Aさん「確かに・・・。オープン&コネクティブって感じの
サービス展開をやってるところはあんまりない印象かも知れません。」
Bさん「そこに商機を見出すのがぼくだよ。」
Aさん「きみはなんなの商売人かなんかなの?
ちょいちょい商売のタネを見つけて来るけど・・・。」
Bさん「まあいいじゃない。
簡単に言えば、ぼくらもスマートスピーカーに乗っかっていきたいと言う話だよ。」
Aさん「はぁ・・・。
いったいどんなサービスをするって言うのさ・・・。」
Bさん「『〇月●日のエピソードを聴かせて』ってお願いすれば
【揺花草子。】の該当日の話数を
読上げてくれるサービス。」
Aさん「全くニーズがなさそうなサービス!!!!!」
音声合成エンジンを開発しなくては。
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